アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

「マチルダ 禁断の恋」&「サスペリア」来日、マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」鑑賞

2018-12-15 01:01:22 | 日記

「白鳥の湖」見ました!

先週は、なんとなく公私ともにダンスづいておりました。


上映中「マチルダ 禁断の恋」

まずはマリインスキー・バレエに所属していた絶世の美女マチルダと皇帝ニコライ2世の恋を描いたロシア映画「マチルダ 禁断の恋」の来日があり、主演女優さんの通訳。

http://www.synca.jp/mathilde/


妖艶なポーランド人女優のミハリナ・オルシャンスカさん

「ゆれる人魚」というポーランドのホラー・ファンタジー映画に出演していたミハリナ・オルシャンスカさんは、ポーランド生まれ育ちのポーランド人ですが、リトアニアとかチェコとか
ポルトガル、そして今回のロシアなど外国の映画によく出演していて、英語もとても流暢です。バイオリニストになるべく音楽学校に12年間通い、10代の頃に小説を2冊出版したことがある才女。


この映画を見てミハリナさんのファンになったという方が舞台挨拶にたくさんいらっしゃいました。

ミステリアスな瞳の美女ですが、話しだすと笑顔がキュートでフレンドリー。「夫がポーランド人で夏にポーランドに行った」と
私が言うと、たちまち嬉しそうにおしゃべりが始まってしまう、本人は内気だというけれど、気さくな女の子でもあります。


華麗なバレエシーンもたくさん出てきます。

「マチルダ 禁断の恋」は本物の宮殿や劇場などを舞台に、撮影後はあちこちで展覧会として展示されている豪華な衣装や本物の宝石が散りばめられた華麗な世界が広がる中、皇帝と美しい踊り子のドラマチックな恋が描かれるロマンチックで官能的な、見ていてため息が出てしまう映画です。



ちょうどマリインスキー・バレエも東京公演中だったので、「マチルダ 禁断の恋」の資料用DVDを横からチラチラ眺めていた娘が見たいと言い出し、
「白鳥の湖」を見てきました。


ネットより借用。白鳥の湖。

実は、ちょっと前にお友達のお嬢さんがバレエでゲスト出演したビデオを見せてもらい、娘が「バレエ素敵だよね。またやろうかなあ」なんて言っていたところでも
あったのですよ。今まで子供向けの短いバレエは見たことがありましたが、普通のバレエ公演は初めて。長くて飽きるかなと心配しつつ、とりあえず連れて行ってみました。


その気になってます(笑)

第一幕の70分、最後の方娘は「まだ終わらないの?」とかなり退屈していましたが、第2幕は、32回転の黒鳥の踊りなど見せ場が多くて惹きつけられたらしく
「最後まで見る!」と断言し、第3幕でまた少しだけ飽きていましたが、どうにか最後まで見終わり、「他のも見たい!」。ただ、残念ながらこれが千秋楽だったのです。

「この前DVDで見たマチルダは、このバレエ団にいたんだよ」と、カタログに載っていた本物のマチルダの写真を見せると、「へえ、本当はこういう人なんだあ」
と何やら感心したようでした。


その気のまま(笑)。

それほどバレエに興味のない私には、どのダンサーが誰なのか、よくわからないまま(スターダンサーがいるらしいのですが、この日に出演したのかもよくわかっていない)見ていましたが、それでもしなやかな動きのバレリーナたちにうっとりし、男性ダンサーの跳躍には目を見張り、娘より私の方が楽しんだかも(笑)。


来年1月25日封切り、リメイク版サスペリア。

映画と舞台でマリインスキー・バレエを堪能し、クラッシックバレエもいいなあ、なんて思いながら、次にはコンテンポラリー・ダンス満載のリメイク版「サスペリア」のルカ・グァダニーノ 監督の来日取材の通訳をさせていただきました。

https://gaga.ne.jp/suspiria/


公式サイトより借用。

いやあ、なんともはや、すんごいものを見てしまった・・・というのが映画を見た直後の感想(笑)。

とっても怖いのですが、同時にとっても美しくて、オリジナルにあったカルト感というか「キャンプ」感が昇華され、ストーリーもかなり違い、より複雑で重層的です。
監督さんは10代で初めてオリジナルを見てから、ずっとこの映画を自分なりに撮ってみたいと
何十年も頭にあったらしいのですが、リメイクっていうかね、全く違う映画って思った方がいい。


ネットより借用。映画のシーンから。

オリジナルはバレエ学校が舞台ですが、リメイク版ではコンテンポラリーダンスのカンパニーに変わっています。
そしてダンスの重要度がぐ〜んと増し、ダンス自体もとても素晴らしく、ダンスだけの公演を別に開催する話も一時あったらしいです。


「君の名前で僕を呼んで」ああ、大好きだった・・・

この監督、ものすごく大好きだった「君の名前で僕を呼んで」の監督でもあり、また大好きなティルダ・スウィントンが主演の「ミラノ、愛に生きる」や「胸騒ぎのシチリア」の監督でもあるので、お話を伺うのがと〜〜っても楽しみでした!


恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスツリー。

予想はしておりましたが、とても知的で、概念的かつ哲学的なお話をなさる方で、「そこまで深く考えて映画を作っているんだ!」と感銘を受けながら、
必死に通訳しておりました。


これも恵比寿ガーデンプレイス。

私はホラー映画は怖くて普通見ないのですが、これはなんというか、ホラー映画とアート映画の融合したような、なんとも新しい感覚の映画
で、ものすごく怖いけれど、ダンスやトム・ヨークの音楽も含めた美しさが圧倒的で、なんともあとを引く、また見たくなる映画なんですねえ(笑)。

オリジナルのサスペリア・ファンにはもちろん、とはいえいわゆるホラー映画とは一線を隠すので、ダンスや音楽も含め、何か新しい感覚のものを見たい、
という方にオススメです!  


娘が一人で飾りつけしたクリスマスツリー。

さて、街を歩けばクリスマスツリーに当たる季節ですが、我が家にも小さいクリスマスツリーが登場しました。

娘は「サンタさんへプレゼントのお願いをお手紙にしたの。これから郵便でだす」と言いながらも「クリスマスプレゼントには、これとあれが欲しいから、
パパに言ってネットで注文してもらう」などと言い、一体サンタさんを信じてるのか、いないのか、よくわからない発言をしていますが、
何れにせよ、欲しいプレゼントは一貫しています(笑)

果たしてネットでものを見せながら、娘に決めさせるべきか、はたまたなんとなく信じてるっぽいサンタさんにお任せするべきなのか、
あと数日悩もうと思います・・・。