猫好きエンジニアの呟き

車好き、猫好きのエンジニア『シン・レオ(元あうでぃ猫)』の日記です
食べ歩記、ドライブ写真、神社仏閣、植物写真など

空海と密教美術展

2011年07月26日 23時42分38秒 | 博物館・美術館

今日は東京国立博物館へ「空海と密教美術展」を観に行ってきました。
日本では「お大師さん」と親しまれている、弘法大師 こと、空海。
空海は唐から沢山の仏教の経典を持ち帰り、高野山に金剛峯寺を建て、真言宗を開きました。
特に密教を伝え日本全国の文化、思想、政治に大きな影響を与えた偉人です。
また、日本三筆の一人で優れた書を残しています。
書の名人ということで「弘法も筆の誤り」という諺にも名人の象徴として使われていますね。
そんな弘法大師ゆかりの書や仏像や密教法具などがたくさん展示されていました。
普段はあちこちのお寺に保管されていてなかなかじっくり観ることが出来ない貴重なものばかりでした。


オルセー美術館展2010

2010年08月01日 12時15分22秒 | 博物館・美術館
アメブロの記事からです。
 
7月26日月曜日、

この日は平日と言うことで、

前から行きたいと思っていた


を観に行ってきました。


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六本木にある国立新美術館は初めて行きました。



 

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なかなか凝った造りになっています。

全面ガラス張りの明るい空間に広いカフェがありました。

展示の内容は

ゴッホ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ルソーなど、

オルセー美術館の誇る名画115点、

そのうち半数以上が日本初公開という貴重なものです。

モネの「睡蓮の池」や

ゴッホの「自画像」など

有名どころの作品も多数含まれていました。

僕が印象に残ったというか、気に入ったのは、

たくさんあるんですが

モネの「ロンドン国会議事堂」と

ゴッホの「星降る夜」が特に良かったです。

ポスト印象派とは

1880年代半ばのフランスでは、印象派の圧倒的な影響を受けた多くの才能が、

さらに革新的な表現を探究し、多様な絵画芸術が花開きました。


1910年、イギリスの批評家ロジャー・フライは、印象派とは一線を画す傾向を察知し、

「マネとポスト印象派」と題した展覧会を組織します。


ここに出展されたのが、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラといった画家たちでした。

以後、ポスト印象派は、確かな形態描写、堅固な構図、鮮やかな色彩、観念的なものへの志向など、

印象派の関心の外にあった傾向を復権し、

20世紀初頭の前衛美術の登場を促した動向と位置づけられてきました。


しかし、ポスト印象派は、画家によって画風が大きく異なることから分かるように、

何らかのグループでもなく、特定の手法や理論を掲げた運動でもありません。


ポスト印象派に含まれる画家たちは、印象派への対抗という一面的な理解では捉えきれない、

多様な個性を備えているのです。


本展覧会でご紹介するように、その革新的な成果は、

世紀末パリに花開いた芸術的、文化的諸相と複雑に絡み合っています。

ちなみに我が国では、「後期印象派」という呼称が長く使われてきました。

しかしこの用語は、印象派の後半期を示すかのような誤解を招く恐れがあり、

近年では「ポスト印象派」が定着しつつあります。



諏訪大社上社、地固め神事

2010年05月21日 23時21分41秒 | 博物館・美術館

諏訪旅行の二日目に最初に行ったのは、諏訪大社の上社です。

http://ameblo.jp/audi-80-2l/entry-10535016782.html#main

↑写真は上のリンクのブログをご覧ください。

実は、諏訪大社上社は、中央高速の諏訪インターの近くにあります。

なので、効率よく廻るように、順番からいったら、

一番最後に廻って、その後、高速に乗って帰るのが普通です。

けれども、どうしても朝一に回りたいと、カミサンが言うので、

仕方なく朝一番で諏訪湖畔にあるホテルを出て諏訪インター方面に行き、

また諏訪湖方面に戻って観光し、また諏訪インターに戻って高速に乗ると言う、

何度も行ったり来たりややこしい、無駄のある回り方をしてしまいました。

けれど、朝一で行ったおかげで、大変貴重なものを見ることが出来ました。

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まず行ったのは、上社の前宮です。

上の写真は参道の中ほどにある、二番目の鳥居(二の鳥居?)です。

中央の石段には、板が敷かれています。

ここを御柱を人の力だけで引っ張りあげます。

諏訪の御柱は、切り出しから、山を下り、川を渡り、町を引き回し、

神社の四方に建てるまで、全て人力のみで行われます。

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↑参道から見た山の風景です。まだ桜がたくさん咲いていました。


