☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

新緑と残雪の輝きの中で・・・安曇野展+春旅2024<2>

2024-06-10 00:00:59 | アートライフ…展覧会

「ときをこえて」安曇野展最終の2日間
在廊・搬出(あと+春旅も)のため早朝3時半に京都を出発!
高速道路一斉集中工事を受けて渋滞を避けるためだ
初めての新名神から中央道へ…
ずっと以前の夏旅は「午前2時ごろ出発」を恒例にしていたけれど
ほぼ徹夜で「明け行く空を見ながら」はほんとに久しぶり…

工事明けの新名神は思ったよりとても快適だった
中央道に入っても曇り空ながら、反って残雪の峰々はよく見え
北、中央、南のアルプスはやはり順に残雪が少なくなっている
8時半頃、麗しき季節の安曇野へ無事到着!
ほぼ田植えは終わり水鏡の映える風景は格別…
        
           

9時開店の会場へ直行して、早速人気のモーニングを頂く
食パンもサラダも珍しいピンクのルバーブジャムやタンカンジャムも美味しい
コーヒーを飲んでほーっと一息…

地元安曇野や松本方面からのお客さま、E縁の常連の方々等々
結構盛り上がって展覧会をご覧頂く

我々が京都に帰っている間にもコロナ前まで10年の長きにわたって
千葉房総より毎年ポピーを50本送って下さっていた方が
滋賀や神戸、京都の友人(京都の展覧会には来て頂いている)を伴って
旅行もかねてこの展覧会に足を運んでくださったようだ

午後には西宮からE縁をご紹介して9月に3回目の展覧会を予定されている
書道家のSさんご夫妻が会場へのご挨拶もかねて来て頂いた
今回の新しい展示方法等にインパクトを受けられたようだ

今回2泊するお宿は安曇野温泉・Mリーフ
今夜はSさんたちもご一緒…
森の中の静かな落ち着いた感じのペンション
それぞれの食事も食材も工夫されていて美味しく
手をかけて作られているのが伝わってくる

何といっても圧巻なのは隣接された貸し切り温泉!
まさかの直径1.8mの大きな大きな樽風呂!
その大きさと形にびっくり!縁が腰掛け台になっている
さすが「安曇野温泉」と銘打っているだけに「お湯」がまたいい…
今夜は早めに2日分の眠りにつく

野鳥の声が響く朝
今日は安曇野展最終日!
朝食をご一緒してSさんご夫妻は下呂温泉へ
             
             

信濃富士とか有明富士とか呼ばれる有明山が堂々と美しい
E縁には朝から次々とお客様が…
「おひとり様カフェ」と銘打っていることもあって
この地域でこのお店(ギャラリーやお庭も含めて)の果たしている役割?!
のようなものが伝わってくる
毎日の何回かアップされるインスタを見てこの場所に憧れて
関西方面や近隣県から訪れてリピートされる人たちも… 

今日来ることになっていた黒姫のTさんは急な体調不良で病院行きとなり
残念ながら来れなくなってしまった(頼んでいた酵母パンたちも断念)

安曇野で長きにわたって拘りのクラフトのお店をされていた方や
Mリーフの奥さんも来てくださって熱心に見て下さった

手作りデニムの「まるてんぼう」のHくんとKさんが
小淵沢から来てくれた
作品の話からKさんの京都滞在時の勉強になった話
今後の彼女進みたい方向性やまるてんぼうの話
「作家」としてもあり方や「芸術性とは…」等々
深い話も交えて話がはずんだ
誘っても誰ともめったに一緒に出掛けないHくんが
二つ返事で喜んでここに一緒に来たことをKさんはびっくりしていた
わたしはHくんはもし来られることになったら絶対来てくれると思っていた
だって私が最初にお願いしたまるてんぼう作品はKくんだし
いつも他には無口そうなHくんはわたしたちには驚くほど
いろいろ話してくれるから…

搬出を終えて
季節や天候にも恵まれ、人にも宿にも恵まれ
「良い展覧会になったなあ」としみじみ…
(交通事情にはちょっと困ったけれど)

今夜も素晴らしい樽風呂でゆっくりほっこり
疲れをとって…
       
       
                       

