早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/山鹿灯籠祭り

2014年08月18日 | 景色



        私が住む和水町(なごみまち)のお隣、山鹿(やまが)市。

        人口5万人強の熊本と福岡の県境の街です。
        毎年8月の15日からの3日間
        ここでは熊本を代表するの夏の風物詩…山鹿灯籠(とうろう)祭りが開かれます。 

        九州はおろか本州や四国からも大型観光バスで訪れる人が多く
        遠く離れた駐車場からバスでピストン輸送です。
        いつもは車で10分の市内に40分ほどかけてやっとたどりつきました。

        さっそく参加前の女性たちを発見
        山鹿灯籠祭りは16日の夜に行われる
        女性たちの千人灯籠踊りでクライマックスを迎えます。

        

        山鹿には洒落た店が多い 

        

        でも道ばたのお店で買い食いするのがお祭りの醍醐味よね

        

        いつも愛用させてもらっている山鹿温泉の元湯「さくら湯」の周りは人、人、人…
        今日は芋の子を洗うようにいっぱいなんだろうなあ…

        

        紙と糊だけで手作りされた灯籠をかぶってのお祭りです。
        熊本の女性にとっては憧れ…(ああ、私も写真撮ってもらえばよかった!)

        

        さくら湯の横のお祭り広場は千人灯籠踊りを待つ人たちが腹ごしらえでぎっしり!
        おまけに今日は地元の城北高校が熊本県代表として出た甲子園で1勝したので
        そのことを肴にみな楽しそうにほろ酔い加減です。

        

        その横では男衆が祭りの無事を静かに祈願中

        

        メイン会場は小学校のグラウンドです。

        

        出番を待つ女性たち…

        

        会場のグラウンドにはすでに多くの人たちが場所を確保しています。
        暗くなる前は子供たちの踊りや太鼓の奉納です。
        スタンドの桟敷席は3,000円からですが前売りですでに完売
        少しでも高いところから見た方がきれいなんですよ。(来年は考えようっと…)

        

        暗くなり始め、千人の女性たちが入場してきました。
        会場の電気は消され幻想的な風景です。
        昔はロウソクでしたが今ではLED電球
        今年は100個ほど有機ELが混じっているとか…

        

        時々光るフラッシュに女性たちの姿が浮かび上がります。

        

        踊りが始まると照明が付き、同時に見物客のフラッシュだらけに…興ざめ…(汗)

        

        室町時代から600年続く祭りのしらべはゆったりとした「よへほ節」
        昭和8年に野口雨情が作詞したものです。
            
           主(ぬし)は山鹿の骨なし灯籠 よへほ よへほ
               骨もなければ肉もなし よへほ よへほ

        

        
ポスターやパンフレットはもう30年近くも熊本出身の画家、鶴田一郎

        
  
        もし機会があればみなさまにも是非一度ご覧いただきたいものです。