銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ゾディアック

2015-05-09 00:15:32 | さ行
今宵は2006年制作の「ゾディアック 特別版」!
1968年から1974年の間にアメリカで発生した連続殺人事件を題材にしたロバート・グレイスミスのノンフィクション“ゾディアック” を原作としたサスペンス。この事件は、現在も犯人不明のまま、未解決である。また、71年のダーティー・ハリーでも“ゾディアック” を犯人のモデルとして描写している。

自らを“ゾディアック” と名乗り、犯人しか知りえない情報を記した手紙が暗号と共に複数の新聞社に送りつけられてくる。しかもその後も殺人や予告の手紙は送り続けられるという事件が発生する。この手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)と同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は異常なまでの関心を寄せ、核心を探るべく殺人課のトースキー刑事(マーク・ラファロ)に近付き……という導入。

犯人探しと言うより、事件に関わる男達の姿を画いたヒューマン・ドラマ的要素が多い作品。未解決事件と知らずに観たので、結構引き付けられて面白かったが、ちょい長いかな。劇中、ダーティー・ハリーの映画封切り場面を入れるなど凝った演出もあったりして、やるな、デヴィッド・フィンチャー監督という感じ。

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