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エコー検査機を入れ換えました!

2011-03-05 00:25:36 | Weblog
昨日、新しい超音波エコーの機械に入れ換えを行いました。

高精度な画像が得られる、カラー・ドップラー付きのエコー、
 アロカ社の「α7」です。

上位機種のα10も市場にはあるんですが、専門家に言わせればこれは車に例えればフェラーリだそうです。
臨床の現場で必要な機能と画質はα7でも十分すぎるので、これは現実的なメルセデスという感じでありましょう。

今までのエコーは、開業後に初めて銀行借り入れを起こして購入した思い出深い機械でした。
非常に発生が稀な猫の肝臓癌や、猫のエリスロポエチン産生腎腫瘍など、いろんな病気を見つけてくれた相棒でした。

しかし時代は変わりました。
当時、カラー・ドップラーはまだ普及し始めた段階で、手が出る価格ではありませんでした。
画質も荒かったので、今から見れば別の機械と言ってもおかしくはないでしょう。

本物のメルセデスが買えるくらいの価格がしましたが、診療に必要な機器として取り入れました。
診断の良し悪しが、患者さんやご家族の運命を変えてしまいます。
大きな設備投資ではありますが、現場で毎日使う機械ですので、思い切って購入しました。

一番喜んでいるのは、じつは柳田先生であります。
エコーによる画像診断をテーマに、勉強を続けてきたからです。
4月からは、月に一回、東京で心臓のエコー検査実習に参加するそうです。
使いこなせないと価値が発揮できないわけですね!