～高難度の心臓手術「バチスタ手術」を26回連続で成功させていた“チーム・バチスタ”に、3度続けて術中死が発生。内部調査を任された田口（竹内結子）が適当な報告で締めくくろうとした矢先、厚生労働省から派遣された切れ者役人の白鳥（阿部寛）が現れる。2人はコンビを組んで、“チーム・バチスタ”のメンバーを再調査することになる。（シネマトゥデイ）～
監督：中村義洋
原作：海堂尊
脚本：斉藤ひろし、蒔田光治
音楽：佐藤直紀
撮影：佐々木原保志
出演：竹内結子、阿部寛、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、田中直樹、佐野史郎、星野響子、野際陽子、平泉成、國村隼、ベンガル、山口良一
海堂尊さんのこの原作については、2006年に出版されて間もなく読んだと思います。本作が第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したのが報じられて書店に並んでいましたね。そして、次作「ナイチンゲールの沈黙」も立て続けに読みました。この二作については下記の記事で取り上げています。
＜「チーム・バチスタの栄光」（海堂尊著/宝島社）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/f20c9f962cb1b69e0f04808e5b27a473
＜「ナイチンゲールの沈黙」（海堂尊著/宝島社）～鳥に秘められた「歌の力」～＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/974d39cfcdf7a1ecd1338ec12256f6a7
原作での40代後半（だったと思いますが）の主人公・田口公平が、本作では30歳前後の女医・田口公子に変更されていますね。原作の主人公を男性から女性に変更するというのは結構大胆な決断だったと思いますが、本作においては成功だったのではないでしょうか。原作は原作で味がありますが、「愚痴外来」の担当医を女性としたことで、ストーリー展開が華やかになった点、これは監督の腕ですね。
冒頭とエンディングに登場するソフトボールのシーンは、厚労省、医療関係者、薬品メーカーの関係がさらっと描かれていますが、実にシニカルでした。エンディングで白鳥圭輔が着ているユニフォームが自前のものであることをネームで示していることなどちょっとした小細工が心憎いところでした。その監督の中村義洋さんについては、「アヒルと鴨のコインロッカー」で取り上げました。
＜最後にわかるタイトルの意味、「アヒルと鴨のコインロッカー」（200７年）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/4f266cf475fbd546a1fee22f83fe7fb4
本作では登場人物のそれぞれのキャラが立っている点も見逃せない点です。それは患者である山口良一さんが演奏する往年のロックバンド、サンハウスの「レモンティー」には笑えますガ、山口さんがあれほどギターが上手いというのは驚きでした。そんな俳優陣についてはいつものように写真とウィキペディアのリンク先を添付するに留めます。
田口公子；東城大学医学部付属病院神経内科学教室講師、不定愁訴外来（通称『愚痴外来』）。
＜竹内結子 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%86%85%E7%B5%90%E5%AD%90
桐生恭一；臓器統御外科助教授。『チーム・バチスタ』のリーダー、執刀医。
＜吉川晃司 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E6%99%83%E5%8F%B8
鳴海涼；基礎病理学教室助教授、病理医。桐生の義弟
＜池内博之– Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E5%86%85%E5%8D%9A%E4%B9%8B
酒井利樹；臓器統御外科助手、『チーム・バチスタ』第二助手。
＜玉山鉄二 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E5%B1%B1%E9%89%84%E4%BA%8C
羽場貴之；臨床工学技士、『チーム・バチスタ』リスクマネジャー。
＜田口浩正– Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%8F%A3%E6%B5%A9%E6%AD%A3
氷室貢一；朗麻酔科講師、『チーム・バチスタ』麻酔科医。
＜田中直樹 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E7%9B%B4%E6%A8%B9_(%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84)
垣谷雄次；臓器統御外科講師、医局長、『チーム・バチスタ』第一助手。胸部大動脈瘤バイパス手術の専門家。
＜佐野史郎 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E9%87%8E%E5%8F%B2%E9%83%8E
星野響子；2年目の手術室看護師。反射神経の良さを桐生に見込まれチームに参加するが、結婚を理由に寿退社。
＜野波麻帆 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%B3%A2%E9%BA%BB%E5%B8%86
小倉勇吉；拡張型心筋症でバチスタ手術を受ける患者。
＜山口良一– Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E8%89%AF%E4%B8%80
白鳥圭輔；厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。阿部寛さんいついては、下記の作品で取り上げました。
＜主演級の俳優が跋扈するミステリー、「魍魎の匣」（2007年）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/9326065142031bdca557b438ac4b748a
大友直美；手術室看護師主任。後輩の星野響子の後任として『チーム・バチスタ』に参加。
汚い泣きの演技がお見事だった井川遥さんについては下記の作品で取り上げたばかりです。
＜全編に流れる不協和音の通奏低音が昇華し奏でる「トウキョウソナタ」（日、和蘭、香港/2008年）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/21a0d24c744c9440ce4715c0aac4e0dc
