今宵は2006年制作の「SPIRIT」
1900年代初頭、列強の国々に虐げられた中国を舞台に実在した伝説の武術家:霍元甲(フォ・ユァンジャ)を題材にフィクションをまじえて“武道精神(=スピリット)” を描いた作品。ジェット・リーにとって入魂の作品となり、「この映画の中で自分の思い描く“武道精神” を表現しきった」として、以降の功夫映画への出演辞退を表明した。
武道家の嫡男として生まれながらも、父から武術の手ほどきを受けられなかった霍(ジェット・リー)は、天津一の武道家になることを心に誓ってから30年が経過し、今では、連戦連勝の武術家になっていた。しかし、勝つ度に膨れ上がる高慢な性格が災いして、ある夜、失意のどん底へ突き落とされるのだが・・・という導入。
リーの功夫の動作に重点を置き、CGやワイヤーアクションを極力抑えて撮られた映像からリアルな迫力が伝わってくるし、前半と後半のリーの表情や目の動き、佇まい等の対比もよく描かれている。田中安野(中村獅堂)も武士道精神に則った誇り高き男として描かれ、二人の闘いは壮絶かつ感動的でもあり、一気に観られる作品。
1900年代初頭、列強の国々に虐げられた中国を舞台に実在した伝説の武術家:霍元甲(フォ・ユァンジャ)を題材にフィクションをまじえて“武道精神(=スピリット)” を描いた作品。ジェット・リーにとって入魂の作品となり、「この映画の中で自分の思い描く“武道精神” を表現しきった」として、以降の功夫映画への出演辞退を表明した。
武道家の嫡男として生まれながらも、父から武術の手ほどきを受けられなかった霍(ジェット・リー)は、天津一の武道家になることを心に誓ってから30年が経過し、今では、連戦連勝の武術家になっていた。しかし、勝つ度に膨れ上がる高慢な性格が災いして、ある夜、失意のどん底へ突き落とされるのだが・・・という導入。
リーの功夫の動作に重点を置き、CGやワイヤーアクションを極力抑えて撮られた映像からリアルな迫力が伝わってくるし、前半と後半のリーの表情や目の動き、佇まい等の対比もよく描かれている。田中安野(中村獅堂)も武士道精神に則った誇り高き男として描かれ、二人の闘いは壮絶かつ感動的でもあり、一気に観られる作品。