            
           
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安曇野展「ときをこえて」…新緑と残雪の輝きの中で<1>

2024-05-14 00:00:21 | アートライフ…展覧会

若葉萌え残雪輝く信州・安曇野で
5年ぶり3回目の家人の展覧会が始まった
最高の天気に恵まれた5月のゴールデンウィークから…
(定休日を除いて21日まで開催)

清々しい大気と青空広がる絶景の安曇野
北アルプスの峰々、常念岳、蝶ヶ岳の残雪が美しく煌めき
有明山は堂々と...
遠くには甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ケ岳等の南アルプス
水をはった水田の水鏡には若葉と残雪と青空が
安曇野平が一番輝く時

安曇野展のテーマは「ときをこえて」
時を越えて、新しい季節が始まり新しい季節が巡る
長い永い時を超えて、新しい時が始まり新しい今が息づく
「とき」とは「季節」「時間」そして「時空」
「こえて」は「越えて」「超えて」

油彩、「奏墨」と名付けたオリジナル墨絵…大作から小品まで
信州の秋へオマージュ的油彩や心象風景、実験的抽象作品とりどりに!
「とき」季節・時間・時空が重なり合うアート空間が
安曇野・E縁さんの心地よい「場」で創れたのではないかと思う
(いつもと違うテーマ設定と展示にちょっとドキドキしたけれど)

カフェ、ギャラリー、ミニギャラリーからなる安曇野・E縁
ギャラリーは少し小さいけれど
色とりどりの花が咲き始めた300坪以上のお庭の林が広がり
イカルやシメ、ヒヨドリ、キジバト等々の野鳥が飛び交い
シジュウガラは巣を作り始めたようだ
カフェの広い窓から野鳥の姿をまじかに見ることができる
お庭ではキジの雌も見かけた
野鳥好きにはこの上ない楽しさ
表に出ると残雪の北アルプスの爺が岳、鹿島槍も見える

      
                
                
                       (イカル)
毎回5月のこのいい季節を選んで開催させてもらっているのだが
昨年春にGWからの開催が決まって一番気がかりだったのは「宿」のこと
今年に入って早々に友人がリサーチしてくれて選んで取れた
プチホテル風のホテル仕様のお宿はかなり高台にあり
美しく残雪が光る常念岳や蝶が岳が大きくすぐ前に…
ロフトもついた広いお部屋のテラスから安曇野平が一望できる
夜景もばっちり!満天の星空、一等星が大きい!もう夏の大三角が輝いている
一瞬の朝焼けも美しかった!

   

              

        

初日にはE縁のお客さんの他、京都の友人から連絡を受けたという人や
群馬から、蓼科から、また安曇野在住で今大活躍の作家さんがご家族等々
連休で交通渋滞の中、お越し頂いて嬉しかった!
お宿のレストラン、満室の中ご無理を聞いてくださって
GWディナーのコース料理を友人ご夫妻3組でご一緒することができた
2日目には富山からも…

            
                   (常念岳)
2日目を終え若き緑が萌える若葉道を満喫しながら妙高輝く黒姫へ…
Tさんの宿で1泊して人気の食パンと酵母パンを買った
新緑と残雪の上越道から北陸道へ…
青空のもとまだまだ残雪多く美しく輝く峰々が続き本当に綺麗!
立山・剣・薬師等お馴染みの山々にも雪がたくさん…
富山で高速を降りていつもお取り寄せしているコーヒー屋さんで
ストレートコーヒーとカボチャプリンを…
友人宅へお寄りして昨日予約してもらったお寿司屋さんへ…
(渋滞を避け遠回りして京都に帰り着いたのは真夜中を大きく過ぎていた)

素晴らしい季節「とき」の中で「時」を超えて「時」を味わう
そんな「展覧会」が開催できる幸せを深く感じて…
すべてに感謝!!です
  
         
               (そこに「妙高」)
              
                    (富山「常願寺川」)
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~high frequency~…フラワーオブライフと秋の展覧会

