☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

秋明菊・・・

2010-09-28 17:27:52 | 徒然

   秋の風に誘われて
   秋明菊を買った もちろん白
 
   8月から咲く花だが
   その名の通り「秋の香り」がする

   清楚で上品 でも素朴
   「茶花」として好まれるわけだ

   別名「貴船菊」
   菊と名が付けど菊ではない
   「アネモネ科」に属するとか
 
   白百合とともに玄関に活けた
   柔らかな中に凛とした輝きを放つ
   ほころびかけた花に うっとりほっこり   
   食卓にも・・・
   何か「秋の香り」がする
   今年も目に染む秋の始まり・・・

         身にしみて秋の教えや白き花

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マジカルナイト・・・仲秋の名月

2010-09-24 15:22:12 | 夢話
 
 今年の仲秋は雨模様
 空を伺うが、重い雲が立ち込め一瞬の光が見えただけで
 その姿を覆い隠す

 今朝、夜明け前3時半頃だっただろうか
 玄関のガラスのドア越しに強い光がさしているので、外に出てみた
 うす雲の中にまあるい月が辺りに虹の様な光を放ちながら輝いていた!
 ほぼ満月
 神秘的でちょっと妖しい月の光・・・

 今夜は仲秋の名月は姿を見せない

 友人Aさんのブログを見ていた家人が声を上げる
 「あっちでは満月が見えてるんだね!」
 よく見るとそこに掲載された「満月の不思議な写真」は
 何年か前のものらしい

 仲秋のマジカルナイトと称された写真たち・・・
 ボーっとかすみながら美しい光を放つ名月
 光が竜のごとくうねって光の道を描いているもの
 黄色い満月の下にもう一つ黄緑色の満月が写っているもの
 地面に置いたカンテラの灯りらしいものが薄らぼんやり
 映っているもの・・・

 3・4年前、Aさんが房総半島の奥の我が家へ車で向かう途中、
 道路の真ん中で何と7・8匹の狸が車座になって
 集会を開くがごとく座っていた
 しばらく待っても、車で近づいてもどいてくれない
 仕方なく徐行運転していくと「迷惑だなー」と言う感じで
 しぶしぶ道を空けてくれた
 初めての不思議な体験を思いながら自宅へ付いて車を降りると
 美しい満月が・・・今夜は「仲秋の名月だった」と思い出し
 カメラを向けて20枚ぐらい「仲秋の名月」を撮った・・・

 それが上記の写真
 1枚とてまともな「名月」の写真は撮れていなかった
 皆々不思議写真・・・

 中でも我々が驚いたのが2つの満月・・・
 家人が珍しいくらいハマった!?村上春樹「1Q84」の
 黄色い月と緑の月の二つの月のある世界
 さっそく家人は不思議なシンクロにAさんにメールを送った・・・
 
 返信には「1Q84」についてのコメントは無かったが
 「この写真望遠で撮ったのね!」と話していたのだが
 Aさんからは「撮ったカメラではあの大きさに月は写るはずも無く・・・」
 「ずっと月に向けてシャッターをきっていたのに
  地面においたものが写っていたり・・・」
 「狸のいたずら?!としか 思えない出来事・・・」

 本当にマジカルナイトな仲秋の名月だ・・・

 あけてまた朝4時ごろか
 窓から覗くと美しい月が遠く輝いていた
 ほんの少し傾いてもうまん丸ではでは無かったが・・・
                            
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フェアリー☆メッセージ

2010-09-21 15:05:35 | フェアリーメッセージ

 
 「 わたしは、きみのなかに美と光を見ているんだよ・・・

   わたしはきみが ほんとうは偉大な存在であることを
   知っているんだ・・・ 」

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ショパンの調べ

2010-09-17 01:38:00 | アートライフ
 空が変わり始めた。
 雲が秋の顔を見せている。
 風が通り始めた。
 やっとやっと・・・

 伊丹のアイフォニックホールで今年生誕200年のショパンを聞く。
 ピアノコンサート”田尻洋一のショパン”!!
 今回はもちろんオール・ショパン・プログラムだ!

