土曜だけ午前の外来を診ている診療所に、
一昨日自宅で右足をくじいたという方が受診。
診察室に入る様子でも、特に痛みが強い様には見受けられず。
痛む場所はと尋ねると、右足背の色が変わって少し痛いそうな。
どれどれと診てみると、薄く色が付いているものの腫れは認めず。
中足骨・足根骨を各々圧迫するも、圧痛は認めず。
「骨折なし、捻挫ですよ。湿布して下さい。」と伝える。
「いつもの理学療法受けていいですか?」と訊ねられるので、
「全然、問題ありません。」と答えた。
しばらくするとナースが診察室にやってきて、
「念のためにレントゲン撮って欲しいと言ってます。」と言う。
「・・・・・。」
近頃は、いろんなテレビ番組のお陰(?)なのか、
自分の症状を自己診断して「~の検査をして欲しい」という
「とにかく検査をしてくれればいいのだ病」の方が増殖中のようだ。
そういう方は、医師が診察して検査が必要でないと言っても、
「そうですか、でも、念のためにお願いします。」と仰る。
最近流行の医療訴訟の可能性を排除するためには、自分の診断に自信があっても
「念のため」の検査を行わないと後顧の憂いがある。
開業医なら、何らかの検査は売り上げに繋がるから、むしろ大歓迎か。
昔なら、医者が「検査」を勧めても嫌がったものだったが。
世の中、変われば変わるものである。
検査をしなくても確定できる診断。
確定診断にどうしても必要な検査。
明らかに必要のない検査。
不要な検査をせずに診断するのは、もはや時代遅れなのか?!
そんなこんなで、モチベーション下がる一方の土曜日である。
一昨日自宅で右足をくじいたという方が受診。
診察室に入る様子でも、特に痛みが強い様には見受けられず。
痛む場所はと尋ねると、右足背の色が変わって少し痛いそうな。
どれどれと診てみると、薄く色が付いているものの腫れは認めず。
中足骨・足根骨を各々圧迫するも、圧痛は認めず。
「骨折なし、捻挫ですよ。湿布して下さい。」と伝える。
「いつもの理学療法受けていいですか?」と訊ねられるので、
「全然、問題ありません。」と答えた。
しばらくするとナースが診察室にやってきて、
「念のためにレントゲン撮って欲しいと言ってます。」と言う。
「・・・・・。」
近頃は、いろんなテレビ番組のお陰(?)なのか、
自分の症状を自己診断して「~の検査をして欲しい」という
「とにかく検査をしてくれればいいのだ病」の方が増殖中のようだ。
そういう方は、医師が診察して検査が必要でないと言っても、
「そうですか、でも、念のためにお願いします。」と仰る。
最近流行の医療訴訟の可能性を排除するためには、自分の診断に自信があっても
「念のため」の検査を行わないと後顧の憂いがある。
開業医なら、何らかの検査は売り上げに繋がるから、むしろ大歓迎か。
昔なら、医者が「検査」を勧めても嫌がったものだったが。
世の中、変われば変わるものである。
検査をしなくても確定できる診断。
確定診断にどうしても必要な検査。
明らかに必要のない検査。
不要な検査をせずに診断するのは、もはや時代遅れなのか?!
そんなこんなで、モチベーション下がる一方の土曜日である。