2021-11-19 00:02:34 | アートライフ…展覧会

欅や銀杏が日に日に色付きを増し
晩秋の気配漂う京の街に
一気に人が戻り始めている

京都・三条木屋町での秋の展覧会が終わった
5月に予定していた展覧会を中止して1年ぶり

ここはウチのメイン会場
ほぼ2年に1回開催してもう14回目だ
2年前に予約を入れてまさに「いい時期」の開催となった
「持ってますね!」「すごいですね!」とかいう人たちも…


今年のテーマ~high  frequency~
昨年から今年にかけての家人の油彩の新作ばかりの展覧会
4月のセッションライブでのパフォーマンス作品をプラスして

高周波流れる芸術空間を創り出す一助になればと
初めて私の製作した神聖幾何学立体を合わせて展示した
フラワーオブライフ・ツリーオブライフ・シードオブライフの
タワーを会場の一角に
シードオブライフ、マカバ、その組子の3連を3組
場所を選んでそれぞれ天井からつるした
(この作品展のために白蝶貝とシルバーにフラワーオブライフの
カービングを施したペンダントとイヤリングも造ってもらった)

思った以上に作品と調和して
その影の揺らめきもあわせて
心地良い気が流れる空間を創り出すことができた

              

コロナ前と同じくらい遠方も含めて(東京から群馬から等
初日からたくさんの人に来てもらって
日頃人慣れしていないせいかちょっとクラクラした
(前回までたくさん見てくれた諸外国の人たちは
 もちろんいないけれど…)

昨年からカラーのバリエーションがガラッと変わったり
作品テーマも今まで無かったものが加わり
改めて油彩画と古材の手作り額とのコラボに関心が集まった
どの作品群にも関心高く評判も非常によかった
パフォーマンス作品にも興味を持つ人が多く
セッションライブの様子を流してほしかったという人たちもいた

神聖幾何学立体にもみなさんとても興味を…
(創り始めて自宅ののあらゆる場所に飾って2年近く
この暗くなりがちな世相の中、家中に流れる「気」が
とても清々しく美しく感じるのだ…理屈抜きで…
その感覚が少しでも生まれればと展示を考えた…)

絵画が織りなす光の空間に
清々しく流れる「気」の時空に
心地よく浸ってもらえた気がする

いつもながら
でもまた一味も二味も違う
「良い展覧会」になった

                           
      

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この道我が旅「光を求めて」・・・記念展前期有難く終了

2020-11-17 16:49:48 | アートライフ…展覧会

思う間に季節は移ろい
今年は足早に秋が深まっていく
京都の紅葉も日一日と色づきを増して
心地よい小春日和が続く

今日は家人の展覧会(志して〇十年記念展)の中日

企画した時はまさか今年がこのようなことになろうとは
予想だにしなかった
5月の前夜祭的展覧会は案内状もできていたがやむなく中止
今回の本展開催は本当に嬉しい

本展は未発表の油彩の旧作も交え大作を中心にした昨年までの
軌跡的代表作を展示する前期
2020年の画期的展開の油彩新作のみの後期
2期構成で時節柄リモートを含めて開催
(「今この時をどのようにとらえ今をどのように生きるか」
が図らずも今回の隠れテーマとなった)

入れ替えの中日に木彫師(超絶技巧派))さんとのコラボという
盛り沢山な展開だ
前期、後期、中日それぞれに入場料ワンコイン頂く方式

「同時代の茶室」をコンセプトにしてオーナーが
若き日から27年大切に育ててこられた会場の多目的ホール
2015年の家人の展覧会から始められたこの方式もかなり定着してきた

前期はこれまでにない作品数と多様さに展示をどのようにするかが
考えどころで大きな鍵となる

ホールの真っ白な内装とユニークは設計を生かして
旧作を面白く美術館的に展示
奏墨(綿布にアクリル下地に墨)、新聞に墨の群像、ペルソナ(アクリル)
青の風画(油彩)それぞれの大作を展示

