RICOH CAPLIO GX100
カセットデッキが故障したことは、以前に書いた。
ところが、その後何の気なしに録音ボタンを押したところ、録音ランプがついたのであった。
てっきり、長時間使用しなかったので、チップの帯電が放電して正常になった、と思い込み使っていたところ、また、録音ができない。
接点が汚れているのかと思い頻回にスイッチを押したり、プラグを抜いて放置したり、考えられることをやってみた。
駄目であった。生き返らなかった。
まあ、再生はできるさと、録音されたテープを聞いていたのであるが、未練がましく録音ボタンを押してみた。
点いた!録音ランプが点いた!
以前録音しようとしたテープで、再度試す。
点かないー。何度試みても点かない。
先の録音済みテープでは点く。
これはカセットに問題ありだと、あの部分を見てみる。
このカセットは琥珀色をしているので分かりづらかったが、なんと、あそこの部分が折れて内側に曲がっていたのだ。
窪みに詰め物をして再度点検する。
点いた、点いたぞ!
故障はデッキではなくカセットケースだったのだ!
なんてこった!
いいんですけどね。
入手困難なのもあるっすよねえ。
いろんな物が壊れるのが、
それだけ長く使っているのだから
壊れるのは分かるけれども
次から次へと壊れるのは
気持ちが滅入るのです。
何か不具合があると
また壊れたかと、気落ちします。
録音も、もうテープの時代ではなくなっています。
世代交代が進んでいます。
今じゃあツメを折るってのは無いからなあ。