じゃ、僕の話をします。

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「函館五島軒」のカレーを札幌で食べる。

2017-03-27 | カレー


恐らく10年近く前ですが、函館を訪れた際に「五島軒」の本店のレストラン「雪河亭」に行ったんですよ。

明治創業の洋食レストラン。

その歴史は即ち北海道の歴史とも言えるようなお店で、建物からして重厚な佇まい。

何かこう「鹿鳴館」とか「文明開化」とか、そんな言葉が頭に浮かんでくるような、積み重なった歴史の重みがあるお店の中では、時間もゆっくりと大河のように流れるなぁ…と、思いつつ、「明治の洋食&カレーセット」を食べておりました。

これが伝統の味かぁ…なんて思いつつ、噛み締めてましたね。中々、函館にも行けないので、しみじみと味わってました。

でも最近。

ついに札幌にも進出したと。

あの五島軒が。

それも大通公園沿いの、札幌のど真ん中に。

函館にあるからこその「五島軒」。

函館にあるからこその「ラッキーピエロ」。

函館にあるからこその「ハセガワストアのやきとり弁当」。

この三大函館名物は、札幌に進出することはないと思ってただけに、その一角がついに来たかのかと。

個人的には結構な事件です。いやホント。

で、開店後しばらく経ち、ようやく最近行って来たんですが…

「洋食バル」と言う、ちと函館の本店とは違うライトな感じの業態でした。

あれ?
(^_^;)

そーなん?

…と言う、肩透かし感は正直ありましたが。

でも、メニューを見て安心。

伝統のカレーメニューは本店とほぼ同じ。

あの「鴨カレー」もありました。

他にはおつまみになるような洋食メニューなどがあり、「バル」と言うだけあって割と親しみやすいお値段。飲み放題メニューまである(笑)。

これは歴史の上にあぐらをかかない、攻めの姿勢という事でしょうか。でも、函館のお店も地元の方々にしてみれば、敷居の妙に高いお店ではなくて、これぐらいの親近感と言うか、距離感なのかなとも思いました。

前置きが長くなりました。
m(_ _)m

「あいがけカレー」です。

手前はイギリス風のビーフカレー。奥はポークカレー。フライドオニオンが、しっかりライスに載ってるのも泣けて来ます。

恐らく、函館のお店で食べたのと同じ味わいです。

…と、言うか。

由緒正しき、洋食のカレーの味です。それもホテルのレストランで出てくるような、尖らずに丸い味。その丸さを出すために手間暇を重ね続けた味。

そりゃ、やんごとなき方のお食事のお店として選ばれる訳ですよ。

その方も召し上がったと言う「鴨カレー」。

ちょっとお高いのですが…いつかこちらも食べてみたいものです。

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