「場所が」というより「作品の」エネルギーが強烈で
オーナーと相談して5枚を持ち帰ることにしたが
全体としてとても満足できる素敵な美術空間となった

額装された作品はすべて天然木の古材(100年たつと言われる)の
贅沢な一枚板で家人の手作り
今回は初期の凝りに凝った合わせ額も3枚…

「絵と額を一体化させた作品」を柱としてやってきた旅が
年月を経て熟し豊かな実りをもたらせてくれた
と会場を見ながらあらためて感じる

一晩おくと空間と作品それぞれのエネルギーが見事に調和して
素晴らしい気の流れの中で初日を迎えることできた

さすがにこの時期来られる人は例年よりかなり少ないが
遠方から泊りで前後期を見るために来て頂いたり
前期来られて「後期も来ます」「後期が楽しみです!」
という方々がたくさんいらして
有難さを噛みしめる

一人ひとりじっくり鑑賞されて何回も会場を回ったり
フリーの椅子を作品近くにおいて長い時間
お気に入りの作品と対峙されたり…
「この道我が旅」の長い道のりのポイントどころを所どころで
我知らずお話したり…
絵から発展していろんな話題が飛び交い
其処彼処でいろんな出会いやつながりが生まれる

ゆっくりと豊かな心地よい時間が日々途絶えることなく
幸せな1週間過ぎていった

前期が終わったところで作家の思い付き?の解説を交えたYouTube配信
最終日いらしたピアニストの友人が全作品からインスパイヤーされた
感覚を即興演奏で…
作品空間と一体化した素晴らしい演奏でそれも配信
こうしたことも今回が初めてとなる

新しい意識と新しい時間がもうすでに始まっている
「光の中へ」…


           
            
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新聞紙の奇跡!!・・・初夏の展覧会・京都

2019-07-16 00:10:09 | アートライフ…展覧会
1昨年の春の展覧会で頂いた「万華鏡」という名の紫陽花が
昨年に続いて今年も咲いた!優しい色が嬉しい・・・
蝉の声が聞こえる 梅雨明けも真近かしら

5月の安曇野展に続いて6月の終わりには京都伏見での家人の展覧会
今回は実験的な3人展・・・「絵画」と「書」と「光造形」

オーナーさんとも考えや趣旨を同じくして
ここ3年続けてこのスペースで展覧会を開催してきたことが
実ってきた実感がある

ワンコインの入場料も当たり前のようにすんなり受け入れられ
台風や梅雨入り等天候不順な中 連日多くの方々が来てくださった
リピーターさんも10名近く・・・

鑑賞して頂くのはもちろんのこと
この時この場だけに存在する「アート空間」に
じっくりゆっくりともに浸り 満ちてくるエネルギーをともに味わい
またともに創り上げていく・・・
珍しいハーブのお茶を飲みながら・・・
そんな「空間」を創れたように感じる日々
集う人々とともに様々な「縁の糸」が繋がり広がっていく
不思議な再会や時にびっくりする繫がりも・・・

この地に因んだ造形作品に絵と書をその場で描く
ゲリラライブを4回開催したり
和紙やセメントの光造形が照らし出すそれぞれの作品世界が美しくて
急遽「ナイトミュージアム」を開催したりまさに実験的な展覧会となった

家人としては(私も含めて)、実験的アート空間を作り出すのが目的の3人展
今回はこの会場に合わせて制作した今は希少となったアイボリーの
「伊勢木綿に真紅のアクリル」で描いた抽象作品と
「新聞に水彩画」のパネル絵6点がメイン

吊り下げられた上質な越前和紙の真っ白な光る赤い目を持つ「おろち」と
真紅の抽象画が不思議で絶妙なマッチングを見せる
事前の打ち合わせも全く無かったのに・・・

一番驚いたのが信州を描いた「新聞に水彩画」の奇跡!!
「蓼科山」「黒姫の森」「御泉水の森」「女神湖畔」「八ヶ岳連峰」「白樺林」
を描いた6点

貼り合わせとか破りとかの効果はもちろんあるのだが
近くで見ると時にモザイク画のように
またちょっと不思議な風景画のように見えるのだが
少し離れて見るとズーンと奥行きが出て遠近感が半端なく
立体感や透明感がグーンと深くなり別の絵のように・・・

「うわー」「えーっ!」とか訪れて見る人が驚きの声を次々と上げる
身近でずっと見ていた私でさえここで見て
改めてこの「新聞紙の奇跡」にビックリ!!

