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『ランプと蔦』;冬の景色

2014-02-10 17:08:57 | 小説家・トーマス青木
(撮影月日)平成26年2月9日
(撮影場所)ご町内;ウオーキングコースにて
(撮影機材)FUJIFILM X20
(撮影者) トーマス青木


 関東地区が大雪に見舞われている頃、すでに当地は雪をもたらす前線から外れ、雪解け2日目に入ったものの、寒さは一段と厳しい一日になった。
 寒い時期のウオーキングは(残念ながら今日的トーマス青木の場合)肺と心臓と脳内血管を害し、へたすると命に差し障る。さりとてこのまま一日過ぎてしまっては運動不足になる。と判断し、気分転換もかねて町内ウオーキングコース(約45分~60分)に出かける。
 本来ならば、気合入れて『歩くこと』に専念するのがウオーキング(というもの)であるけれども、没頭するには条件が悪く、逆に気が散るようにカメラ片手にスタートする。

 せっかくカメラを持ち出したのだから、
 「何かを撮影してみたい……」という意識が働く。
 久しぶりに歩くご町内(Bパターン周回)コースに、「撮影向きのスポットが在ったか無かったか?」等と、あれこれ思い出しながら、坂道を登ること約12~3分間。周遊コースの第一コーナーに差し掛かる。
 「そう、思い出した!」
 このコーナーの外周部分に位置するお宅の壁に蔦(ツタ)が絡まっているのを思い出し、立ち止まって撮影する。

 少しずつ角度や位置や撮影距離を変えながら(全部で)7回シャッターを切った。
 
 カメラは『フジフィルムX20』である。(ズームレンズ28mm~110mm仕様)
 蔦のディテールを写したく、出来るだけ壁部分に接近する。最広角部分(35ミリフィルムカメラ換算で28mm~35mm)を使い、街灯の撮影位置に気を遣いながら、壁(被写体)から約3~4メートルの距離で撮影する。
 
 「そうだ!今から春に向けて、ツタの葉が生え始めるであろう。ならば壁の色が変化する。蔦の這う曲線が変化する」 
 シャッターを切りながら、あれこれ想像する。
 「季節の変り目の様子を観察し、その変わり往く姿形を、楽しみながら撮影してやろうではないか!」

 Bコースは、苦行のウオーキング。
 「ウオーキングを続けるのに、大いなる励みになるぞ、、、」 
  
 

     (投稿:トーマス青木)