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↑こちらが拝殿です。

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↑前宮、一の御柱です。

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↑こちらが、二の御柱です。とても綺麗な小川が流れています。

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↑こちらは、三の御柱です。

クレーンがありますが、後片付けのためで、これで柱を立てたわけじゃないですよ。

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↑こちらは、四の御柱です。

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↑そろそろ上社の本宮のほうへ行こうかなと思ったら、

社務所の前に、こんな大きな木槌が置いてありました。

何かな~っと思って見ていると、

祭りのはっぴを着た親切な地元の方が、

「これから、地固め神事というのがあって、それに使うんです。

良かったら見て行ってください」と、おっしゃいます。

それはぜひとも見て行こうと言うことになりました。

なにしろ、七年に一回の神事ですから、こんな幸運は無いと思いました。

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↑一の御柱の前に祭壇が作られています。

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↑神主さん(神職さん、宮司さん?)たちが雅楽の演奏の中進んでこられました。

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↑地固め神事の始まりです。祝詞が上げられます。

建て御柱は観光客でごった返し、テレビ中継もあるし、ブラスバンドの演奏もあるといった

たいへん賑やかなものですが、こちらの神事は地元の方たちだけで厳かに執り行われます。

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↑そして、大きな木槌で柱の四方を固めていきます。

この地固めをを四本の柱で順に行っていきます。

神事はけっこう長い時間がかかりましたが貴重な体験が出来ました。

その後、前宮を後にし、本宮へ移動しました。

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↑本宮でも地固め神事の準備がされています。

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神主の方たちも前宮から本宮へ来られて、神事が始まりました。

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↑前宮と同じように四本の柱のそれぞれの四方を固めていきます。

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↑一の御柱を後ろから見た所。

山から町中を引き回したので、後ろ側が削れて平らになっています。

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↑この門は普段は閉じていますが、御柱祭の時には開けられます。

「四脚門」といって、徳川家康が寄進した門だそうです。

通ることは出来ないんですけどね。

↓宮司さんたちと地元の方たちが神事を終えて祝詞を上げています。


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こうして偶然から七年に一度しかない貴重な神事に立ち会うことが出来ました。


調布市郷土博物館、『深大寺展』

2009年11月26日 22時38分52秒 | 博物館・美術館
先週の土曜日、11月21日のことです。



を観に行ってきました。



 

 

調布市郷土博物館の開館35周年記念だそうです。

ただし、場所はとても分かり難いところでした。

京王線の京王多摩川駅の直ぐ近くというので、

それほど遠くないので、車で行ったんですが、

途中からとても細い道に…

車が一台やっと通れるぐらいの道で

この道でいいのか?

と不安になりながらも

なんとかたどり着きました。

入館料は、

嬉しいことに無料でした!



 

 

館内は写真撮影禁止とは書いてなかったけど、

気がひけたので、ちょっとだけ。

上の写真(二枚目の写真)は、入り口を入って直ぐに

入館者を出迎えるかのような、

おそらく、新撰組の近藤勇局長と思われます。

何にも説明がありませんでした…

たしか、近藤勇局長はこの辺りの出身だったような。

深大寺 というと、

『深大寺蕎麦』が有名ですが、

調布市の由緒あるお寺のようですね。

昔から豊富な湧き水があって、

水神信仰がその始まりではないかと言われているそうです。


展示では、深大寺の旧国宝で、

関東最古といわれる白鳳仏の

「銅造釈迦如来倚像」

のレプリカが目を引きました。

この釈迦如来像は、

珍しく、椅子に腰掛けているんです。

(一枚目の写真の左側を見てもらえると分かります。)

普通は座禅のように座っていると思うんですけど。

なぜ、このポーズなのか?

