日本で1番売れているレコードだという。
多くの録音があるのだろうが、
たまたま買ったこの盤は、気に入っている。
ヴィヴァルディ作曲 四季
ネヴィル・マリナー 指揮
アカデミー室内管弦楽団
ヴァイオリン アラン・ラヴディ
ゆっくりしたい日曜の朝、これをかける。
小音量で、
アンプが温まっていないから、力なく音が漂う。
それが良い。
JBL CONTROL 1 は、弦楽器も品良く再生する。
大袈裟でなく、情緒的過ぎず抑え目な演奏は
多くの日本人に好まれているであろう。
さて、このジャケットの絵であるが、
スキャンしながらあらためて眺めると
草か作物のような印象を受けるが、
人間の手や足、鷲の頭、骸骨様の物、
どう見ても花や実に見えない妖しい物体
そして裸の女の下半身などがあるのだ。
どうも曲の印象からは程遠い、おどろおどろしい
さまで、バルセロナオリンピックの開会式に出てきた
妖怪と相通じるものがあるように感じる。
曲を聴きながらこのジャケットを眺めていると
当時の人々の生活に興味が出てきて、色々とあれこれ
想像する。
朝聴く1枚でなく、夜聴く1枚でも良いのではないか。