銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

インビジブル2

2010-08-29 02:37:27 | あ行
今宵は2006年制作の「インビジブル2」
透明になった人間が引き起こすSFホラー作品。“2” と付けられているが、前作の続編と言うわけでは無く、独立したひとつの物語になっている。よって、前作が科学者の自己満足・自尊心による暴走なのに対し、本作は政治的利用を目的に意図的に行った人間の透明化という大きな違いを持っている。

あるパーティー会場で科学者がトイレで何者かに殺害されると言う事件が発生。捜査にあたった刑事:ターナー(ピーター・ファシネリ)の前に突然、軍関係者が現われ捜査権を奪われてしまい、代わりに殺害された科学者の同僚であった女性科学者マギー(ローラ・レーガン)の身辺警護を命ぜられてしまう。渋々ではあるものの、相棒のリサと共にマギーの家の警護にあたるのだが・・・という導入。

ほとんど声だけなのに存在感をだす透明人間役のクリスチャン・スレイターはなかなか熱演をしているのだが、全体として前作を超えられない出来映え。人間が透明になって行くシーンは前作のインパクトの方が強いし、心理描写もイマイチなのだが、一応、飽きずに観られる作品ではある。
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