不思議です。

上野、寛永寺清水観音堂へお参り

2009年10月17日 21時11分33秒 | 博物館・美術館
先日、上野の森美術館「聖地チベット」 展を見た後、


にお参りしました。

NHKの「ブラタモリ」 という番組でもやってましたね。
 
上野寛永寺は、慈眼大師天海大僧正によって創建されました。
京都の清水寺を模して造られたそうです。
 ここが、清水の舞台です。
 
舞台の上はこんな感じです。
昔は不忍池が見えたのでしょうが、
現在は木や建物でさえぎられています。
ちょっと残念です。

天海大僧正は寛永二年に、
「東叡山寛永寺」を開きました。
江戸城の鬼門の守りをも意味しました。
そして比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を
次々と建立した中の一つが清水観音堂です。

ご本尊は、千手観世音菩薩様です。

「お参りの時は手をたたかず合掌をしてお祈りします」
と、わざわざ書いてありました。
場所柄、外国の人も多いので間違えて拍手を打つ人もいるのでしょうか。
 
こちらは裏側です。
参道と書いてあるので、
間違えてこちら側から入ってしまいました(>_<)
 


『聖地チベット -ポタラ宮と天空の至宝-』@上野の森美術館

2009年10月16日 21時23分02秒 | 博物館・美術館

 

先日、「上野の森美術館」で開催されている、

『聖地チベット -ポタラ宮と天空の至宝-』

http://www.seichi-tibet.jp/

 を見に行ってきました。

 

 この展示は、

『世界的に注目を集めているチベット文化を紹介するわが国初の展覧会です。

ユネスコの世界文化遺産に登録されているポタラ宮や

歴代ダライラマの夏の離宮だったノルブリンカなど、

チベットを語る上で欠かせない各地の寺院や博物館から、

美術・文化の名品が集まりました。

出品全123件(173点)のうち、36件が一級文物(日本の国宝に相当)という

貴重な作品を通して、チベット文化の精華に触れていただけます。』

(ホームページより)

 

上のチケットとチラシの写真は『十一面千手千眼観音菩薩立像』です。

顔が11、千の手と千の目を持つ菩薩様です。

こんなにたくさんの顔と手と目を持っているのは、

全ての衆生を漏らさず救済するためだそうです。

 

他にもたくさんの仏像が展示されていたんですが、

どの仏様も日本の仏像や、インド、中国などの、どの仏像よりも

生々しく、リアルな人間の顔をしていたり、

恐ろしい動物の顔をしていたり、

仏像の概念を覆すものばかりでした。

 

特に驚いたのは、

「父母仏(ぶもぶつ)」と言われる、

男の仏様と、その妃の女の仏様が、

対になった仏像です。

その姿は男女の仏様が向かい合って抱き合っているのですが、

下半身も、しっかりと……

 

結合されています…。

本来はこういうお姿を在俗信者に見せるべきではないと、

衣をまとっているそうです。

けれど今回の展示では、妃様はそのままの姿(全裸)です。

この父母仏は、方便(慈悲)の象徴の男尊(父)と、

空の智慧(般若)の象徴である女尊が、

抱き合うことで、二人の合一によって到達できる

悟りの世界を象徴しているのだそうです。

いやいや、仏の教えは奥が深いですね。

 

 


『トリノ・エジプト展』in東京都美術館

2009年08月08日 22時51分35秒 | 博物館・美術館

八月になって間もない日、またまた、行ってきました!


上野の「東京都美術館」です。

この展示は、イタリアのトリノにある「トリノ・エジプト博物館」の収蔵品の展示です。

トリノ・エジプト博物館は、カイロ・エジプト博物館、大英博物館、ルーブル美術館、
ベルリン・エジプト博物館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館と並ぶ
世界屈指のエジプトコレクションがあるそうです。

今回の展示は日本初公開はもちろん、博物館の外へ出るのも今回初めての名品も含まれています。

中でも、ツタンカーメン王とアメン神の石像(石灰岩・高さ209cm)、
ライオン頭のセクメト女神坐像(閃緑岩 高さ253cm)など
大きくて、とても重厚なものが多いです。
他にもミイラや、棺など生々しいものも多く展示しています。

石像など、今から3千年以上前に作られたと思えないほど
美しく精巧に出来ていてびっくりします。

当時のエジプトの信仰や、政治権力争いなどが垣間見られる大変貴重な展示です。

トリノ・エジプト展は東京都美術館で10月4日まで、その後仙台、福岡、神戸、静岡と廻ります。

機会がありましたら是非どうぞ!