「新聞に青のコンテ」「新聞に墨」まではまあ良かったが
「次は新聞に水彩!」と言われた時には「はてなマーク」が3つほど出ていた

この新聞効果について画家本人は「計算の上」と言うのだが・・・

目標としていた「新時代の茶室」の感覚にかなり近づいている感が嬉しい
(ちなみにこのスペースは「同時代の茶室」と銘打っている)
新しい可能性や今をじっくり見つめる目や開かれゆく扉まで
感じることができた展覧会でした
感謝です!!


                
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安曇野の風に吹かれて

2019-05-17 17:08:25 | アートライフ…展覧会

  
安曇野での3年ぶりの家人の展覧会
「安曇野の風に吹かれて」
   
以前ここにも書いた不思議な出会いから生まれた「ご縁」
有明山の麓のカフェに
併設された小さなギャラリー
小さなショップもある
油彩の大作や小品のコンテや墨のオリジナル作品群    
「新聞に水彩画」という今回初お目見えの作品も…
 綺麗に楽しく収まり素敵なアート空間に…

残雪の北アルプスに萌える若葉
雪解けの清き水の流れ
美しく水を張った田園風景
安曇野の一番いい季節だ!
   
   
旅行気分で友人知人との交流も楽しみな緩やかな展覧会
野鳥と戯れ風に吹かれて…

安曇野の朝
目の前に蝶が岳や常念岳
残雪の美しいことため息もの
香る若葉の麗しさ清々しさ
清き水の流れが沁みる

散歩道の脇を流れる万水川で大きな魚を捕獲している
「マスですか?」
外来種の「ブラウントラフグ」と言うらしい
和名は「茶マス」とか
55センチの大物があがった!
この魚狙いの釣り人軍団と少し話を…
もともと上高地の梓川で放流されたものが繁殖したらしい
万水川(疎水らしい)は梓川をはじめいろいろな水質の水が
流れ込んでいるため餌が豊富で大きな魚も住んでいるとか…
   
心地よい風が吹く
気持ちいい光があふれる
この新しい気が満ちる季節にこの場所で展覧会ができる幸せ
また新しい何かが生まれ広がっていくといいな

 

     

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魔法の時間・・・展覧会が終わった!

2017-11-26 15:44:55 | アートライフ…展覧会

 
  日に日に紅葉の色が鮮やかになり秋が深まっていく
  高瀬川沿いの桜紅葉はもう終わりに近づいている
  京都の秋の家人の展覧会
  20年以上ほぼ2年に一度のペースで開催している木屋町三条のギャラリー
  行きかう人は今年は特に欧米を中心とした外国人が目立つ
  
  今回は春に開いてもらった家人の作品約20年間の個人蔵のコレクションを
  一同に並べたコレクション展(油彩を中心に奏墨、アクリル、スケッチ)
  …ワンコインの入場料を頂き、初試みの墨のライブペインティング等
  なかなかの評判をもらった…での「以前の作品も見たい」等の要望を受けて
  今回は新作の油彩を中心にしながらも美術館仕様のアクリル画の大作3点
  新聞に墨
の裸婦群像の大作や風神雷神の油彩の大きな作品等、以前の作品も展示し
  少し回顧展風の作品展となった
  
    それに加え、期間中に山下洋輔ニューヨークトリオのコンサートがすぐ近くの
  ライブスポットRであるというので、メンバーにも「見てもらえたらいいね」という
  オーナーさんの話から「たしか2008年Rでのライブ中にメンバーをスケッチした
  のが確かあったはず」…とちょっと面白い話も進み、
  手元にあった紙の裏に鉛筆でライブ中にスケッチしたものが見つかったので
  簡単に額装(もちろんオリジナルの手作り額
)して墨の裸婦群像の隣に展示した 

    今回のテーマは「悠・融」
  それぞれの作品が呼応しあい融合し合っていいエネルギー空間を創ること
  来ていただいた方を巻き込みよい形で融けあってうねりを生むこと
  エネルギーが浄化され深まり広がっていくこと…壮大な願いをこめて
 
