TPPについて

2011-10-25 22:53:44 | デンタルプラザ
今夜は寒いです。昨夜とは随分違います。これが平年並みということでしょうか。そんな今日は秋の学校歯科健診2回目に行ってきました。今回が春秋通算5回目。一応今年度の歯科健診は終了です。後は学校保健委員会ですが、例年2月に開催されてましたが今年度はなぜか12月開催だそうです。学校保健委員会で一年の学校歯科医のお仕事も一区切りナリ。

歯科のメーリングリストで今、TPP(環太平洋連携協定)の話題で持ちきりです。JA全中(全国農業協同組合中央会)が反対嘆願書国会提出という記事が今日の四国新聞第一面に出ています。医療関係団体も日本医師会、日本歯科医師会が反対を申し出ています。TPPですがアメリカが音頭をとっているもので、幕末の黒船状態のようです。

TPPについて具体的なことがあまり報道されず、一般国民は余り理解していないのではないでしょうか。デンタルメーリングリストでも同様で、医療関係はどのような仕組みになるのか分かってないです。TPPが導入されると、日本の国民皆保険が崩壊して歯科関係では修復治療である補綴治療が保険からはずされるのではなんて議論されてます。

医療に関してですが、アメリカの医療がいいとはとても思えません。映画監督マイケルムーアがアメリカの医療の現状を描いたドキュメンタリー映画「シッコ」がありますが、「シッコ」でもアメリカの医療の貧弱さがわかります。

幕末以来、アメリカが持ち込んでくる案件に本当に日本にとっていいものは余り無いと思われます。幕末に幕府が結んだ不平等条約を解消するのに明治政府は苦心しました。先の不幸な戦争(太平洋戦争)も、イロイロな意見はあるでしょうが、アメリカの対日石油禁輸、鉄禁輸など経済封鎖やイギリスなどとともにABCD包囲網をしかれたためやむ終えず開戦したという側面もあります。

この秋TPPで日本政府はどのように対処するのでしょうか?農業だけでなく、医療についてもTPP参加となればかなりの変革が予想されます。注視していないといけないと思う今日コノゴロです。

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