銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

悪魔を憐れむ歌

2007-10-01 01:54:24 | あ行
今宵は1997年制作の「悪魔を憐れむ歌」
敏腕刑事の謎解きモノと思わせておいて超常的なものとの組み合わせで描いて行くサスペンス・スリラー(ホラーと言ってもいいかも)。エンド・クレジットでローリング・ストーンズの名曲“Sympathy for the Devil” が流れ、そこから邦題が付けられている。

ホブス(D・ワシントン)は、自らが逮捕し、死刑に送りこんだ連続殺人犯リースの死刑執行に立ち会うのだが、リースは意味不明な呪文を唱え、ホブスの手を握った後、「俺は自由になって戻ってくる」という言葉を残して死んでいく。そして、その直後から、リースの犯行を摸倣したかのような犯行現場に謎のメッセージを残すといった連続殺人が続発しはじめて・・・という展開。

刑事モノなのか、超常現象モノなのか、どっちつかずな点は気になるが、D・ワシントンの好演で飽きずに観られる作品。冒頭の現在から過去へ、そしてまた現在へと戻る手法は既出のコンフィデンスと同じ。まぁ本作の方が制作年度から言えば先なんだけどねw なんか続編を匂わす(現時点では作られていないけど)終わり方で釈然としないけど、そこそこ楽しめた作品。
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