   1昨年は何故か美術館状態が続いた展覧会で十分ご覧頂けないのが心残りだったが
   今秋は落ち着いたゆったり感が漂う中で進んでいった
   しかし来て頂く方が集まって大入り満員となった日や日暮れ時からそうなった日と
   か集中型で何か不思議な感じ
   来ていただいた方々にはじっくりゆっくり見て頂けた感じで
   たとえ満員のなかでもたっぷり時間をかけてご覧頂く方が多かった

 
   青い街角3部作や青から緑や黄色に変化した新作の油彩は特に話題を誘い
   何故か深い物語性を感じて貰えたよう
   「魔法の時間」はマジックアワーからつけた題なんだけれど、それぞれが自分の
   物語を引き寄せて見てもらってる感じがした

      ライブ中のスケッチもこ んな形で見てもらう機会もないので
  評判良く予想以上に喜んで
もらえた

  今回も遠方からお見え頂いた方々も多くじっくり楽しんでもらえて
  よい時間を過ごすことができた

  ハイライトはやはりRのオーナーさんと一緒に山下洋輔ニューヨークトリオの
  皆さんが来てくれて一枚一枚の絵をじっくりとご覧いただいたこと
  スケッチを見て喜んでもらったことだ
      3人ともなかなかの紳士ぶりでとってもいい感じ…
  9年前、人柄も演奏も何かがぬけた感じで穏やかに柔らかくとても良い
  スピリット を感じたのを覚えている(それで家人も急にスケッチしたくなった
  のだろう)9年たってその感じがより進んだ感じがした
  
  特にベースのセシル・マクビー氏は絵が好きな様子で会場を見て回り
    とっても楽しんでくれているのが伝わってきた
     
  ライブは期間中ゆえ残念ながら行けなかったが、せめて最新のアルバムだけでも
  …と家人があくる日Rを訪ねたら楽屋へ呼んでもらい
  洋輔氏が「セシルがさかんにグレートアーティストだ!と言ってたよ」と
  言ってくれたらしい

  彼らが帰ったすぐあと、銀座展以来の友人が思いもかけず東京から来てくれた
  その話をすると、とてもびっくりして、彼女のお父さんが若い頃の洋輔氏を
  とても可愛がっていて自宅に良く遊びに来ていたらしい。もちろん彼女も
  よく知っていると言う。何ともの話のおまけがついた。

  洋輔氏も「お世話になったのですよ!もちろん彼女のこともよく覚えています。
  もし連絡がつくのならよろしく伝えてください!」「こんな風に不思議な縁が
  繋がるのがとっても面白いんだよね!」と話していたらしい。
  我々が言いたいこととばっちり同じだった…

  京の秋色が毎年より一足先に訪れた日々
  いい展覧会になった…感謝! 



                   

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哀愁の秋・・・展覧会が終わった!

2015-11-28 00:12:00 | アートライフ…展覧会

 
 京の街は晩秋の色が濃くなり哀愁が漂う
 秋の個展が終わった

 ギャラリーには連日たくさんの方が・・・
 ご案内した人ももちろんたくさん来て頂いたが
 全く知らない人が200人から300人くらい来場してくださった
 通りすがりの人も中国の団体さん以外そんない多くないのだが
 アメリカ、メキシコ、フランス、モロッコ等々外国の方も含め
 家族や仲間を待たせてまで入って来て下さった人がたくさんいた

 とにかく展示した作品のエネルギーが強かったのだ
 リビングに飾っている小品の花たちが日に日に

    力強く輝きだしたのは感じていたが
 (少し前のブログにも書いた)

 
 作品群が持つエネルギーがいつも以上に多くの人を

 引き寄せたとしか言いようが無い
 人の流れが変わったのかとギャラリーのオーナーに

 聞いたら普段はほとんど入ってくる人はいないと言う
 (A新聞に展覧会案内が掲載されたことも多少はあるだろうが
  地元新聞等に大きく扱われることは以前からよくあるし)
 
