ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「世界一難しい問題」を解く

2018-02-26 17:05:33 | 世界一の難問

現在のナンプレ世界一難しい問題を、U字型磁石の原則(キタムラ)で解きます。

 

ご覧になる前に「ユニット」「磁石」「鉄」「同居」「別居=同居しない」「三回同居」「一回同居」

「同種」「異種」「磁石候補」「磁石相手候補」などの用語の意味を覚えておいてください。

     

 解き易くします。

        

行・列・ブロックを整理して、

        

下段ユニットに注目してください。

        

1と8は一回のみ同居します。この場合1と8は磁石と鉄の関係になります。1の磁石候補は1-2,1-3、

1-7で、8の磁石候補は3-8,6-8になり、共通の磁石相手候補は3なので、3セルはに確定

します。

        

進めて

        

下段ユニットの7の磁石候補は7-2ですが、ここには5と6が入りますので磁石相手候補がいません。

従って、削除されます。

        

進めて

     

下段ユニットのルートの2-4はに5と6が入りますので磁石候補になりません。

にで5を削除すると1-3の磁石が確定してしまいます。作業中のユニットでそのユニットに直ちに磁

石を確定させてはいけないのです。磁石候補を絞る作業をします。なぜなら8-3も磁石候補だからです。

従って、が入ります。

これから先はユニットで直ちに磁石を確定させるのでは無く、磁石候補を絞ることの証明を兼ねています。

     

進めて、

     

二国同盟で、

     

進めて、

     

中側ユニットで5は9と同居すると三回同居で5-9の磁石になり、絶対に同居しない6と同種に

なります。6はで9と同居するとで5が一回同居ですので、やはり5と6は同種になります。

同種は同居しないのでは削除されます。

     

進めて、

     

さらに進めて、

     

左側ユニット☐で5と8は一回同居で自社l区と鉄です。共通の磁石相手候補は6ですのでが入ります。

     

進めて

     

二国同盟で、

        

進めて、

        

 二国同盟で、

     

進めて、

     

さらに進めて、

     

三国同盟で、

     

進めて、

     

さらに進めて、

     

どんどん数字が決まります。

     

正解です。

 

行った作業は9工程です。

① 1と3と8の同居を決めて。② 磁石相手候補のいない7を消して。③ 5と8の同種を決めて。

④ 二国同盟を使用して。   ⑤ 5と6の同種を決めて     ⑥ 5と6と8の同居を決めて。

⑦ 二国同盟を使用して。   ⑧ 二国同盟を使用して。       ⑨ 三国同盟を使用しました。

 

2と3と8の三国同盟は解説のため、途中下車しただけです。

実際には1と4の二国同盟からノンストップでした。

ご覧の方も問題図を写してご自分で数字を消してみてください。

終わりの46連チャンに驚かれるかも知れません。

 

ご覧頂きましてありがとうございました。


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3 コメント

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背理法で解く方法を考えてみました (numpl_npm)
2022-11-09 00:34:00
下段3ブロックで18は1回同居、
1のペア候補は237、
8のペア候補は36、
共通のペア候補は3のみで、
最下行中央3セルは138に確定。

お見事!

この記事を参考に 背理法で解く方法をまとめてみました。

8a・|・・・|・・・
・b3|6・・|・・・
・7・|g9・|2・・
---+---+---
・5・|・・7|・・・
・c・|・45|7・・
・d・|1・・|・3・
---+---+---
・e1|・・・|・68
・f8|5・・|・1・
・9・|hij|4・k

abどちらかに24どちらかが入ります。

abどちらにも24が入らないとすると ab16となり、
これは 基本手順だけで矛盾を確認できます。

efどちらかに24どちらかが入ります。

efどちらにも24が入らないとすると ef36となり、
すると hij168から h8で gは34どちらか となりますが、
どちらの場合も 基本手順だけで矛盾を確認できます。

これで cdに24が入らないことがわかります。

すると dは68どちらかとなりますが、
d6とすると 基本手順だけで矛盾を確認でき、
d8とわかります。

また efには24のほかには36どちらかが入りますが、
f6とすると 基本手順だけで矛盾を確認でき、
efに入るのは3とわかります。

またここで k3とすると 基本手順だけで矛盾を確認でき、
hijが138の3国同盟になるととわかります。
(★ 最下行中央3セルは138に確定する との知見の活用です ★)
(★ これは なかなか気が付きません ★)

すると cは16どちらかなのですが、
c1とすると 基本手順だけで矛盾を確認できるようになり、
c6とわかります。
(★ 最下行中央3セルの3国同盟の効果です ★)

ここまでをまとめると、
c6 d8で kに3が入らない となりますが、
するとこのあとは 基本手順だけで最後まで解けます。
(★ 終わりの連チャン - たしかに驚きです ★)
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流石です (ナンプレふぁん)
2022-11-09 12:37:30
numpl_npm さん こんにちは。

この記事はU字型に気が付いた当初のものです。
従って、何かぎこちない感じがすると思います。

貴殿の解き方は流石に奥が深いです。参考にさせて頂きます。
私はそこまで突っ込めません。

これからも色々教えてください。
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Unknown (numpl_npm)
2022-11-09 13:54:25
U字型は、ユニットの考察だけで候補を絞り込めるので、論理的推論のための強力なツールになります。が、まだ どこで使えるかや 有効な使い方・理論的な説明など全く会得できていません。
いろいろ実例を試しつつ会得したいと思ってます。その際 いろいろご意見いただければ有難いです。よろしくお願いします。
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