入りづらいんです。
ほら。
一見さんなら躊躇しますよね、やっぱり。
札幌の中心部、狸小路の7丁目にある「M'sスペース」の一角。飲食店が集まった、いわゆる雑居ビルの奥。
入口もこのインパクト。楽しげな雰囲気ではありますが、若干、圧倒されます。
店内も…
店内も…
こんな感じ。ゴチャゴチャしつつも、通い続けるといつしか居心地が良くなるこの雰囲気。「ド◯.◯ホーテ」にも通じる雰囲気ですね(笑)。
そんなお店で頂くのは、魅惑のスープカレー。
「ベジタブルチキン」にチーズと納豆トッピング。辛さは1。ご飯大盛り。ご飯の上の目玉焼きは、デフォルトで付いて来ます。
ほろほろのチキンの他、甘さを感じるニンジンや、シャキッとしたピーマンなどの野菜。
普段、スープは日替わりで数種から選べますが、この時は「エピローグ」と言うスープのみ。営業終了間際に伺ったから、他のスープが無くなったのかも。
こちらのお店のスープ。丁寧なお出汁の味わい。よくありがちな、コテコテな濃厚さではなく、純粋に出汁の深い味わい。スッキリしてます。
なので、いくつか食べて来たスープカレーの中でも、個人的にはこちらのスープが一番好みです。具材の味わいも活きます。
チーズと納豆を入れたのは、身体が疲れ気味だったので(笑)。普段はあまりトッピングを加えません。でも、スープカレーに納豆はよく合います。
終盤、具材を食べ切ったスープにご飯を投入すれば、納豆のトロみでリゾットみたくなるのが良い。
そして半熟目玉焼きが素敵。辛さをマイルドにしてくれます。
その辛さですが、「1」でもかなり辛い方だと思います。食べると頭皮の毛穴が開きます(笑)。なので、初めて召し上がる時は、辛さのチョイスは慎重に。
入りづらいお店、と言えば、ススキノの某居酒屋さんを思い浮かべますが(笑)、その居酒屋さん同様、入りづらさの先には魅惑の味が待ってるもんですね。
その某居酒屋さんにもよくお越しになる、とあるギタリストさんが、こちらのスープカレーのファンだと耳にしたのが来店のきっかけ。
そんな「きっかけ」に感謝しつつ、味わっておりました。
…でなきゃ、多分、入り口の時点で躊躇して入れてませんからね(笑)。