秋の青空が拡がったとある日。
まさにこのイベントの為のような秋空の下、今年で10回目の開催となった「さっぽろオータムフェスト」へ。
何かすっかり有名になり…
お休みをもらえた平日に行ったにも関わらず、すごい人出で。
道外や海外からのお客さんも多いようで、その数は雪まつり超えだとか。
開催期間の長さもあるでしょうけど、土日や祝日に行くと身動き取れないくらいの人の多さ。
そう。
ススキノのとある居酒屋の(笑)マスターと行ったのは日曜でして。
何か買うにしても、常にブース前の行列に並ばなければならないと言う状況でした。
そんな団体戦(?)後、今度は個人戦。
札幌の大通公園の東西に亘る会場は、それぞれ特色を持ってまして。
オススメは八丁目。
道内の各市町村がブースを出していて、それぞれの特産品や、地元ならではの名物料理を出しています。
開催中、何度か出店する市町村も入れ替わるのですが、ここに来れば北海道の様々な「味」を1箇所で一気に楽しめます。
まずは道南の八雲町の牛。
大きな牛串からは肉汁が滴りまくり。
これを持ってビールを買いに行ったら、売ってたお兄さんが「あー、それ八雲のっすよね〜。あー、もうそれにビールとか間違いないっすよね♪♪」と、お兄さんがハイテンションに(笑)。
続いて道東側の中標津町。
「想いの茸」と言う椎茸を炙り焼きにして、笠の内側(?)にチーズを載せて焼き上げたもの。こーなると、これはもう肉ですね。
士別市のラム串と、室蘭市のソーセージ。
士別市と言えばやはりラム。室蘭は何か「室蘭やきとり」のイメージしか無かったのですが、室蘭のソーセージは初めて。
そう言えば。
今年の八丁目会場には、あの「いちごけずり」以来の、いやそれ以上と言っても過言ではない行列がありました。
その先にあったのは…
新篠津村の「生いちごパラダイス」。
もう、こうなってしまうとネーミングの勝利…
と、思いきや、現物を見ると確かに生のいちごのパラダイスだなと。
流石に他のお客さんのを撮るわけにもいかず、写真は無いんですが、新鮮なイチゴをふんだんに使ったパフェでして、日曜日に行った際は行列がとぐろを巻くかの如く。
今回も何度か新篠津村のブース前を通りましたが、「行列休止中」の札が常に。
あまりに並んで通行の邪魔になるからと、並ぶ事すら出来ない状態。
もし、これから行かれる方がいましたら、この生いちごパラダイスにチャレンジしてみてください。
さて。
続いて10丁目。
ここはとことん「肉」にこだわったメニューが並びます。
寿司すら肉で。
「おびら牛うに載っけ寿司」。牛とウニだからかお値段は中々のものでしたが(笑)、最近、牛と海産物を合わせる料理がブームなんですかね。牛と牡蠣、ってのもありました。
そして、10丁目名物とも言える…
ローストビーフ丼。インスタ映えしそうな見た目ですが(笑)、これはもう、はい(笑)。想像通りのお味です。希少部位の「しんしん」を使ってるとか。
とてもしっとりとした、官能的なローストビーフに卵が絡み合い、その旨味を身に纏ったご飯がこれまた素敵。
10丁目は、アウトドア用品のブランドの「LOGOS」と提携してるようで、会場にはLOGOSのテーブルや椅子、テントが設営されてました。そこで料理が食べられるんですね。
こんな青空を眺めつつ肉料理を喰らえば、まるで公園でデイキャンプしてるような気分になれます。会場は全体的に木目を活かしたような設備も多くて、他の会場に比べると何かのんびりした雰囲気。
続きまして11丁目。
ここは札幌市内のフレンチやイタリアンのレストランが、入れ替わりで料理を提供する「シェフズキッチン」がメイン。
スペイン、トルコ、フランス、イタリア、ロシア、ネパール…などなど、世界各国の料理を出すブースもあり、確かにこんな噴水の側で食べてると、外国気分にも何となくなれます(笑)。
各店が千円程でワンプレートの料理を出してまして、このクオリティならお得なのではないかと。
この日はビストロの「デジャ」のお料理。これにスパークリングワインを合わせたりして、急に小粋な気分に(笑)。
ホロ酔いかつ満腹。大通公園にはしっかり手入れされた芝生もある訳で…
そのまま寝転ぶのはやむを得ない展開。しばしの休息。
そして七丁目。
ここは公園全体が大きなバーのような感じで、お酒の種類が豊富。
酒呑みの楽園(笑)。
ウイスキー三種の飲み比べも500円でできます。
更には、屋台のようなお店が並んでるエリアも。博多の屋台街の雰囲気で、しっかりラーメンもあります。気が利いてると言うか…本当にこの会場は、酒呑みのためにあるようなもんですね(笑)。
しかも、札幌の人気店「いせのじょう」のラーメン。あっさりした生姜ラーメンは、締めにこの上ない。
「ほっかいどう果実カクテルバー」では、爽やかなカクテルも飲めます。
「若駒の風」という、白ワインベースのカクテル。すっきり飲めて、これは女性にも喜ばれますね。
…そんな素敵なカクテルを、ハーフパンツの中年が飲んでましたけどね。
(^_^;)
それはともかく。
さらには…
二木フルーツカクテル。
二木は後志と言う地方にある、果物が名産の町ですね。その名を冠してるだけあって、フルーツ満載。
締めは…札幌の新名物、「シメパフェ」。
しかも、あの「ドゥーブルフロマージュ」で有名な「ルタオ」のパフェですよ。甘くキレよく締まりました。
今月末まで続くオータムフェスト。
実はラストの週は、八丁目に僕が毎年期待してる市町村が揃うんですね。
赤平のガンガン鍋
芦別のガタタンラーメン
音威子府の蕎麦
上士幌の十勝ナイタイ和牛ステーキ
釧路の阿寒ポークステーキ
標茶の星空の黒牛
浜中の花咲蟹鉄砲汁
…などなど。
さらには今年初出店となる、旭川の「新子焼き」の名店「ぎんねこ」が五丁目に。
まさに、クライマックスはこれからです。