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平成26年度入試 合格体験記 13

2013-11-15 01:18:52 | 2014年度(平成26年度)小学校受験

息子は年中の5月から別の幼児教室に通っていましたが、色々と調べるにつれ、特色豊かな開智を受験するならば開智を知り尽くした先生のご指導を受けるのが得策ではないかと考え、アヤアカデミーの門を叩きました。

入塾前にアヤアカデミーで説明を受けたときにまず驚いたのが、開智に関する情報やデータの豊富さとその裏付けの緻密さ、年間のカリキュラムが週ごとに明確になっていることでした。
家庭で用意・学習すべき教材(パズルや積み木、ドリルなど)が明示されたのも、大変ありがたかったです。

アヤアカデミーの1回の授業にはいろいろな要素が組み込まれており、時間の管理がしっかりとなされています。
先生の授業はテンポが良く、マイペースな息子にはついていくのがとても大変でした。
が、それすらも刺激となったようで、帰りの電車では
「先生の授業、楽しい! もっと授業受けたい!」
と、いつも興奮して言っていました。
授業のペーパーで100点を取ったり、宿題の制作を提出したりすると貰えるごほうびシールが、息子のやる気を引き出してくれました。
制作では注意すべきポイントを、実に分かりやすく、楽しくご指導下さいます。
子どもたちがそれぞれ自分の作品を発表するのを見て、皆の成長を感じるのもまた楽しいひと時でした。

夏休みに入るとすぐに週3回の夏期講習が始まりました。
ところが、アヤアカデミーに行くのは大好きな一方、以前から嫌いだった家庭学習がどんどん嫌いになっていく息子でした。
子どもの気分を乗せることがなかなかうまくできない母。
机には向かうものの、どこか上の空の息子。
それに対して怒る母。
息子の気分が乗っているときには、この機会を逃すまいとあの手この手でプリントの枚数を重ねようと焦る母。
そうして夏休みが終わる頃には、息子はものの見事にペーパー嫌いで無気力な子どもになってしまったのです。

この時点で、先生から厳しいご指摘を受けました。
「親御さんの気持ちが空回りしています。本人が受験を自分のこととしてとらえられていません。今は褒めて自信をつけてあげることが一番大事です。」
対処法とアドバイスを頂き、親も努力したつもりでいました。

そうして迎えた、第一回入試。
当然の如く、失敗しました。

第二回入試に向けて一刻も早く勉強を再開しようと焦る私に、先生はこうアドバイスを下さいました。
「勉強よりも、今はまず受験に向かうための本人の気持ちを親が作ってあげることが大切だと思います。それができなければ、いくら勉強しても意味がありませんよ。」

三日三晩、息子と話し合いました。
本当に開智に行きたいのか…
なぜ行きたいのか…
何度も何度も確認しました。
息子も、落ちたことがかなり悔しかったようです。
自分の立場を理解して、やっと二回目入試に向かう準備が整いました。

二回目入試までは、先生が作って下さった課題に一生懸命取り組みました。
しかし、親の目からは安心できるほどの成果がなかなか感じられませんでした。
一度目の失敗が心によぎり、落ち込む暇はないと頭ではわかっていながらも、時に絶望的な気分にもなりました。
「先生の課題ができるようになれば、きっと大丈夫!」
とにかく、先生のその言葉を信じて、過ごした一ヶ月でした。

気分を盛り上げるため、頂いたプリントを模試形式にして解かせてみたり、手を加えて負荷をかけたものを解かせて自信をつけさせてみたりもしました。
また、車での移動中に問題を解くのが息子には合っているようだったので、各種問題を取り混ぜ移動の時間にできるだけプリントを解くようにしました。
言語や季節の問題が特に苦手な息子でしたが、不思議と車中で解くと時間内でできるようになり、やがて机上での勉強にも反映されるようになってきました。

制作はもともと好きだったので、たくさんやりました。
試験前日。
アヤアカの授業で作った制作物は、規定の時間内できっちりと仕上がり、作品の内容についても先生にたくさんたくさんほめて頂きました。
心から嬉しそうな、息子の姿が印象的でした。

第二回入試当日。
先生特製のお薬とお守りを持って試験会場へ向かいました。
バスを降りる間際、息子に声をかけました。
「絶対に合格できるよ!お母さん、大丈夫だって信じてるよ!絶対に大丈夫!!」
小声で言葉をかけたところ、息子は目にいっぱい涙を溜めてホッとした顔をしていました。
相当な不安とプレッシャーのなかで、息子も精一杯頑張っていたのだと改めて思い、胸が締め付けられる想いでした。

こうして、二回目で合格を手にすることができました。

我が家では親のやり方がまずく、不幸にも子どもを勉強嫌いにさせてしまいました。
マイペースで頑固なところのある息子をご指導下さるのは骨の折れることだったと思います。
でも、先生は最後まで粘り強く、温かく、時に厳しく、本物の愛情をぶつけて下さいました。

アヤアカデミーは「みんなで一緒に合格しよう!」という温かい教室で、子どもたちも保護者もみんな仲が良いのも特筆すべき特徴です。
そんな雰囲気の中で受験を体験できたことは幸せでした。
息子のこの度の合格は、アヤアカデミーでなければ決して頂くことはできなかったと思います。
先生、本当にありがとうございました!

合格から数日たった今朝。
「勉強って、楽しいね!」
そう言って登園していった息子。
少しでも成長できていれば嬉しく思います。

(M.A.)


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