☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

絹の煌き・色の海

2011-09-30 00:15:03 | アートライフ

 
 すっかり彼岸花が咲き乱れる季節となった
 今年はじめての月下美人が明日か明後日かと咲く時を待っている

 この1週間、一応プロジュースと言うことで
 大阪・京橋のギャラリーでの友人の手織りの展示会を搬入・展示から手伝った
 大きな手織り機3台から1本1本の絹やカシミヤの糸を使って紡ぎ出した色世界
 此処にしかない独特の色使い・色の海がそれぞれに美しさを放つ

 家人の京都や大阪・神戸等の展覧会で家人や私が身に付けていた
 絹の手織りのロングベスト等が来て頂いた方々や

 ギャラリーのオーナーの目に留まり
 「是非に・・・」と言われる方には作品をご紹介してきた
 はじめは織作家と愛好者だったが、そうこうしてる内に友人関係が深まった
 今回は昨年秋の家人の展覧会がきっかけで「うちで企画展を・・・」と
 言う運びになり実現したのだ

 こちらも家人の銀座での展覧会を11月の初旬に控えている中
 2週間の展示会中1週間ならと言うことでお手伝いした
 
 台風一過で準備の日も晴れ
 すっかり秋めいた中での展示会の始まり・・・
 なんとも恵まれた中での運びとなった

 乗りかかった船・・・と言うことで人集めや案内状発送等も引き受け
 家人の手助けもあって、たくさんとはいえないまでも
 この1週間「会いたかった!」と言ってくれる友人・知人等が訪ねてくれている
 
 最高級の材質・手織りの風合い・素晴らしい色使い・お洒落なデザイン
 考えられないようなリーズナブルさ等々
 来て頂いた人たちは手に取り、身に付けたりと
 思った以上に本当に喜んで下さっている

 こんな時代、こんなに盛況で素敵な企画展(おまけに成果が上がっている)は

    初めてとオーナーにも感謝され来年からの企画展も早々に決まった・・・
  
 作家(利潤を全く考えない芸術家肌)・オーナー(自社ビル)・私
 と何とも欲の無いというか欲の持てない三者だからとお手伝いを引き受け
 「楽しむ」「楽しんでもらう」ことを第一とした今回の展示会
 関わるみんなが喜び、楽しむこと
 関わるみんなに喜んでもらう、楽しんでもらうこと
 それを第一にしたいと考えている身としては
 いろんな人たちにたくさん喜んでもらい感謝までしてもらって
 まだ終わったわけではないけれど
 まずは安心もし、「良かった!!」と言う所だ・・・
                
                      
 
 

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立山、弥陀ヶ原・室堂へ

2011-09-22 22:53:49 | 徒然・・・旅

 台風の声が聞こえ始めた17日からの3連休
 富山から立山連峰、弥陀ヶ原・室堂へ

 時折ゲリラ豪雨を思わせる雨も降る中
 京都から車で名神から
北陸道に乗り富山市へ向かう
 それでも順調に進むことが出来た

 出発が午後も遅かったので富山に着いてすぐ夕食(途中ラーメンも食べたけど)
 何回か連れて来てもらったことのあるこだわりの日本料理のお店
 海の幸・きときとのお刺身の盛り合わせ、のどぐろの焼き物、

 蒸した毛蟹、金目ダイ等の煮付け
 それに信州産という特大なめこの味噌汁等々
 食べきれないほど次々と・・・美味!!
 初めて富山を訪れた友人は富山産コシヒカリの炊きたてを一くち口に運んで
 「美味しい!!」と叫んでいた

 誰もが「雨・・・」と諦めていたあくる朝
 気持ちよく晴れて何と青空!!
 今まで立山に登る時は不思議な自然の営みに出会えるので
 ひょっとして今回も・・・と密かに思ってはいた 

 用事を済ませ、お昼に何とも美味なる富山のお寿司をお腹いっぱい食べて
 総勢7名で立山へ向かう
 車をおいてケーブルで美女平へ
 そこからはバス、他の季節なら「あの雪道」のところだ
 4度目の立山、春(ゴールデンウィーク)・夏・秋そして今日
 辺りの風景やバスで流される映像も懐かしい
 登って行くとかすかに紅葉の気配が感じられた
 ナナカマドの赤い実が目立っている
 もうすぐこの葉が赤く赤く色づくのだ・・・

 1930メートルの弥陀ヶ原を過ぎ2600メートルの室堂まで登る
 毎年なら夏でも寒い室堂が(ストーブが焚かれてたりする)

 今日は何と20度近くもある
 薄手のダウンコートまで用意したのに・・・
 万年雪は残っていたが、今日は薄い長袖で大丈夫なんて

 青空が美しい!白い筋雲も・・・
 空気が澄み切って清々しくほんとに気持ちがいい
 今日は立山連峰が緑深く山肌まですっきりくっきり見える
 歓声をあげたくなるほど勇壮で美しい!
 山々を見上げながら室堂平をゆっくりゆっくり散策する
 今回の室堂は時間がたっぷりあって楽しい
 深い蒼の水を湛えたみくりが池が秀逸!

 何と何と「オコジョ」を見つけた
 鼠ほどの大きさでチョコチョコ草むらから出て来て道を横切っていった
 真っ黒な大きな目も、その可愛い立ち姿も、振り返った後姿も

 とってもとっても愛らしかった!!
 京都・法然院の森のドキメンタリー等で見てあまりにも可愛らしいその顔と姿に
 「いつか会いたいものだ」と想っていた
 立山で会えるなんて・・・とってもとっても嬉しかった!

