銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ベオウルフ 呪われし勇者

2010-08-19 13:11:28 | は行
今宵は2007年制作の「ベオウルフ 呪われし勇者 (2DISC SPECIAL DDITIN)」!
デンマークを舞台に魔獣グレンデルやドラゴンを倒すスェーデンの勇者を描いた英国最古の叙事詩のひとつの映画化。パフォーマンス・キャプチャーという新技術を駆使し、全編CGで制作されている作品で、実写かと見間違う程の映像技術には感服もの。

デンマークの王フロースガールは、富と名声を得て毎夜毎夜、酒宴をひらいていたが、その騒々しさに魔獣グランデルが怒り、宴の最中に宮殿に乱入し暴虐の限りを尽くして去っていった。フロースガールは国中の金の半分を懸賞に魔獣討伐の命を下すが、悉く返り討ちにあっていた。そんな中、スェーデンから嵐の海をデンマークに向けて突き進んでくる勇者ベオウルフ一行の船があり・・・という設定。

肌の異様な綺麗さとか、馬のぎこちない動きとかで、CGということは分かるが、実写だと言われればそうとも見えるぐらい実写に近いCG作品。この点が、世間的には作品の良し悪しや好き嫌いの評価を左右した気がする。物語的には人間くさい英雄の話だし、わりと単純明快なので面白かった。アンジーはほんのちょっとしか出ないが、やはり存在感は大きいなぁ。
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