今月の歯科コラム「構造物(歯科修復物)とメインテナンス」

2018-09-30 22:47:55 | デンタルプラザ
今月9月は台風で始まり台風で終わるということになりました。台風24号950ヘクトパスカルという非常に強い勢力で本州和歌山県に今夜上陸です。ここ四国では台風の進行からして左側でまだ幸いしましたが、午後暴風雨が吹き荒れ今年一番の勢力であることがすぐにわかりました。この時刻になってまだ強風が吹いてますが、雨が止んでいるので少し安心です。明日は台風一過の晴天を期待です。

台風や地震の度にどこかで何らかの被害が出ます。構造物が被害を受けます。台風などのパワーが勝るのか、構造物の物理的な強度などが問題なのかは定かではありませんが、どこかで構造物が壊れています。今回の台風24号では奄美大島で赤灯台が消えてしまったようです。台風によるすさまじい破壊です。

災害が無くても作った構造物はいつか作り変えるか、破棄するかそんな時がきます。少しでも耐用年数を伸ばそうとすれば、きめ細かい定期的なメインテナンスが必要であることは言うまでもありません。

歯科で作製した歯科修復物も同様なことが言えます。人の寿命より歯の寿命の方が短いのです。概ね弱った歯に装着するのが歯科修復物です。そのため構造物(修復物)の寿命も健全な歯より短くなる傾向です。歯科修復物を少しでも長持ちさせようと思えば、やはりメインテナンスが欠かせないと思います。これは鉄則です。

今年本州と四国を結ぶ瀬戸大橋が開通して30年。この瀬戸大橋さていつまで使えるのでしょうか?いつかは作り直すか何かをしないといけなくなります。そのいつかを少しでも先伸ばすためにも、メインテナンスをしっかりしていると思われます。瀬戸大橋が使えないと四国は機能不全になります。ありがたきかな瀬戸大橋です。

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