「週刊現代」11/7号 歯科医は負け組?

2009-10-28 23:01:30 | デンタルプラザ
今日は好天でしたが、歯科界は曇天?最近雑誌によく書かれていますが、またまた「週刊現代」が書いてくれました。「週刊現代」今週号、「士業」と呼ばれている医者、歯科医、弁護士、会計士の懐具合のぶちぬき10ページ大特集があります。

この中で、われわれ歯科医についての記事はそんなに多くはなかったですが、ここ10年間、年間歯科医療費は2兆5000億円前後で推移していて、まったく上がっていないこと。他方、歯科医の数はここ10年間で1万人も増加。限られたパイ(患者さん)を奪い合う形になっていることを記事は書いてます。この点だけなら歯科医療界全体が「負け組」ですか?

収入が伸びないのを、自由診療特にインプラント治療で補っていると書かれているのは、先にご紹介の「週刊朝日」の記事で3週連続取りあげられていたのと同じです。執筆者もこの辺の事情よく分かっていると思います。情けないけどある真実を語られてます。

歯科の保険診療で、デンタルレントゲン(小さなフィルムで1~2歯を撮影用)がありますが、この費用は20年以上据え置き。パノラマレントゲン(お口全体を撮影用)にいたっては費用がある時期よりそれまでの半分になってます。これらは氷山の一角。まだまだたくさんあります。

このような不当な扱いを受けているのが、今の保険診療での歯科なのです。いやはや雑誌での歯科関連記事を見るたびに、情けなさを覚えますが、歯科医療は再評価されるべきだと思う今日コノゴロです。
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