銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

2017-02-22 00:05:20 | さ行
今宵は2011年制作の「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」!
初回限定ホワイト・パッケージ仕様。
ホームズをロバート・ダウニー・Jrが、ワトソンをジュード・ロウが演じるシリーズ第2作目。マイペース系のロバートと冷静沈着なジュードの相反するのに何故か二人で一対みたいな関係が上手く描かれているアクション作品。前作に引き続きホームズ・ビジョンなるシュミレーションとリプレイを織り交ぜたアクション演出に磨きがかかっている。コナン・ドイルの“最後の事件”をベースに脚色しており、前作から1年後の物語としていて、シリーズだが前作との関連性は無く独立した作品。

ロンドンの各地で連続爆破事件が発生し、某国の仕業だとか、アナキストの仕業だとか、憶測が飛び交い人々を恐怖に陥れていた。しかし、ホームズ(R・ダウニー・Jr)は、それらが一人の人物に繋がっていると推察していた。その男こそ表の顔は知的な大学教授、裏の顔は残虐非道な殺人者であるモリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)であった。本来なら相棒と2人で解決に向うのだが、ワトソンは結婚を控えていたため、ホームズは自分ひとりで核心に近づこうとして、逆に命を狙われる羽目になり……という導入。

謎解き要素が減ってしまい、アクションに偏った作りになっているので、若干物足りなさを感じるが、十分見ごたえのある作品で、ロバートとジュードの息もぴったりで楽しめる。宿敵モリアーティ教授との対決は見もので、特にラストのチェスのシーンは謎解きの少なさを補って余りある仕上がりでなかなか見応えがあった。紅一点のヒロイン的位置づけである謎の女占い師シム役にノオミ・ラパスが起用されているが、付属品程度の扱い。
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