京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

松灰

2024-01-14 16:07:20 | 登り窯(玄窯)
こんにちは。
今日は、登り窯の大火前のお話です。

作陶館へと進んでいただく道すがら、
登り窯がお出迎えいたしますが、
その窯の一番前が、大火前(おおひまえ)と
呼ぶ場所です。

一番大きな焚口で、一番暑い。
沢山薪を入れるので、
赤松の灰が、かなりの量残ります。
朝日焼では、この登り窯で出る灰を集めておき、
数回分集まると、一旦水に溶かし、
灰汁が浮いてきたらすくい取り、(水も変え)
ゴミも取り除き、もう一度乾かして
綺麗な灰にし、釉薬の原料にします。

なので、登り窯が終わると、
掃除をする光景が見られます。


このボロボロしたものが、赤松の灰

分かりにくい写真ですが、
手前側が全部積もった灰です。
そして。。


写真の奥側に・・

登り窯の、一つ目の部屋から入り、
灰を集める掃除をしている所です。

ツクと器が置いてある棚が見えますが、
コレは、強すぎる炎を受け止めて
分散してもらうための器です。
かなりいい色の焼きあがっていると思いますが、
棚板にくっついてしまい、
もはや取れないかもしれません。
次回の登り窯の時に、ソォッと
取れるかチェックして、
写真を取れればなと思います。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 嘘と僕・その2 | トップ | 紅葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

登り窯(玄窯)」カテゴリの最新記事