 弥陀ヶ原ホテルで宿泊
 4階から見た夕景も、散策道からの夜景も、素晴らしかった
 真夜中、満点の星のもと
 下弦に近い月に昇り行くオリオン星座が心に沁みた・・・

 台風の近づく中、奇跡のように恵まれた富山、弥陀ヶ原・室堂の旅

 篤く感謝!!

                            

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満月を愛でる・・・

2011-09-15 00:00:16 | 徒然

 戻り夏のような暑さはより堪えるが
 虫の声は日ごとに大きくなり茜空も美しく
 秋の気配は少しずつ高まっている

 中秋の名月に満月が重なった 
 夕方からは重い雲が出て空を覆ったがその狭間に
 大きく見事な月の出を
 月見に向かう途中の車中から見ることが出来た
 真ん前に黄色に輝く大きな満月!
 ちょっと歓声ものだ

 伏見から宇治へ「中秋の満月」を求めてドライブ
 時折重い雲の狭間から姿を覗かせる満月に車を止めて見入る
 光が強い!
 輝く強いエネルギーに満ちている・・・

 今夜は友人宅で名月の宴
 餡子ののった老舗の月見団子をまず頂く
 ご主人が昨日、和歌山沖で釣って来られたイサキやカンパチの刺身や
 鯖のきずし、焼き物等々に舌鼓を打つ
 久しぶりの会食に話が積もって真夜中をはるかに超えた

 前日の月も十六夜の月も強いパワーがあった
 ヒカリは強くなっている
 
 たとえ短い時間でも
 無心に月を愛でる柔らかな心が
 安らかな明日を繋いでいく
 そんな気がする・・・

                          


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フェアリー☆メッセージ…ミラーワールド4

2011-09-11 00:35:31 | フェアリーメッセージ

 
 自分が無意識にテレパシーを通じて出している

 メッセージや感情に気づくことです
 なぜならそれらは多くの人々に対して影響力を持っているからです
 
 

 あなたは自分が送り出したものを自分のもとへ引き寄せるのです
 つまり自分の出した思考や感情は宇宙へ出かけて行き
 出来事や状況を作り出しあなたの元へ送り返してきます

 批判・非難・否定的感情・不安感・恐怖感・・・
 希望・信頼・肯定感・幸福感・安心感・・・
 
 

 内なる自分の見つめ自分の思考と感情の方向性にまず気づくこと
 そして自分の思考と感情に責任を持つことが大切です
 
    自分のところに何が引き寄せられてくるかは
 自分の思考によって左右されます

                    
                         
 
 

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日輪の遺産・・・

2011-09-04 22:48:59 | 徒然

  映画「日論の遺産」(浅田次郎原作)を見た
  原作ははるか以前に読んだ
 

 「ハルキスト」ではあるが、浅田次郎は別の意味で好きな作家だ
 幼い頃から面白いと思った作家は次々作品を読み込んでいく

 「作家読み」のタイプなので
 長編「中原の虹」は残しているが、それ以外はかなり読んでいる
 浅田作品にはさまざまなジャンルがあることも特徴の一つだが
 エッセイをはじめどのジャンルもシッカリと網羅している
 

 どのジャンルも見事に書き分け、スートリーの構成が非常に巧みだ
 何と言って「文章がうまい!」
 
文章の上手さではこのジャンルの文学の中では
 ワタシ的には伊集院静と並んで最高ランクに位置する
 リズムや流れがよく日本語が美しい・・・
 
 「鉄道員(ぽっぽや)」時代の作品にはよく泣かされた・・・
 「鉄道員」もしかりだが「ラブ・レター」!

  何回読んでも涙・涙・・・だったなあ
 それに浅田作品には、とってもいい、あくまでもいい、

 日本人(限らないのかも)の
 奥底に深く眠っているよう良さを持った男の人や女の人が出てくる。

 そこがまたいい・・・
 その人物の描き方に「くささ」がないのもいい
 
 
  「日輪の遺産」は「シェエラザード」等と並ぶ戦争ものだが

 何分前のことなので内容をはっきり
 覚えていたわけではないが、読後感の良さは感覚的に良く覚えていて、
 映画になると知った時から「絶対見に行こう」と思っていた

 シネコンは平日の夕方近くと言うこともあって10人くらい・・・

 そんな人が少いのは初めてだ
 外枠の設定は小説とは違っていたが、映画としては「あり」だろう・・・
 主役の3人(少佐・中尉・軍曹)ははまり役と言う感じ、

 堺正人はもちろんのことそれぞれの
 人物設定にもよく持ち味が発揮され説得力があった
 日本人の土壇場・正念場におけるこれも一つの理想形とも・・・

 何と言っても20人の少女の健気さ、一途さ、爽やかさ・・・
 それが終末へ向かう悲しさ・哀しさとなるのだが、

 悲惨さや愚かしさに至らないのは、
 「明日・未来」への強い思いと希望

    少女たち一人一人の強い意志が感じられるからだろう・・・
 原作のもつ力や映画としての前向きな描き方にもあるのだろう
 観客が少ない会場ながら、すすり泣きの声が聞こえていた
 とっても「いい」見ごたえもある映画なのに、

    観客が少ないのがとってももったいないと感じた

 復旧・復興・再生の今、この国について明日への希望と勇気を
 ベクトルを間違えずに持ちたいと思う・・・ 

                                      

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