監督：中村義洋
原作：海堂尊
脚本：斉藤ひろし、蒔田光治
音楽：佐藤直紀
撮影：佐々木原保志
出演：竹内結子、阿部寛、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、田中直樹、佐野史郎、星野響子、野際陽子、平泉成、國村隼、ベンガル、山口良一
海堂尊さんのこの原作については、2006年に出版されて間もなく読んだと思います。本作が第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したのが報じられて書店に並んでいましたね。そして、次作「ナイチンゲールの沈黙」も立て続けに読みました。この二作については下記の記事で取り上げています。
＜「チーム・バチスタの栄光」（海堂尊著/宝島社）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/f20c9f962cb1b69e0f04808e5b27a473
＜「ナイチンゲールの沈黙」（海堂尊著/宝島社）～鳥に秘められた「歌の力」～＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/974d39cfcdf7a1ecd1338ec12256f6a7
原作での40代後半（だったと思いますが）の主人公・田口公平が、本作では30歳前後の女医・田口公子に変更されていますね。原作の主人公を男性から女性に変更するというのは結構大胆な決断だったと思いますが、本作においては成功だったのではないでしょうか。原作は原作で味がありますが、「愚痴外来」の担当医を女性としたことで、ストーリー展開が華やかになった点、これは監督の腕ですね。
冒頭とエンディングに登場するソフトボールのシーンは、厚労省、医療関係者、薬品メーカーの関係がさらっと描かれていますが、実にシニカルでした。エンディングで白鳥圭輔が着ているユニフォームが自前のものであることをネームで示していることなどちょっとした小細工が心憎いところでした。その監督の中村義洋さんについては、「アヒルと鴨のコインロッカー」で取り上げました。
＜最後にわかるタイトルの意味、「アヒルと鴨のコインロッカー」（200７年）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/4f266cf475fbd546a1fee22f83fe7fb4
本作では登場人物のそれぞれのキャラが立っている点も見逃せない点です。それは患者である山口良一さんが演奏する往年のロックバンド、サンハウスの「レモンティー」には笑えますガ、山口さんがあれほどギターが上手いというのは驚きでした。そんな俳優陣についてはいつものように写真とウィキペディアのリンク先を添付するに留めます。
田口公子；東城大学医学部付属病院神経内科学教室講師、不定愁訴外来（通称『愚痴外来』）。
＜竹内結子 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%86%85%E7%B5%90%E5%AD%90
桐生恭一；臓器統御外科助教授。『チーム・バチスタ』のリーダー、執刀医。
＜吉川晃司 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E6%99%83%E5%8F%B8
鳴海涼；基礎病理学教室助教授、病理医。桐生の義弟
＜池内博之– Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E5%86%85%E5%8D%9A%E4%B9%8B
酒井利樹；臓器統御外科助手、『チーム・バチスタ』第二助手。
＜玉山鉄二 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E5%B1%B1%E9%89%84%E4%BA%8C
羽場貴之；臨床工学技士、『チーム・バチスタ』リスクマネジャー。
＜田口浩正– Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%8F%A3%E6%B5%A9%E6%AD%A3
氷室貢一；朗麻酔科講師、『チーム・バチスタ』麻酔科医。
＜田中直樹 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E7%9B%B4%E6%A8%B9_(%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84)
垣谷雄次；臓器統御外科講師、医局長、『チーム・バチスタ』第一助手。胸部大動脈瘤バイパス手術の専門家。
＜佐野史郎 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E9%87%8E%E5%8F%B2%E9%83%8E
星野響子；2年目の手術室看護師。反射神経の良さを桐生に見込まれチームに参加するが、結婚を理由に寿退社。
＜野波麻帆 – Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%B3%A2%E9%BA%BB%E5%B8%86
小倉勇吉；拡張型心筋症でバチスタ手術を受ける患者。
＜山口良一– Wikipedia＞
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E8%89%AF%E4%B8%80
白鳥圭輔；厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。阿部寛さんいついては、下記の作品で取り上げました。
＜主演級の俳優が跋扈するミステリー、「魍魎の匣」（2007年）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/9326065142031bdca557b438ac4b748a
大友直美；手術室看護師主任。後輩の星野響子の後任として『チーム・バチスタ』に参加。
汚い泣きの演技がお見事だった井川遥さんについては下記の作品で取り上げたばかりです。
＜全編に流れる不協和音の通奏低音が昇華し奏でる「トウキョウソナタ」（日、和蘭、香港/2008年）＞
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/21a0d24c744c9440ce4715c0aac4e0dc
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