京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

玄窯( げんよう )

2014-05-24 22:59:21 | 登り窯(玄窯)
登り窯が近付いていると書いたっきり、そのままでしたが・・
猫や犬の手も借りたいぐらいに忙しい、真っ最中です。
しかし、猫や犬が来てくれても なでろ~とかおねだりしてくるので、
そしてお膝に座ってきたりして・・仕事にならんこと必須なので、借りません(笑)

今回は、登り窯には必ず入れられるもの、ご紹介いたします。

コレ。 色見( いろみ )と呼んでおります。

窯焚き真っ最中に、どんな溶け具合か、
窯の中の雰囲気がどんなふうになっているか( 還元・酸化 かんげん・さんか )を見極める大事な物なのです。

これだけの数が毎回入ります。

よく見てみると。。半分白く溶けていないものだったり、
左右で、グレーと赤っぽい色の色味。
( グレーが、還元(空気が少ない状態で焼けている)、赤っぽいのが、酸化より(空気が沢山))
出す時間が違うだけで、同じ場所にある二つなのに、この差。


下から二段目の一列は、同じような場所に入れられた、窯の左右の色見。
左側が還元がきつく、右側が、やや酸化より。
( 窯は、左右に薪を入れる焚口が付いているので、
同じ本数入れていても、燃える場所などにより変化があるのです )

出すときも小さいので細心の注意が必要。
途中でコロンと落すことも・・(汗;)
今回の窯焚きで、出している最中の写真が取れたら、またご報告いたしますね。

 
応援お待ちしております。 
コメント
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