Lumix DMC-FT1
インプレッサアネシスに乗っていて感心する事がある。
それは、ドアがきちんと閉まることである。
ドアヒンジを見ても特別頑丈な様子もなく、分相応の大きさである。
昔、某社の車はドアヒンジが弱いのでドアが垂れてくる、という特質を持っていると言われた。
ドアキャッチャーにしても、特別なものが付いている様子もない。
セドリックは、ドアを遠くから軽く押しても閉まらない。
ドアキャッチの10cmほど前から軽くドアノブを押す、というのが正しいドアに締め方であった。
その代わり、室内の密閉度は素晴らしいものがあった。
高速道路でも室内楽を楽しめたのである。
最近の病室の引き戸などは、開けたままにしておくと静かに閉まるように設定されている。
それと同じように、アネシスのドアは開けて軽く押すとパシャッと閉まるのである。力はまったくいらない。
もちろん10cmの距離からドアノブを押すと問題なく閉まる。
後期高齢者の人は、昔の粋な車のドアの閉め方を現代の車にも適用する。
すなわち、ドアを遠くから力いっぱい「どし~ん」と閉めるのである。
車格が違うから比べようもないが、アネシスで高速道路を走るとジェット機に乗っている雰囲気を体験できる。
空気力学?に基づく車体形状のためか風切り音は小さいのだが、タイヤの走行音は挑発的である。
石ころはタイヤハウス内を飛び回るし、トンネル内で屋根に落下する水滴に驚かされる。