Lumix DMC-G1/G14-45
それは、思いもかけず起こった。
起きる時はそんなモンなのだろう。
右から何かが視界に入った。
Lumix DMC-G1/G14-45
と、思った時、目の前に牡鹿がいた。
後から3台ほど車が来ているのは分かっていたから、左にハンドルを切りながらブレーキをかけていた。
車は止まると思ったが止まらず、真正面に牡鹿をどし~んと押付けた。
牡鹿がボンネット上に倒れこみ、ゆっくりと車の前に落ちていった。
車から降りて見ると、牡鹿はバンパーの下から這い出して後ろ足を引きずりながら林の中へと消えて行った。
路面にはもがいた蹄の跡が付いていた。
Lumix DMC-G1/G14-45
音と手応えから、車の前部は相当壊れただろうと思って見たが、あっけないほど傷はなかった。
牡鹿が潜り込んだ左バンパー後のフェンダー内泥除けが外れていたので、所定の位置に押し込んだ。
右前照灯のカバーが割れているのを帰宅後に気が付いた。
Lumix DMC-G1/G14-45
改めて点検すると、右フェンダーが膨らんで折れ曲がった所の塗装が割れている。
泥除けも外れているのが分か。る
Lumix DMC-G1/G14-45
Lumix DMC-G1/G14-45
牡鹿がボンネットに乗ったときに、角が当たってそこの塗装が剥げ落ちている。
RICOH Caplio GX100
助手席に置いていた地図やカメラバッグなどすべてが床に叩き付けられていた。
RICOH Caplio GX100
販売会社では、右前照灯ケース、右フェンダー交換などと見積もっていたが、フェンダーもボンネットも板金塗装で帰ってきた。
RICOH Caplio GX100
ドアヒンジ周りやボンネットの淵などに作業中に付いた薬品が清掃されないで納品されてきた。
OLYMPUS E-520/ZD14-42
見積金額より安くなったのは良いが、仕事はきちんとして欲しい。
自損事故などしないと思っていたので、それに対応する車両保険には入っていなかった。
鹿は車両でないから、ぶつかってきても保険扱いにはならず、自分の過失事故になるという。
ハンドル操作誤りでガードレールや電柱に衝突、路外転落するのと一緒というのは納得できない。
蝦夷鹿が増えているので、これからこの種の事故は起きる確率が高い。
ヘタすると教育を受けていない若い羆とぶつかるかもしれない。
憤慨しながら、どんな事故でも車両保険扱いになるように追加保険料を払った。