月下美人・満ちる香りに2023＜2＞

今年初めての月下美人が6月に咲いた後

すぐに芽を付けた10個余りのうち9個が順調に育ち
7月半ば、祇園祭の前祭の宵々山と宵山の夜に

2日連続で宵々山4個、宵山5個と
芳醇な香りとともに花を咲かせた

1日目の4個は10時過ぎから本格的に開き始め
4輪が一斉にというだけに心地よい甘く清々しい香りも一しお
日付けを越えてだいぶ遅くなってから満開になった

今回も清楚な感じの月下美人
優しく可憐な感じだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　

2日目の5個は昼間の気温38度越えの影響か
夕方には花びらの口は開き始め咲く準備は万端なのに
もうすでに茎がたれ始めているものも…
ちょっと心配になった

夜10時を越えても30度からなかなか下がらず
明け方3時半を過ぎても7分咲き止まり…
そろそろ朝日がさし始める

朝にはしっかり口を閉じていた

それでも豊かな麗しい香りと優美な綺麗さは健在で
全部の花が開いてその美しさを見せてくれたのが嬉しかった！！
昨年は開かずじまいで終わった花もあったんだから…

「食べないの？」と聞かれることがよくあるので
今回は1輪だけでも…と思ってたけれど家人の猛反対で却下

初めて解体してみて花のつくりがしっかりしているのと

雄しべの多さにちょっとビックリ

月下美人はその香りと麗しさを愛でるもの
月下美人を待ちわびる夏の日は
やっぱり愛おしい　　　　

　　　　　　　　　　

7か月目のグリーンリース！

セミの鳴き声とともに梅雨明け…
白いモクモク雲に真っ青な空
夏の太陽が輝き夏空が広がる

1か月に及ぶ祇園祭が今年は例年通り
宵山～前祭りの巡航～後祭りへ
多くの人を巻き込んでメインの行事が進んでいく…

京の町衆の長い歴史に培われた心意気が盛り上がる
感心するのは山鉾町の子供たちが（中高生世代も）
立派に町衆の一員を務めていること…
沁み渡る祇園囃子の音色とともに
雅だが摩訶不思議なこの壮大なお祭りの謎に
このところは気持ちが魅かれたりする


真夏の装いの中

昨年12月の初めフレッシュグリーンで作ったリース

Xmasに向けた飾りを外して玄関等に飾って7か月が過ぎる

いい感じに乾いて味を出し軽みを出しそれもまた良い…
と思うのは人さまざまだと思うけど
私はその感じもとても好きなのだ

残りのグリーン等で作った2つのミニリースもいい感じ
どのリースもどのグリーンも花や実等も落ちもせず
7か月過ぎた今もしっかりと形を保ちそれなりに美しい

ドア飾りのリースも大丈夫！

ほんとはミニリースはすぐに変えるつもりだったんだけど
いい感じが続いているので替えがたく今も…
その何ともの柔らかさがいい

　　　　　　　　　　

　時を経て渋み深みのグリーンリース夏の光に柔らかな影

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

月下美人・満ちる香りに2023<1>

６月20日

今年初めての月下美人が咲いた！

今年も３鉢無事に冬を越えて…
いつもより少し早い

１枚の葉に2つ並んで芽を付けたけど
１つが急に大きく育ったと思ったら
もう１つがダメになった
命を譲ったんだね
いや託したんだ…

だいぶ夜が更けてから
辺りに香りを漂わせて
静かに静かに咲き始めた

品よく美しく楚々として
咲いた今年の１輪

　　　　　　　　　　　　　　　　　

今またそれぞれの鉢に
合わせて10個あまり芽を付けているけれど
さて幾つの花が育ち咲いてくれるのだろう

いのちを繋ぎ
それぞれの時を映して
それぞれの味わいで咲く

月下美人の美しさ
月下美人の芳しさは
何とも言えず愛おしい