朝日カルチャーセンター☆ブログ

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●週末絵画・関西水彩画会展に多数が出品【中之島】

2011年04月08日 10時56分22秒 | 中之島教室
関西水彩画会展の第67回展に「週末に楽しむ絵画」教室から多数の方が出品、存分に異色ぶりを発揮されました。

百合の短い命の一コマ一コマを英字新聞の転写と組み合わせた飯田哲子さんの作品が大阪市教育委員会賞を受賞しました

皆さんの作品は以下の通りです。

会員 浅野哲夫さん ドックの一隅 (F100号)
100余年続いたこのドックは今年、会社更生法を申請しました。重厚なドックの壁に船舶塗装の試し吹きしたブルーの色は寂しく、マグリッドの空へと続き、何か入口を暗示しているかのようです。

会員 成川明子さん 路 (F100号)
現在、病気療養中ですが、「絵から離れたら駄目」と不自由な手に鞭打ち描かれたものです。しっかりと描きこまれた支柱は凛として立って高架を支え、そこに強い意志を感じさせます。

会友 天野紀美恵さん 華 (S50号)
可憐なグロリオーサにトリミングという魔法をかけました。すると全く別のしなやかで、華やかなものへと変身し、「今盛りなり」の息吹が聞こえてきます。

会友 市川順子さん 杜の一隅 (F100号)
お母さんの介護で大変な毎日ですが、生まれ育った明日香の大樹はかくありなむという「根っこ」に生命への切なる願いを託された気持ちが伝わってくるようです。

会友 井上京子さん 想(Ⅰ) (F100号)
ギリシャ神話。エロースから相手を恋する金の矢に射られたアポロン、それを疎む鉛の矢を射られたダフネーは求愛から逃れるために月桂樹に変身します。森の樹々に彼女の「真の想い」を問うた作品です。

会友 山村法子さん SHARPNESS (F100号)
NYのタイムスクエアでは軽快な音楽に、ネオンサインが踊っています。影がシャープに艶やかさを演出。色とりどりの広告紙を使ったコラージュでその賑わいを表現されました。

一般 飯田哲子さん I-NO-CHI (変S60号)
百合の蕾は時を得て絢爛と咲き、やがて朽ち果てる。それを直視する目がある。
そうした「生命の過程」を、転写を交えて描かれました。
ご自身が大病から生還されただけに生命を見つめる清々しさと迫力を感じます。

一般 北山利子さん 古都・奈良で(F50号)
教室からの昨秋写生会は女人高野の室生寺。訪れる人とて少ない奥の院脇には苔むす拝殿があり、その屋根には草が生い茂っています。長い風雪を耐え、さりげなくそこに厳然と存在する見事さに強く惹かれて制作されました。

この展覧会は大阪市立美術館で、3月23日(水)~3月27日(日)まで開催されました。

「週末に楽しむ絵画」教室は、毎週金曜日18時から!お申し込みはこちらから
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