菊花展を見た後行ったのは、
この立派なイチョウの木は、町田市名木百選にも選ばれているそうです。
薬師堂は普段は入ることが出来ないのですが、
文化の日の前後ということで一般公開が行われていました。
こちらの薬師堂はとても歴史があるお寺で、
現在のお堂は明治時代に再建されたものです。
薬師如来、日光菩薩、月光菩薩の薬師三尊像と、十二神将像が納められています。
また天井画も素晴らしいもので、
狩野派の絵師による八方睨みの龍と天女などが描かれています。
「野津田薬師」は福王寺薬師堂のことで、
明治16年(1883)に再建されたものです。
明治16年(1883)に再建されたものです。
ご本尊様は薬師如来様です。
右には日光菩薩様が、左には月光菩薩様が脇仏として祭られ、
更に、右側と左側に6人づつ、十二神将が祭られています。
この薬師如来様は、天平年間(約1270年前)に行基菩薩様が彫られたものであると、
現存する寺の巻物に記されています。
現存する寺の巻物に記されています。
町田市にある木で彫られた仏像としては、最も古い仏像であることが認定され、
昭和62年町田市の文化財に指定されました。
御本尊様は秘仏で、12年に一度、寅年の4月1日から5月5日までの
約1カ月間だけ扉が開かれ、拝観することができます。
平成10年3月13日に「東京都指定名勝福王寺旧園地(薬師池公園)」に指定されました。
11月3日(文化の日)の前後に御堂の一般公開が行われています。
柱や欄間などに施されている彫刻も精巧なものでした。
野津田薬師の縁起について書かれた立て札がありました。
野津田薬師堂
開山 行基菩薩 開創 天平年間
縁起
普光山福王寺と号し、聖武天皇御宇天平年間の
草創にして本尊薬師如来は開山行基菩薩が勅を
奉じて作る所なり。その時に華厳経一部と若干
の封戸とを賜り勅願書となり幾星霜を経た。
来年は寅年ですので、御開帳が行われます。
その時には、ぜひお参りに来ようと思います。