秋分の日ころからだったか、微かな香りに気が付き始めたのは。
それは、ほんのりと甘い香り。
今日の午後、週に1度の特養の回診を済ませての帰り道。
窓から流れ込んでくるその香りに、辺りを見回すと
小さなオレンジ色の花を無数に咲かせた金木犀が
あちらこちらの生垣から、馥郁たる香りを放っているのでした。
しばらく走って農道に出ると、金色の穂を垂らした稲田
刈り取りの終わった田んぼが左右に現れました。
何気に東に目をやると、秋空一面に広がる素敵なウロコ雲。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/77/e07c916771f46ae2a12f27083ddd0f7d.jpg)
2014.9.26 亀岡市
つい、車のスピードを落として前方を見やれば、赤い彼らが待っているのでした。
いやぁ、これは挨拶していかねばと、路肩に停車。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e3/a37c847559c98d8fdec126f5f140d1df.jpg)
2014.9.26 亀岡市
ほんとに君たちは律儀だよねぇ。
この時期をどうやって知るのだろうね?
毎年、毎年、時を違えることもなく、その朱色を見せてくれるのだから。
おっと、フラッシュ焚いちゃったら、ちょっと変な色になってしまってゴメンね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f1/835df3373b1af35c54c57941120bafff.jpg)
2014.9.26 亀岡市
毎年思うんだよねぇ・・・、
実物を見ないで君たちの絵を書いてみろ って言われたら
チャンと書く自信、無いんだよねぇ。
そんなことより、君たちを見ると
特にこの時期、心に思う事があるんですよ。
今日はたまたま「彼岸明け」なんだけれど
『彼岸花』って呼ばれる君たちは、まだまだ居残っているよね。
『桜』が日本人に好かれるのは、
花の色調とともに、散り様の潔さにも一因があるのでしょう。
同じく終焉の潔さでは引けを取らない『ツバキ』は、しかし
花弁が丸ごと落ちる様が、まるで「首が落ちるようだ」と
忠臣蔵の古い映画などでは隠喩に使われたりもしております。
ところが君たちはね、そうじゃないのよねぇ。
君たちのその姿をどう感じるのかは、人それぞれでしょう。
けれど、今日のわたくしにとって、
しかも、特養(特別養護老人ホーム)の往診帰りのわたくしにとっては、
さまざまな想念が去来したのでございます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/51/82e5b3dabb1f8839c4cfc8b428775b43.jpg)
2014.9.26 亀岡市
左上のあなた・・・、
きっとご自身でも周りの方々とは
色合いが違ってきたと自覚されていることでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/3c/02f2f0992b0a88174cd546c95f9c8510.jpg)
2014.9.26 亀岡市
きっとあなたは、
「どうして私だけが?!」
と、思っているのではないでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/46/21992ec8d86680e72bc41fad08ae985c.jpg)
2014.9.26 亀岡市
あぁ・・・、なんということでしょう・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/6a/cf4f168116a6b18693b0282c3bf84e21.jpg)
2014.9.26 亀岡市
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/0b/d52a76f54ffeb1ac773b734bd5935bec.jpg)
2014.9.26 亀岡市
時の流れとは、かくも非情なもの。
あなた方のこのような姿を、あなた方のすぐ近くで、
艶やかな朱色を振りまくお仲間の中に見出すことに
「生ける者の哀れ」あるいは「盛者必衰の理」を覚えるのは
特養(特別養護老人ホーム)の往診帰りだったからでしょうか?
『ヒトは血管と共に老化する』
とは、ウィリアム・オスラー博士の有名な言葉。
『活性酸素、つまり「酸化」が多くの病気の原因なんだ』
とは、30数年前の学生時代、
第1内科の近藤元治教授が授業中に何度も口にしていた台詞。
今では「酸化を防ぐ」とネタにすれば
インチキ連中でさえカモに困らぬ程に知れ渡った「酸化」。
これもしかし、良し悪しですなぁ・・・・・。
わたくしが取り組んでいるのは「糖化」を防ぐ『抗糖化』。
「糖化」が原因の疾病もまた、数知れず存在するのです。
動脈硬化症・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経症、
アルツハイマー病・変形性関節症・骨粗鬆症・白内障、
卵子老化による不妊症、などなど。
かつて(2011.5.18)放送された
NHK「ためしてガッテン」アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法
を先日、録画でもう一度見直しましたが、AGEsってのはやはりクセモノですねぇ。
女性では卵胞内にAGEsが蓄積して「褐色の卵子」となってしまうのです。
「急増 卵子提供」 今夜のクローズアップ現代
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/55c24e6072efc3b582f72a7235662935
さてもさても・・・
今日、わたくしが往診に行った特養(特別養護老人ホーム)に
入所されている方々の事を考えると、いたたまれない気持ちに襲われるのです。
枯れてなお立ち続けている「曼珠沙華」の花を観ると、
そんな気持ちが尚更こみ上げて来るのです。
わたくしには、すでにそのような状態に至ってしまった方々を治療する術はありません。
だからこそ! そうなる前に!!