 搬入前日にアトリエから大きな作品をリビングに運び入れたとき
 作者である家人も私もあまりにも各作品の色が輝いて

 光を放ちエネルギーに満ち溢れているのに
 とにかくビックリした
 描き終えて展示していたときはそれほどにも感じなかったのだが・・・

 地元を初め日本各地で展覧会を開いた当初から

    「描いた絵から出るエネルギー」のことは
 知る人ぞ知る人たちに様々に言われてきた
 「色が変わっていく」とか「放射するエネルギーがすごい」とか・・・

 我々はそれに乗ることはなく作家本人は返ってそれを

    否定もしないが「良し」ともせず自分の道を歩んできた
  21世紀に入り「青」を貴重とする絵を追求し始めてからは

 そうしたことは少なくなっていたのだが・・・

 作品展示が思うようにできたら「展覧会は半分成功した」と毎回思う
 展示プランは前もってあえてほとんど考えない
 会場を見、会場のそのときの気の流れ等を感じ

 作品のそれぞれをどのように配置すれば
 作品同士が呼応し合い美しい気の流れを引き起こし
 清浄な「空間」を創り出すことができるか
 できれば瞬時に感じとり短い時間で設定していく
 それが私の毎回の大きな仕事
 (それでもギャラリーのオーナーさんたちには搬入・展示が「早い」

  と言われる)

 今回はエネルギーの迫力に圧倒された分苦心したが

 われながらとても上手くいった

 2年ぶりの油彩の新作展
 「ゆらぎ」がテーマの展覧会はとてもとてもの高評価で

   多くの人に満足してもらえたようだ
 2歳の男の子が案内状をずっと持って放さずいろんな方向から

    眺めて日を過ごしていたとか
 お気に入りの絵の前でずっと見ていた動かなかった女の子がいたり

  (なかなかの渋い趣味だったが)
 知人のHPからとんでたまたまうちのHPで案内状の絵を

   見て引き付けられたとかで
 群馬県からそれをメインに車旅できた人とか・・・

 ちょっと美術館状態になった展覧会
 多くの人に見てもらい喜んでもらい賛辞を受けた絵たち
   今はより落ち着いて力強くも優しく穏やかな光を放っている
 
 

         

 
 

  

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されどワンコイン!・・・アートな日々

2015-04-29 13:45:45 | アートライフ…展覧会

 
寒い春から「夏日」に「雨の春」は急展開
神戸の美術館の展覧会は連日「晴れ」
新緑と心地よい日差しと柔らかな風に包まれた

アートとクラフトの個展形式の5人の作家によるグループ展
それぞれが個性的というかここにしかないオリジナルを追求している
昨年より書家の方が加わっってまた幅が広がった

ここ10年来グループ展はお断りしてきた家人がなぜか
「やりましょう」と加わって3年目
初めての年はアクリル画、昨年は墨絵、今年は本来の油絵
毎年、オリジナルの古材額のみ共通しているが全く別の作品世界

昨年より主催者等懸案であった有料化に踏み切った
この会は展覧会期間中、作家が毎日在廊していること
必要に応じてギャラリートークができることを最低条件としている
その道で生きてないとなかなか難しい条件だ

コンサート等プロが芸術を提供する場で入場料を取るのは当然だ
ところが展覧会の場合、もちろん無料でお茶やお菓子の接待付きが当たり前
そこに一石を投じたいと言う思いから踏み切ったのだ

(会場費が有料と言うことで倍に跳ね上がったりするので
 収益的には難しいのは覚悟の上)
バックがついていたりマスコミ等でかなり名が売れてないと

個人的には有料化している人はほぼ無い

昨年はポスター等で明示して受付を置いていて

無視して入ってくる方が多かった
そうした多くの方は「有料ですが・・・」と言うと帰っていった
 
しかしそれぞれのご縁でこられた方々も一般の入場者も

無料の時とは全く違う反応でかなり驚いた

入場者がそれぞれの作家の作品群と真剣に向き合い

じっくりと楽しんで行かれるのがこちらにも十分伝わってくるのだ   
されどワンコイン!ということか・・・ 
 
時には作家に質問をし材料や創作過程の話を聞き
なかには感動して涙ぐんでる人も・・・
 
一人ひとりの作家の作品群がギャラリー等での個展会場以上の

広い贅沢なスペースに並ぶ
ゆっくり時間をかけて一通り回り
話を聞いたり休んだりしてまたもう1回会場を回ってみる
思う存分時間をかけて会場全体のエネルギーに浸ってもらえる
「広さ」が限られるギャラリー等ではなかなかこうはいかない

