銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

インサイド・マン

2010-09-22 02:51:37 | あ行
今宵は2006年制作の「インサイド・マン」
初回限定アウターケース仕様。
狡猾な男ダルトン・ラッセル(クライブ・オーウェン)率いる4人組の銀行強盗とNY市警の交渉人キース・フレイジャー(デンゼル・ワシントン)の駆け引きに加え、謎の女弁護士マデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター)が絡み、予想を越える展開へと続くクライム・サスペンス。

白昼、マンハッタンの信託銀行に塗装屋を装った4人組が押し入り、50人の人質を取って篭城する事件が発生する。NY市警から交渉役としてフレイジャー(D・ワシントン)が赴くが、発生から7時間経過しても行動を起さない犯人たちに対し、通常の銀行強盗とは何か違うと疑念を抱き始める。銀行内では、犯人たちが人質に自分たちと同じジャンプ・スーツを着せ、マスクを付けさせ、一見、誰が誰だか分からない状況にして・・・という設定。

単純な銀行強盗と交渉人の話かと思っていたら大間違い。なかなか意表を付く内容で面白く一気に観られる作品。ただ、女弁護士(J・フォスター)の役どころがイマイチ分かりづらいのが難点。犯人・交渉人以外に犯行の動機を語らせたかったのかも。劇中、いろいろな所に伏線が張られているが、題名“インサイド・マン” にもしっかり張られている。
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