まるみのあっちこっち巡り

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弘法大師も見残したという見残し海岸

2023-11-05 01:13:35 | お出かけ 四国



歩いて行くにはあまりにも難所なため、
弘法大師がこの地を見残したといわれる
「見残し海岸」にて2組の乗船客を残して、
グラスボードは去って行きました。







見残し海岸は竜串海域公園の千尋岬にありますが、
海食台地が広がり、徒歩で行くのが困難なため、
風よけに見残し湾を利用していた漁師以外は、
見ることはできなかったようです。







2千万年前の巨大な景観を
私達が見られるようになったのは、
グラスボードで渡ることが可能になり、
気象条件にも恵まれたからです。







竜串層といわれる地層から成っており、
砂岩、泥岩が長年の波食、風食作用によって
岩肌に無数の襞と甌穴を生み出しています。







弘法大師空海が誕生したのは1250年前、
日本で最初の人類普遍の天才が、
発見したとの伝承のある温泉などは
日本各地に存在しますが、
見ていないというのも面白い、
是非とも見たいと思っていたのでした。







奇岩や岩畳の間に遊歩道を作ってしまうのも
いかがなものかとも思いますが、
そこを歩くだけではこの光景を堪能できないので、
冒険者になった気分で奇岩の上も歩きました。







長い年月をかけて砂岩が波食や風食を受けて
形成された自然の力が造りあげたもの。







「人魚御殿」「蜂の巣城」などと
名付けられた奇岩もありますが、
まるでSFの世界







地層が風化・侵食されることで複雑な形となり、
その姿は今も少しずつ変化を続けています。







奇岩のもととなっている地層は、
曲がったり、丸まったり、ずれたり、
今から1700万年前、大地の変動が
活発だったことを物語っているのです。







グラスボードが迎えに来るまでの1時間、
奇岩探検は続きましたが、
無事に過ごすことができてホッとしました。

高知県土佐清水市竜串

2023.5.3


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