☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

拾いし早朝(あさ)はセピア色して・・・わが春のうた2020<2>

2020-05-28 14:29:29 | 風歌

真の実体のつかめぬまま「自粛」が解かれていく
移り変わる季節の中で何とか一段落を迎えたことは嬉しいことだが

変わるのか変わらざるを得ないのか
変えるのか変えていくのか
疫病禍が問いかけるものは…

「人」の  まずは「日本人」の  まずは「我々」の
まずは「わたし」の  まずは「一人ひとり」の
意識があり方が問われている
今…


リモートによる短歌会も2回
来月は東京でリアル開催で私はリモート参加の予定
(今月はコーヒーのうたが多いのはお題だからです)

我が春のうた<2>

じんわりと満ちる安らぎハーブ風呂レモンバームの生葉が香る

 レモンバームが良く茂ったのでお風呂に入れるのはどうかなと
 調べたらよさそうだったので初めて入れて見た
 ドライはダメだったが生葉はほんとによい香りで
 心地よい安らぎのバスタイムに…


試みに鉢に植えたるプチトマト小さく「やった!」青い実ふたつ
 
 宅配で育つためのすべが入っているというトマトの土を買った
 ビニール袋を鉢にして苗を植えて育てる
 苗は別売りで2株のものしかなかった
 土は一つ分、残り1株どうしよう…
 この時期なのでそれ用の大きなプランターや「トマトの肥料」も
 買いに行くのもままならない
 寄せ植え用の丸い小プランターに土を入れ   
 よくわからないまま植え付け肥料も適当に…
 何故かこちらの方が本家より生き生きと良く育ち
 花も早く咲き何と早々に実がふたつ…


波高き雪の浜辺で桜貝拾いし早朝(あさ)はセピア色して

鳴き砂の琴引浜を歩きつつ流木拾いし友今はなく
   
 「拾う」と言うテーマで歌おうとすると日常が浮かばない
 桜貝とかビーチグラスとか落ち葉とか遠き日の郷愁を誘うような
 ロマンチックでさえある思い出が浮かんでくる…
 不思議な感覚だ
 今はなき友と行った流木拾いも…
 思い出すと鳴き砂が泣いているような感覚で浮かんでくる
 

左手の奏でるピアノ音深く豊かに響く物語るごと
 
 昨年末都合で行くはずだったコンサートに行けなかったこともあって
 左手のピアニストSさんのリモートでのコンサートに参加
 とても力強いピアノで表情豊かな深い演奏だった…
 

香り立つコーヒー豆は富山よりレターパックにこだわり詰めて

 今までで一番好みのコーヒーは富山市のSSさん
 今や富山に行く楽しみの一つになっている
 1キロなら送って頂けるというので無理をお願いした
 豆や媒染等々マスターのコーヒー豆への熱い思いも一緒に…
 冷凍してても美味しいです!!


自販機の前でドリップ待つ間つい口ずさむコーヒールンバ

 自販機から流れる音楽に合わせてつい鼻歌が…
 思わず辺りを見回す…
 井上陽水の歌が出てからでももう何年経つのかしら
 曲知らない人でも心地よいリズムでしょ…


70粒うちのコーヒーひとり分ベートーヴェンは60粒とか

 ベートーヴェンは毎日きちんと豆の数を数えて珈琲いれていたとか
 こだわりの人らしいエピソードだ
 家人は以前からその話が好きでこの前試しに数えてみたら
 二人分で140粒くらいあったらしい
 「うちはひとり70粒だ」と嬉しそうに…


ミルを挽き珈琲たてるひと時は心和らぐ優しい時間



         
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輝き咲ける人居なくとも・・・わが春のうた2020<1>

2020-05-06 15:55:20 | 風歌
誰もが体験したことのない自粛の日々は続く
でもまだ外に出て美しい春の日差しをいっぱいに浴びられるのはありがたい

春爛漫
空は青く澄み川の流れは美しく
自然はより輝いて花々は見事に咲き誇る
野鳥たちは我が物顔で飛び回る
人の手前勝手な営みが静かになると自然は生き生きと輝き出す
少しの間にも浄化が進んでいる
それが今を生きる大きな救いだ…


わが春のうた(短歌)を…
 
辛子菜に桜吹雪の小畑川鯉うごめいて産卵の時
 
 桜吹雪が舞う
 菜の花仲間の辛子菜の優しい黄色が美しい
 淀川から産卵のため昇ってくる数知れない鯉の軍団
 時には飛び跳ねうごめく魚影に命の強い輝きと神秘を感じる
 東日本大震災の年も今年も・・・なんだかほっとする


スイスイと川面揺らして番鴨真鴨カルガモ春日の中を
 
 水の流れがきれいだ
 鴨類が元気に遊ぶ
 キラキラ輝く春の日差しの中を勢いよく鴨たちが進む
 2羽ずつ進む・・・もう直ぐカルガモファミリーに会えるね


陽を受けて季節を運ぶ花々は輝き咲ける人居なくとも
 
 百花繚乱!!
 ことのほかこの春の咲き競う花々の輝きは格別
 見る人愛でる人が居なくても・・・
 その輝きが麗しさがじわっーと沁みてくる


大根で灰汁を取るのが我が家流特産たけのこ季節が香る
 
 日本一と言われる本家本元「京たけのこ」の産地
 (今は京都産ならどこでも「京筍」手入れの仕方から育て方
 すべて歴史が違うのに…と嘆く地元生産者の声)に
 やっぱり今年も食べなくちゃ・・・
 上等の朝取り筍は灰汁取り「糠」を使っちゃダメと言われる
 そこで覚えた大根おろしとその卸汁で湯がくこと
 (和食の大家がドキメンタリーか何かでやっていた)
 えぐみなく本当に上品なお味に仕上がる
 しかも時短で・・・


気に入りの柱時計はチェロの型弓を弾き弾き時間を刻む
 
 今ではすっかり常連になった蓼科のペンションに初めて行ったとき
 凄ーく惹かれて…他にも作家ものいろいろ探したけれど
 やっぱりこれだと・・・八ヶ岳クラブで買えました!
 今はすっかり我が家に馴染んでともに時を刻んでいる


光明寺青き紅葉の色映えて鶯(とり)と競いて春謳いおり
 
 夏の青紅葉が大好きと思っていたけれど
 今年は新緑の若き紅葉の輝きに魅かれている
 幾種もの紅葉の若葉のコラボが美しい古刹光明寺
 うまくなった鶯の高き囀りが木魂して・・・

           

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