思う間に季節はうつろい祇園祭のただ中
猛暑日、熱帯夜の続く京このごろ
乱れた国の様相が乱れを正さぬままに
またまた国土は災害列島の様相…
まるで連動しているかのように
昨日市内を車で走っていると鉾立が始まっていた
長刀鉾、縄がらみという手法で立てていく
数年前に家人が鉾立から山鉾巡行まで祇園祭を現地で肌で強く感じながら
連日スケッチを重ねた日々を思い出した
予定していたものにはならなかったけれど
多くのスケッチと幾つかの油彩作品を生み
それはそれで技術的にもうちに残る感性の面でも
大きなものになったねと窓の外を眺めながら話した
祇園囃子を生で直に聞くこと、1か月間の様々な祭りの営みは
京都に住む者にとって心に沁みる毎年の大切な糧のような気がすると
この前、馴染みのお店のご夫婦と話した
私は宵山の夜も更けるころ明日の天候と祭りの巡行の無事を祈って演奏される
「日和神楽」のそれも戻り囃子が一番好きだとお話した
大きな鉾の責任者の方が「祭りの巡行が無事に終わって鉾が戻ってきたときは
ほっとして涙が出る」と話してられるのを聞いて「さもあらん」と胸に
沁みた
さて今年はどうしたものかまだ決めてないけど先の祭りはすぐそこに迫っている
余談だが昨日寄った薬局で祇園祭のうちわをもらった
なかなか素敵な感じ…独自で作っているものらしい
裏に印刷された祇園祭マップを見ると
その店はほんの少し外れているが鉾町にこの薬局の2つの店舗がある
「このうちわの骨は宮津産竹炭と北山杉を使用したバイオマスプラスチック
からできています。」
「このうちわの紙は宇治川の葦を使用した葦紙です」
よくよく見ると小さい字で書かれていた
これも馴染みの場所と物でなんとはないけれどちょっと沁みた
なんだかちょっとすごいと思いません?!
祇園祭のごみは持ち帰ってね!ー京都市ーとも…
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