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読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

やりたいことを書くことで達成する、「最高の人生の見つけ方」(アメリカ/2007年)

2009-05-25 07:11:45 | 映画;洋画
~仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。(シネマトゥデイ)~

原題:The Bucket List
監督:ロブ・ライナー
脚本:ジャスティン・ザッカム
音楽:マーク・シャイマン
主題歌:ジョン・メイヤー 『Say』
撮影:ジョン・シュワルツマン
出演:ジャック・ニコルソン(エドワード)、モーガン・フリーマン(カーター)、ショーン・ヘイズ(トマス)、ビヴァリー・トッド(バージニア)、アルフォンソ・フリーマン(ロジャー)、ロイナ・キング(アンゼリカ)、ロブ・モロー(ホリンズ医師)

「人は生き 人は死ぬ‐世の中はその繰り返しだ」、「彼がその目を永遠に閉じたとき、心は開かれた」というフリーマンのナレーションが印象的でした。原題は「The Bucket List」。直訳すると「バケツのリスト」ですが、kick the bucketで「くたばる」というスラングが使われていることから、死ぬ前にやりたいことをリストにした「棺桶リスト」と訳されていますね。私も書いておかねばと思った次第です。本作で登場するそのリストは次の通り。

1.Help a complete stranger for a common good(見ず知らずの人に親切にする)
2.Laugh till I cry(泣くほど笑う)
3.Drive a Shelby Mustang
4.Kiss the most beautiful girl in the world(世界一の美女にキスする)
5.Get a tattoo(刺青をする)
6.Skydiving(スカイダイビングをする)
7.Visit Stonehenge
8.Spend a week at the Louvre
9.See Rome
10.Dinner at La Cherie d'Or
11.See the Pyramids
12.Get back in touch (previously "Hunt the big cat")
13.Visit Taj Mahal, India
14.Hong Kong
15.Victoria Falls
16.Serengeti
17.Ride the Great Wall of China

冒頭でエドワードが飲む珈琲。後にリストNO2.Laugh till I cry(泣くほど笑う)に絡んでくるのが、「コピ・ルアク」。エドワードの成功した人生の象徴ですね。

「コピ・ルアク」(インドネシア語 Kopi Luwak)とは、「ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことである。「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名。独特の香りを持つが、産出量が少なく、高価である」。

<コピ・ルアク - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%AF


監督のロブ・ライナー(Rob Reiner、本名:Robert "Rob" Reiner、1947年3月6日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督・俳優・脚本家・映画プロデューサー。このブログでは初めて取り上げますが、「スタンド・バイ・ミー」(1986)、「ミザリー」(1990)、「ア・フュー・グッドメン」(1992)、「アメリカン・プレジデント」(1995)などの作品があります。

<ロブ・ライナー- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC


さて出演陣。ビッグ・ネームの二人の他は日本ではあまり馴染みのない俳優陣がキャスティングされています。まず、ジャック・ニコルソンは先日「カッコーの巣の上で」で取り上げました。

<連休中に観ておきたい名作、「カッコーの巣の上で」(アメリカ/1975年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/cecbc9d4e6f5f57587ecee1d696afb07

モーガン・フリーマンについては最近では「ウォンテッド」を取り上げています。
<あり得ない話が連続すると、それはそれでいいかと思える、「ウォンテッド」(米/2008年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/6b979a62d4bfdf1ced490daf242cb92c


エドワードの優秀な秘書トマスを演じるのは、ショーン・ヘイズ。本作で初めて知った俳優です。

ショーン・ヘイズ(Sean Hayes、1970年6月26日 - )は、「アメリカ合衆国出身の俳優。イリノイ州シカゴ出身。イリノイ州立大学で音楽と演劇を学ぶ。その後ピアノ奏者として働いたり、また地元の劇団の演出家としても活躍。シカゴのステッペンウルフ・シアター・カンパニーのために作曲をしたり、即興劇団のセカンド・シティに参加したりもした」。

「1995年にロサンゼルスに移り、コマーシャルに出演したり、スタンダップ・コメディの舞台に立つなどするようになる。1998年から8年間続いた人気コメディシリーズ 『ふたりは友達? ウィル&グレイス』 で、エキセントリックなゲイのジャックを演じて人気を博した」。

<ショーン・ヘイズ- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%82%BA


カーターの妻バージニアに扮したのはビヴァリー・トッド。彼女のことも初めて知りましたが、1946年7月11日生まれのアメリカの女優でありプロデューサーであり、作家でもあるという多彩な女性のようです。モーガン・フリーマンの出演作「ワイルド・チェンジ(Lean on Me)」(1989)での共演が本作の縁につながったようです。

<Beverly Todd - Wikipedia>
http://en.wikipedia.org/wiki/Beverly_Todd


ロジャー役を演じたアルフォンソ・フリーマン。彼はモーガン・フリーマンの息子さんだそうです。1959年9月13日生まれ。父上の出演作「ショーシャンクの空に」(1994)、「セブン」(1995)、「ベティ・サイズモア」(2000)などで共演しています。また、以前加藤ローサさんがでているCM「e-collect」でピアノ弾きながら歌っている黒人男性がこのアルフォンソ・フリーマンだったようです。

<Alfonso Freeman - Wikipedia>
http://en.wikipedia.org/wiki/Alfonso_Freeman


エドワードの差し金でカーターを誘惑する女性アンゼリカに扮するのがロイナ・キング。1970年12月6日生まれでアイリッシュ系の父とジャマイカ系の母との間にイギリスで生まれたハーフ。「Proof of Life」(2000)、「アルマゲドン2008」(2007)への出演があるようです。

<Rowena King - Wikipedia>
http://en.wikipedia.org/wiki/Rowena_King


最後はエドワードの主治医ホリンズ医師を演じたロブ・モロー。テレビシリーズ「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」(2002~)のFBI捜査官のドン・エプス役で知られていますね。

ロブ・モロー(Rob Morrow、1962年9月21日 - )は、「アメリカ合衆国の俳優。ニューヨーク州ニューロシェル出身のユダヤ系。9歳の時に両親は離婚。1985年にデビュー。主にテレビで活躍していたが、1994年にロバート・レッドフォードの『クイズ・ショウ』の主役への抜擢で注目される。映画・テレビの両方で活躍しているが、日本公開作品は少ない。舞台でも活躍しており、アンサンブル劇団「Naked Angels」の創設メンバーでもある」。

<ロブ・モロー- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%83%BC


本作のジョン・メイヤーが歌う主題歌「Say」が印象的で、下記のブログで取り上げました。
<映画「最高の人生の見つけ方」とその主題歌、ジョン・メイヤーの「Say」>
http://blogs.yahoo.co.jp/asongotoh/57634185.html


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