わたくしは2008年1月から、
抗糖化ドクターズ・サプリメント(ワコナ)の服用を開始し、現在に至っております。
AGEsの低減に関しては、2度の学会発表のとおりですが
わたくしに関してはこの間、毎年長患いであった夏・冬風邪をひかないでおります。
少なくともわたくしにとって、これは大変重要なことであります。
曼珠沙華君たちの無残な姿から
さまざまな事に想いを巡らせてしまった、秋のひと時でございました。
そうだ、ついでに言っておこう。
わたくし、127歳まで現役で過ごすつもりでおります。
あと70年ほど生きているつもりの方々は
どうかこの発言の真偽をご確認なさってくださいませ。
では、ごめんあそばせ。
それは、ほんのりと甘い香り。
今日の午後、週に1度の特養の回診を済ませての帰り道。
窓から流れ込んでくるその香りに、辺りを見回すと
小さなオレンジ色の花を無数に咲かせた金木犀が
あちらこちらの生垣から、馥郁たる香りを放っているのでした。
しばらく走って農道に出ると、金色の穂を垂らした稲田
刈り取りの終わった田んぼが左右に現れました。
何気に東に目をやると、秋空一面に広がる素敵なウロコ雲。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/77/e07c916771f46ae2a12f27083ddd0f7d.jpg)
2014.9.26 亀岡市
つい、車のスピードを落として前方を見やれば、赤い彼らが待っているのでした。
いやぁ、これは挨拶していかねばと、路肩に停車。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e3/a37c847559c98d8fdec126f5f140d1df.jpg)
2014.9.26 亀岡市
ほんとに君たちは律儀だよねぇ。
この時期をどうやって知るのだろうね?
毎年、毎年、時を違えることもなく、その朱色を見せてくれるのだから。
おっと、フラッシュ焚いちゃったら、ちょっと変な色になってしまってゴメンね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f1/835df3373b1af35c54c57941120bafff.jpg)
2014.9.26 亀岡市
毎年思うんだよねぇ・・・、
実物を見ないで君たちの絵を書いてみろ って言われたら
チャンと書く自信、無いんだよねぇ。
そんなことより、君たちを見ると
特にこの時期、心に思う事があるんですよ。
今日はたまたま「彼岸明け」なんだけれど
『彼岸花』って呼ばれる君たちは、まだまだ居残っているよね。
『桜』が日本人に好かれるのは、
花の色調とともに、散り様の潔さにも一因があるのでしょう。
同じく終焉の潔さでは引けを取らない『ツバキ』は、しかし
花弁が丸ごと落ちる様が、まるで「首が落ちるようだ」と
忠臣蔵の古い映画などでは隠喩に使われたりもしております。
ところが君たちはね、そうじゃないのよねぇ。
君たちのその姿をどう感じるのかは、人それぞれでしょう。
けれど、今日のわたくしにとって、
しかも、特養(特別養護老人ホーム)の往診帰りのわたくしにとっては、
さまざまな想念が去来したのでございます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/51/82e5b3dabb1f8839c4cfc8b428775b43.jpg)
2014.9.26 亀岡市
左上のあなた・・・、
きっとご自身でも周りの方々とは
色合いが違ってきたと自覚されていることでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/3c/02f2f0992b0a88174cd546c95f9c8510.jpg)
2014.9.26 亀岡市
きっとあなたは、
「どうして私だけが?!」
と、思っているのではないでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/46/21992ec8d86680e72bc41fad08ae985c.jpg)
2014.9.26 亀岡市
あぁ・・・、なんということでしょう・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/6a/cf4f168116a6b18693b0282c3bf84e21.jpg)
2014.9.26 亀岡市
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/0b/d52a76f54ffeb1ac773b734bd5935bec.jpg)
2014.9.26 亀岡市
時の流れとは、かくも非情なもの。
あなた方のこのような姿を、あなた方のすぐ近くで、
艶やかな朱色を振りまくお仲間の中に見出すことに
「生ける者の哀れ」あるいは「盛者必衰の理」を覚えるのは
特養(特別養護老人ホーム)の往診帰りだったからでしょうか?
『ヒトは血管と共に老化する』
とは、ウィリアム・オスラー博士の有名な言葉。
『活性酸素、つまり「酸化」が多くの病気の原因なんだ』
とは、30数年前の学生時代、
第1内科の近藤元治教授が授業中に何度も口にしていた台詞。
今では「酸化を防ぐ」とネタにすれば
インチキ連中でさえカモに困らぬ程に知れ渡った「酸化」。
これもしかし、良し悪しですなぁ・・・・・。
わたくしが取り組んでいるのは「糖化」を防ぐ『抗糖化』。
「糖化」が原因の疾病もまた、数知れず存在するのです。
動脈硬化症・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経症、
アルツハイマー病・変形性関節症・骨粗鬆症・白内障、
卵子老化による不妊症、などなど。
かつて(2011.5.18)放送された
NHK「ためしてガッテン」アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法
を先日、録画でもう一度見直しましたが、AGEsってのはやはりクセモノですねぇ。
女性では卵胞内にAGEsが蓄積して「褐色の卵子」となってしまうのです。
「急増 卵子提供」 今夜のクローズアップ現代
http://blog.goo.ne.jp/avin-hmp/e/55c24e6072efc3b582f72a7235662935
さてもさても・・・
今日、わたくしが往診に行った特養(特別養護老人ホーム)に
入所されている方々の事を考えると、いたたまれない気持ちに襲われるのです。
枯れてなお立ち続けている「曼珠沙華」の花を観ると、
そんな気持ちが尚更こみ上げて来るのです。
わたくしには、すでにそのような状態に至ってしまった方々を治療する術はありません。
だからこそ! そうなる前に!!
わたくしは2008年1月から、
抗糖化ドクターズ・サプリメント(ワコナ)の服用を開始し、現在に至っております。
AGEsの低減に関しては、2度の学会発表のとおりですが
わたくしに関してはこの間、毎年長患いであった夏・冬風邪をひかないでおります。
少なくともわたくしにとって、これは大変重要なことであります。
曼珠沙華君たちの無残な姿から
さまざまな事に想いを巡らせてしまった、秋のひと時でございました。
そうだ、ついでに言っておこう。
わたくし、127歳まで現役で過ごすつもりでおります。
あと70年ほど生きているつもりの方々は
どうかこの発言の真偽をご確認なさってくださいませ。
では、ごめんあそばせ。
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