Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

カレーの栞:「広島RRホテル」の場合(4/6)

2007-11-18 10:55:15 | 食彩+酒の肴
<添付画像>:広島リーガロイヤルホテル・コーヒーショップにて、

 
 画像上部のグラスに入っている血液色の液体は「トマトジュース」であります。 外食でカレーを食す時、あるいは食したその後には、必ず飲んでおきたい液体なのだ。 カレー風味とは相性良く決してバッティングしない。 栄養学的な目的として、酸性食材且つコレステロールの塊と化したカレールーをアルカリ性と混濁し、この昼食のバランスを可能な限り中性に近寄らせるため、野菜サラダに加えトマトジュースを補っておきたいのである。

 しかし、カレーに直接混ぜ合わせたくない。

 記事書いていて、3年前の出来事を思い出す。
 関西出身の「カチ頭(kachi-atama)料理人」に協力を請い、とあるイヴェントに参加した。 飲食屋台店の500人分のカレーを作ってもらったことを思い出した。 試食した瞬間、口一杯に酸味を感じた。 一瞬、そのカレーは賞味期限を過ぎて腐ってしまったのではないかと思い、同時に試食した友人に尋ねたところ、何と「この料理人はカレーの仕込みの隠し味でトマトソースを使っていましたよ……」と、きた。 我輩は驚いた。 あの時は、富士スピードウエイでのイヴェントで、さぞかし関東一円からお集まりになり屋台カレーを食されたお客様にとっては、酸味残る後味に対し、どのようにお感じになったか? そうか、関西はソース、関東は醤油なのだ。 カレーを食すときの我輩、幼少の折にはソース、最近では気分によって醤油を「香り付け」でかけることあり。 敢えて言えば、隠し味には醤油が良い。と、最近思うようになりました。
 (注釈:kachiatama=石頭or頑固、人の言う事に耳を傾けない人物の頭脳構造を揶揄する)

 「……?」

 「いえいえ、関東と関西を比較しているものではありませんぞ!」

 あくまでも気まぐれな『私的な好みの問題』です……



 さて、前置きが長くなった。

 本論に入り、ホテルレストランのカレーのお話です。

 かくしてスタンダードカレーの具された後、待つこと、おおよそ3分、おもむろにビーフカレーなるもの、出てきた。

 「……?」

 「なんたるちあ?」

 「仮称スタンダードカレーとの違いは、ライスの上にビーフが乗っかっているだけか!?!」

 違いはあるのか!? となると、確かに「違い」はある。

 そして、前回記事のスタンダードカレーと比較し、さらなる違いをご認識頂けるであろう。 つまり、カレーの量がスタンダードのものよりはるかに少量で、「ルーの具」が具体的に認識できない点であろうか。

 これ、ライスの上に乗っかっているビーフは、ミニ・ビーフステーキではないか? 我輩は、当日のお昼ご飯のメニューとして、これだけでも十分おなかいっぱいになる感、なきにしも非ず。

 この画像の有様(arisama)を見ているだけで改めて、何だかおなかがいっぱいになってきた、、、。



                <…続く……


* (連載「カレーの栞」の前回掲載記事は、こちらから入れます……)