 始まりは「華麗なる大円舞曲」!
 ショパンの人柄や人生を少し織混ぜて進んでいく。
 やさしいでもショパンらしさを出した「子守唄」
 バラード、どの曲も耳にしたことがある前奏曲集イ短調、「雨だれ」等々
 歯切れ良いリズム、軽やかさと迫力と繊細さ、超絶技巧のピアノが響く・・・
 身体に響く、心の深遠に響く・・・

 田尻さんらしさ溢れる「別れの曲」
 そして大好きな「革命のエチュード」・・・

 ショパンの生涯の「ショパンらしさ」は
 生来のショパンの気質に負うところが大きいと思っていた。
 ポーランド生まれと言うこともそれなりにあるとは思っていたが・・・
 
 ずーっと占領下にあった祖国ポーランド、父は革命軍の大佐だったという。
 迫害を受け虐げられて、理不尽なことを強いられる日常・・・
 占領軍の兵士に乱暴され、湖に身を投げる少女が後を絶たない・・・
 そんな出来事が日常的に身近で起こる・・・
 その才能を期待され、名を上げることで「祖国」に
 貢献したいと言う切なる想い・・・
 また多くの人々の期待も背負って・・・

 そんな切なる思いが、時を刻む人生が
 素晴らしいピアノ曲を生んでいく・・・
 しかし思うように進まない苦悩の生涯
 重く苦難に満ちている部分が多くても仕方が無い。
 本来軽やかな遊び心が楽しい「スケルツォ」さえも、
 ショパンのそれは恐怖や幻覚に満ちた熱情を伴って響く・・・
 
 でも、「ノクターン」はどの曲も何処までも優しく
 哀愁に満ちてなお華麗で美しい・・・
 今回は8番を初めて「生演奏」で聞いたが素晴らしかった!!
 マズルカやポロネーズは圧巻!!・・・
 
 これこそ「ピアノ」!!これこそ「プロ」、これこそ「ピアニスト」!!
 何度もため息・・・
 何度も感嘆符!!!
 満ち足りたショパンな時間・・・
    
                  
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「1Q84」!・・・

2010-09-14 00:47:39 | 読書ライフ

 続きすぎる夏の終わり
 長-い猛暑の中でなかなか始まらない秋を待つ。

 いつもなら盂蘭盆会を過ぎた頃から吹きすぎる風に
 秋の気配を感じると名残の夏を愛おしむちょっと
 もの寂しいような感覚が沸き起こるものだが・・・

 「1Q84」をBOOK3まで読み終えた。
 結構長い道のりだった。
 「ねじまき鳥クロニクル」ほど重い話ではないのに・・・
 話題になってから随分時間がたっている。
 なかなか面白かった!のは言うまでもない。

 BOOK1・2の同時発売の前
 販売戦略とやらで内容が全く伏せられていた。
 私はしっかり読み違えて「IQ84」と思っていた。
 知能指数84?かなり低いではないか?
 それが関係してる話だろうか?
 誰にも内緒にしていたが同じように思ってた人も結構いたらしい。

 「1Q84」とは「1984」年のもう一つの世界のことだった。
 月が二つ見える世界・・・黄色い月と少し小さい緑の月。
 リトルピープルが「空気さなぎ」を創る世界・・・
 青豆と天吾。二人の恋愛物語でもある・・・
 ハルキ的世界がちょっとサスペンス風に展開していく。

 BOOK2で終わっていたら大きな余韻と
 欲求不満を残していただろう。
 BOOK3で青豆と天吾は「1Q84」を抜け出すわけだが
 さて「1984」に戻ってきたのか?
 それともまた別のパラレルワールドなのか・・・
 なんて書いてくるとなんか普通?っぽいが・・・

 フカエリが繋いだと思われる青豆のおなかの子は
 どんな意味を持つ子なのか
 天吾が書き継いだ「空気さなぎ」に続く話はどんな内容なのか
 「空気さなぎ」を語ったフカエリは
 「マザ」なのか「ドウダ」なのか
 リーダーの周りにいる「空気さなぎ」から生まれた
 「ドウダ」の役割は?
 「さきがけ」のリーダーってまさか天吾の父!?
 そうするとフカエリと天吾は兄妹?!
 リトルピープルって何のための存在?・・・
 
 BOOK4への可能性はどんどん広がって行く。

 ハルキ的世界にしては随分社会的要素が構成の中に入っていて
 過去のいろいろな出来事(オーム事件関係・ヤマギシ会っていう
 のもあったなー・証人会のモデルになってる団体の子供たちや
 その親たちとのかかわり・・・等々)を思い出したりもした。
 「アンダーグラウンド」等々の取材や
 「カフカ以降」の世界の出来事も関係しているんだろうな・・・

 でもやっぱりわたしは
 「海辺のカフカ」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
 「羊をめぐる冒険」の方が好きかも・・・
         

                          