上野で博物館のはしご

2009年07月25日 00時16分15秒 | 博物館・美術館

こないだの月曜日、三連休の最後の日の「海の日」に上野に行ってきました。

最初に行ったのは、 国立科学博物館の

 『黄金の都シカン』です。

南米の遺跡と言うと、インカ文明の遺跡が有名かと思いますが、
「シカン」はインカより少し前の時代になります。
日本では平安時代から鎌倉時代あたりになります。
この展示は日本人の研究者の発掘した遺跡のもので、
シカンの王様か貴族らしき一族のお墓らしいです。
盗掘被害が無かったらしく、黄金のマスクや、ラピスなど宝石類もたくさんありました。
特に、儀式用のナイフや装飾品などの黄金製品の多さには驚きます。
「生贄」の風習は恐ろしいですが、そんなインカやシカンの文明も
白人の侵略や略奪で根絶やしにされてしまった、
そのことの方がずっと残酷で、残念なことだと思います。

 展示を見終わって外に出ると、

大きなシロナガスクジラが…
実物大のシロナガスクジラの模型です。
地球最大の哺乳類。
さすがにでっかいです!

次に見に行ったのは、
国立博物館の

『伊勢神宮と神々の美術』です。

この展示は伊勢神宮の式年遷宮記念の特別展だそうで、

伊勢神宮などの古神宝や御神像などが展示してあります。
 
普段、仏像は目にすることはあっても、
神像は滅多にお目にかかることはありません。
しかも、江戸時代までは伊勢神宮も神仏習合で、
曼荼羅図など、仏教の影響がかなり見られました。
これも、かなり貴重なものだと思います。

海のエジプト展

2009年07月03日 22時27分29秒 | 博物館・美術館

こないだの日曜日のことですが、横浜の「パシフィコ横浜」に『海のエジプト展』 というのを見に行きました。

(写真は会場マップと、朝日新聞の号外です)

現在は海に沈んでしまったエジプトの古代都市「カノープス」「ヘラクレイオン」「アレクサンドリア」の

海底から発掘されたものを展示したものです。

会場に入ると、まず最初に何気なく神殿の柱や礎石の一部らしき巨大な石がいくつか置いてあるんですが、

雰囲気作りのためのダミーだろうと思っていると、実は本物!

説明文が端っこに小さくあるだけなので危うく見落とすところでした。

それにしてもこんなに大きなものをよく運んできたものだと驚きました。

けれど、会場を進んでいくともっと大きな神像やファラオ像なども展示してありました。

全高が5メートル以上、重さは約6トン。

これだけ大きなものを運んでくるんだから、入場料も高いわけだと妙に納得しました。

もちろん、金貨や装飾品など細かな展示物もたくさんありましたけど。


阿修羅王に会いに

2009年05月01日 22時42分08秒 | 博物館・美術館

先日、東京国立博物館

 http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00

で開催されている

「阿修羅展」

http://www.asahi.com/ashura/

を観に行ってきました。

混雑を避けようと平日に行ったんですが、
それでもやはり、かなり混んでいました。
 
奈良の興福寺の阿修羅像は十何年か前に見に行ったことはあるんですが、
今回は真後ろからや、真横からも見ることが出来るってことで
絶対に見逃せないと思ってました。
十数年ぶりの阿修羅像との再会は並んだだけの甲斐はありました。
正面の顔もいいけど、左右の顔の表情もまたとても良かったです。
 
また、歴史の教科書にも載っていた、
橘夫人(たちばなぶにん)の念持仏(ねんじぶつ)と伝えられる
阿弥陀三尊像(国宝、奈良・法隆寺蔵)も展示されていました。
これも実際見ると想像以上に大きくて立派なものでした。
こちらも一見の価値ありです。