猫好きエンジニアの呟き

車好き、猫好きのエンジニア『シン・レオ(元あうでぃ猫)』の日記です
食べ歩記、ドライブ写真、神社仏閣、植物写真など

春を告げる花たち

2011年03月18日 22時08分04秒 | 植物・花・ガーデニング
今日は東京電力の計画停電のおかげで仕事がお休みでした。
けど、明日の土曜日はその代わりの振り替え出勤なんですけどね…。
毎日テレビは悲しく、悲観的になるニュースばかりなので、
今日は停電になったこともあり、公園に春の花を見に行きました。
まず、最初は、
「おかめ桜」

寒緋桜(カンヒザクラ)と豆桜(マメザクラ)の交配種。
花は紅紫色です。
イギリスで育成され、日本の美女(?)になぞらえて命名されたそうです。
マメザクラのように小さい花ですが、
あでやかな花色で、庭木に最適なコンパクトな樹形になります。
花が下向きに下垂してつきます。
次に、
「寒緋桜(カンヒザクラ)」です。



早春から開花し、花の色が濃いことから、カンヒザクラと呼ばれています。



釣り鐘状の花が特徴で学名の種小名 campanulata は「カンパニュラの様な」と言う意味で、
キキョウ科のカンパニュラ属の花が下向きに咲く所になぞられて名付けられた。
花の色は白から濃い桃色まで様々の個体差がある。
おおよそ1月から2月上旬にかけてが開花期となる。
花の大きさは1.5~2.5cm程度。樹高は5m程度。葉は秋になると紅葉する。
この早咲きの特性と、下向きに花が咲く特質が、他のサクラと交配した時に影響を与え、
各地で優秀な園芸品種が出来ている。
その中でも有名な物は、このサクラとオオシマザクラの自然雑種、
サトザクラ‘河津桜’が近年、有名になり
観光名所に植えられている。
それから、
「サンシュユ(山茱萸)」
中国、朝鮮半島原産の落葉小高木で、高さ3~15mになる。
原産地:中国、朝鮮半島、朝鮮から江戸時代中期に薬用として渡来。
生活形:落葉小高木。
花:木一面に鮮黄色の小花を葉に先だって集めてつける。花弁は4枚
果実 :紅色楕円形で晩秋に鈴なりに結実。
用途:庭木
生薬:果実(正確には偽果)は、山茱萸という生薬。
日本薬局方に収録されており、強精薬、止血、解熱作用がある。
また、牛車腎気丸、八味地黄丸などの漢方方剤に使われる。
別名:ハルコガネバナ。アキサンゴ。ヤマグミ。
季語:春
そして
「片栗(カタクリ)」

 

比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。
春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。
葉には帯紫色の模様がある。

早春の3 - 4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。
種子にはアリが好むエライオソームという物質が付いており、
アリに拾われることによって生育地を広げている(同様の例はスミレなどにも見られる)。
発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、2年目から7 - 8年程度までは卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、
鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。
なお、鱗茎は毎年更新し、なおかつ旧鱗茎の下に鱗茎が作られるため鱗茎は深くなる。
原則として鱗茎は分球することはない。
昔は日本では落葉広葉樹林のある各地で広く見られたが、
近年では乱獲や盗掘、土地開発などによる生育地の減少によって減少している。
最近では人工的に増殖した上で野山に植える試みが行われ、観光名所になっている。
万葉集に残る、
「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」(巻18)
に詠まれている「堅香子(カタカゴ)」は、カタクリではないかと考えられている。
また、日本の富山県高岡市は「カタカゴ」の名でカタクリを市の花に指定している。
昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていたが、
近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出したデンプン粉のことを指すようになってしまった。

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