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虫の声和して・・・法然院コンサート

2010-09-06 00:38:04 | アートライフ

銀閣寺道から鹿ヶ谷に向かって上っていくと
緑が辺りを覆い始め林が広がる。
涼しさがグーンと増す。木漏れ日が美しい。
空気も爽やかさを増す感じだ。

今夜は友人の音楽家Y夫妻のコンサートが
「法然院」で行われる。
手伝いも兼ねて夕方前に・・・
「哲学の道」などちょっと散策したいものだが
この暑さではその気力が出ない。

法然院では檀家の人たちだろう
この暑さの中清掃活動をされていた。
守られた来た自然と歴史が
美しく調和を見せるこの寺院。
長く多くの人の手が常に入ってのことだろう。
今日は住職の講話も行われていた。

本堂でのコンサートや展示会
ギャラリースペースのお堂での展覧会
打ち合わせ等何度も訪れたことがある。
苔むしたお庭、茅葺の正門、整えられた中庭の風情
時おり高く響く鹿威しの音・・・
鹿ヶ谷の守られた自然と相まって
独特の素晴らしさが受け継がれている場所だ。
「共生き堂(ともいきどう) =法然院森のセンター」もおかれている。

コンサートの行われる講堂は開け放たれているが
エアコンが無い。
扇風機は置いてあるがシンセやスピーカー等機械物を
多く使うので電源の関係で使えない。
準備中も暑いことは暑いが耐えられないことは無い。
同じ京都市内ながら市街とは5度以上違うだろう。

今日のコンサートは熊野修験を撮ったの写真展と
連動して行われたので和歌山から来られた那智山・青岸渡寺の
修験者の方々の法螺貝から始まった。
開け放たれた左右のお庭からさまざまな虫たちが
法螺貝に合わすかのように声を限りに鳴き始めた。
 
コンサートの間中時にはシンセサイザーに合わせ
ギターに合わせボイスパフォーマンスに合わせ・・・
音楽が強く響くと虫の声も一段と大きくなる。
トークの時は虫たちも静かだ。

蝉はチェンソーの音にも集まってくると聞いた。
振動の問題だろうか。
和歌の披講にも反応して虫たちが声を合わせることは
信州で実際に体験したことがある。

時折、鹿威しの音が響く。
半分は演奏を聴き、
半分はさまざまな虫(ひょっとして他の動物も?)たちの
合唱に耳を傾ける不思議な体験の音楽会になった・・・
時に大きく時に小さく演奏と相和した
さまざまな虫の声を聞くことができた。
ちょうどお庭のそばに座っていたことがよかったかも・・・
 
時として心地よい夜風が吹き過ぎる。
真夏の暑さの中でも
秋の気配が漂う法然院ならではのコンサート・・・

ここは「オコジョ」も「ムササビ」も住み続ける森。
京都にあって昔ながらの自然が守られた不思議の森・・・
何処からか精霊たちのささやきも聞こえてきそうな気配・・・

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月下美人が咲いた!

2010-09-04 01:23:48 | 徒然・・・月下美人

 
 
 二夜続けて月下美人が咲いた!二輪と一輪。
 8月の初めは5輪一度に咲いたためか暑さのせいか
 ちょっと元気が無い感じで咲き誇る時間が短かった。
 今回はちょっと小ぶりだけれどじっくり時間をかけて
 力強く咲き誇っている。
 芳しい香りも辺りを漂い引き込まれる美しさだ。
 夜の風が少し吹いて心地よい。

 9月に入っても太陽ギラギラ。空は夏色。
 ここ2,3年と違って今年は年の初めから
 「動き」の少ない日々が続く。
 じっと見るとき、何にも考えないとき、
 「ただ在る」ときが過ぎていく。
 
 たまらない暑さの中で主に人の生き死にに関わって、
 いろいろ信じられない物事が起こり発覚し
 今まで思っていた日本と言う国や日本人や
 社会が面白いほどにほころびを見せている。
 ただただ知らなかっただけで
 その場所に居合わせなかっただけで
 何でもありの世界がずっと展開されてきたのだ。
 だからといって嘆くこともない。
 綻び破れがはっきり見える時期がきたのだ。

 村上春樹の「1Q84」を読んでいる。
 2巻読んだら俄然面白くなってきた。
 好みを言えば「海辺のカフカ」の方が今のところ好きな感じだが・・・
 どうしてか分からないが「海辺のカフカ」を読んだことで
 ボイド状態をぬけだすことができたのだから・・・
 
 あと一ヶ月もすればまた見えてくるものがあるかもしれない。
 幾らなんでもその時はもう少し秋の気配が強くなっているだろう・・・

 これだけ暑さが続けばもう一度
 月下美人が咲いてくれるかも・・・

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