日々の出来事

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被災・避難していらした飼い主さん

2011-03-19 00:29:27 | Weblog
昨日、新潟市獣医師会の会合がありました。

被災して脱出していらした方や動物たちに、何ができるか意見交換しました。

誤った情報も流れる場合があるようです。
例えば、被爆した可能性のある人は検査で確認してから避難所に来ているわけですね。
ある先生が避難所で聞いた話ですが、
「動物(犬)は検査していないため被爆しているかもしれないから放さないように・・・」
という指示が出ていたようです。

保健所の担当者に確認しましたが、それは指示外だと断言していました。
つまり、人が被爆していなければ一緒にいる犬も被爆していないと考えて差し支えない、
そういうことです。
逆も真ではあるんですが、一方だけ被爆しているという事態はまずないと考えている、
とおっしゃっていました。

常識的に、私も同様だと考えています。
今するべきことは、避難していらした飼い主さんや犬猫などの動物を、
他の避難者と上手に共存させることでしょう。
フードの手配や要望の聞き取り等、震災を体験している新潟の獣医師たちは、
できる活動を始めています。