宇和島藩第7代藩主である伊達宗紀が、
隠居場所として建造した池泉廻遊式庭園。
園内には伊達家の家紋である「竹に雀」より
竹を配しているのが特徴で、珍種も含め
18種もの竹や笹が植栽されています。
名称の由来は、伊達政宗が隠居後詠んだ
「馬上に少年過ぎ 世は平にして白髪多し
残躯は天の赦す所 楽しまずして是を如何せん」
という漢詩から採ったものだそうです。
幕末の国事斡旋の舞台ともなった大名庭園。
毎年6月の上旬になると、花菖蒲が満開になり、
またひとしおの眺めとなるとか。
1672年に宇和島藩2代藩主の伊達宗利が
海を埋め立てて造成した「浜御殿」の一部で、
1863年に建物等が整備され7代藩主の伊達宗紀が移居、
築庭が竣工、鬼ヶ城連峰を借景とした庭園。
藤や花菖蒲などの四季折々の花が植栽され、
四季折々の風情が水面に映ります。
園内には多くの藤棚がありますが、
こちらの藤棚の下で休まれるのが良いでしょう。
愛媛県宇和島市天赦公園
2023.5.1
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