「来て良かった!」「思い切って入ってよかったです!」と

入場者の多くに言ってもらえて嬉しかった
入場者はこれまでの3分の1以下になったが
こちらも思っていた以上の新しい感覚と満足感があった
 
そして2年目
少し気が引けていた入場料は「当たり前」に
引き返す人も少なくなり認知度が1年でかなりあがった感があった

入場者数も少しアップして
明るく心地よい日差しのなか 
来た人たちは昨年と同じく満足感を持って帰って頂けた
新しい試みは新しい発見と新しい感覚をもたらせてくれる


               

 
  
 
  
  

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ギャラリーにロータスの香流れおり・・・

2011-11-22 00:19:36 | アートライフ…展覧会

 
期間中ギャラリーには

ほのかに柔らかく清らかな甘い薫りが流れていた

銀座展、初日に来てくれた売れっ子ヘア・メークアップアーティストの

Oちゃんから
「この絵たちに合う香りがあればもっといいね!」と
大丸写荘でのみで発売していると言う

ESTEBAN社のLOTUSの巻き香を
「 毎日焚いたらいいよ」と箱ごと戴いたのだ
日ごと、ほのかに香る心地よいロータスの香に包まれ幸せだった

毎晩のような会食のあと思いがけなく

三軒のお宅へお邪魔することになった
Oちゃんのお宅は撮影にもよく使われると言う

都心のマンションなのに前にも裏にも
お庭が広がっている(ベランダが上手く工夫されて)

素敵なところだった
お香の他坂本龍一氏お勧めのコンニャク蕎麦や

前野村監督のお勧め健康茶等を戴いた

他2軒は本宅が大阪等にある別宅だが

東京タワーが綺麗に見えたり
内にギャラリーがありまわりの木立が美しい

素敵なマンションだった
成り行きの訪問だったがお宅に伺うのは

ご縁が深まったようで何だか嬉しい気がする

金曜日には雨の中、伊勢の海部屋と親しくしている

知人と連れ立って土佐の海関(元)が来てくれた
やっぱり大きい!まだ髷は切っていなかった
もうすでに伊勢の海部屋を継いでいるのだがこの間の相撲界のごたごたで
引退相撲が遅れているらしい(案内では来年の二月という)
ちょうど相撲ファンで国技館にも数度通い

白鳳関にも会ったと言う若い男性が来ていて
ラッキーな出会いにとても喜んで話が弾み絵の前で

一緒に写真を撮ったりと盛り上がった
土佐の海関は今は本当に柔らかい雰囲気の

人当たりも善い好青年の感じだが
現役時代は「猛牛」と言う感じだったとその彼が話していた

「土俵では猛牛そのものだった!」と知人も言っていた
京都の同志社大学の出身と言うことで親しみがわいた

同じ日の同じ時間に偶然家人のブログ仲間が集まったり
(もちろん初対面、前回も不思議なことにそうだった)
鹿児島から見えた人や札幌から来てくれた人がいたり
来た人たちがここで久方ぶりに出会って旧交を温め合ったり・・・
いろんな意味で展覧会はちょっと刺激的で面白い

最終日を終えたあくる日
車でホテルを発って多摩の友人宅に1泊
専用機でダライラマに会いに行ったときの写真や

Mソフト社のB氏の話等々
お泊りでしか聞けない話、ここでしか聞けない話をたっぷり・・・
お料理大得意の友人の欧風家庭料理のコース

(オードブルからデザートまで)を
とっても美味しく頂いた
 
帰りは中央道を八ヶ岳を眺めながらゆっくりと・・・
行きしに姿を見せてくれた富士は見えなかったが

この間に紅葉がすっかり進んで
辺りの風景は本当に美しかった
途中、小淵沢あたりで遊んで深まる秋を満喫
この辺りならではの黄葉・紅葉はそれは見事でため息ものだった・・・
 
 
非日常の味わいたっぷりと
新たな示唆を受けた日々に感謝!

   ギャラリーにロータスの香流れおり咲きたる色と相和し薫る


                   

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