☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

近づく秋を少し想いて・・・わが夏のうた’14

2014-08-31 00:05:21 | 風歌

 
月下美人が三晩続けて花開いた

美しさはひとしお
芳醇な香りが当たり一面に漂う
甘いのに爽やか
言葉ではなかなか言い表せない 

昨年までの大きく育った月下美人はこの冬の寒さを超えられず
3年前に葉を半分に切って植えたものが今年始めて芽を付けた

芽はたくさん次々と出てくるが大きくならずヤキモキしたが
やっと十数個育っって大きな蕾となったのが4個
そのうち3個が順番に大きく美しく開いた
「ありがとう」と言う気持ちになる

8月は雨が続く
気持ちの良い青空は遠い
しかし時は流れ夏は過ぎ去っていく 

 今年のわが夏のうた(短歌)・・・

   空青く梅雨明け告げる蝉時雨湧き立つ雲ももう夏の顔

爽やかな夏の始まり輝く太陽が気持ちも明るくする
7月は暑く夏らしい真夏日が続いた・・・

    

   鮮やかな赤紫は夏の色氷揺らしてマイ紫蘇ジュース

今年は何故か作りたくなった赤紫蘇ジュース

名産のはずの京都産は何故か手に入らず
旅行先の大山と蓼科の赤紫蘇を使って2回作ったマイ紫蘇ジュース
テンサイ糖と千鳥酢とクエン酸を多少多めに入れたことで格別の味に
評判はすこぶるよい・・・
半透明の赤紫の液の中で奏でる氷の音がまた涼やか

   
   
           来し道に積み重なりし本の数幾万冊か共に歩みて

本格的な本の道への旅立ちは幼き日の夏休みだったことを思い出す
退屈しのぎに買い揃えってあった文学全集に手を伸ばし
始めは読み進むのがしんどかったけれど
そこを超えるとハマッタ!ケストナー作「エミールと探偵たち」

いつもいつでも本たちが身近ににあったわが道のはじまり・・・

    

   女神湖は霧に包まれ白樺の幹の白さがただ浮かびをり

長い道のりで毎年訪れる女神湖・・・今年は霧に咽ぶ姿がまた美しく

大阪からたまたま蓼科に来たと言う友人2人を「これもご縁」とここに誘った
湖が見えるホテルで昼食、霧の晴れ間に女神湖1周・・・

「私たちが何十回とここに来てるの分かるでしょ」・・・       

 
   
   虫の音に岩塩ランプ点けてみる近づく秋を少し想いて

岩塩ランプをリビングに3個置いている
オレンジの優しいい光は心地よい安らぎと浄化の気分をかもし出す
少し大きくなった虫の声は秋の近さを告げている・・・

 

                       

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思い出のマーニー

2014-08-06 00:34:19 | 徒然


 
 なかなかいい映画だった・・・
 「良くできている映画だなー」と言うのが見終わっての感想
 何か優しい気分が流れていい感じ・・・ 

 
そして優れた「児童文学」の持つ独特の良さや素晴らしさを改めて感じもした

 
宮崎アニメにしても「優れた」児童文学にしても
 創作や制作が基本的に「こども」「児童」を対象にしてなされるだけに
 人間の本質的な良心や良識を基本にすえた形が底流としてある
 「制約」が時として美しい流れを生む


 物語の進行の中で思いもかけないいろいろな場面を乗り越えたときにおこる
 主人公の逞しい見事な成長ぶりと

 物語に秘められた深いとてもとても魅惑的な仕掛け・・・

 子どものころから「児童文学」(主に岩波の世界少年少女文学全集等)で育ち
 未だその魅力に惹かれ続けているのもその辺りにある

 河合隼雄氏の著作でも「優れた」児童文学がいろいろ分析されていて
 それぞれ非常に面白く興味深い
 ジブリ作の日本的にいろいろと置き換えられた
  「思い出のマーニー」でもそれを感じた

 舞台をイギリスの海辺の町からから北海道の湖畔に移し
 主人公を日本の少女杏奈にして
 物語は展開する

 ジブリの背景や設定場面が今回も笑ってしまうほど精密で美しく
 仕掛けもとっても良くできていてどの場面も素敵だった

 マーニーは金髪の少女のままだがうまくつじつまが合うように
 うまく設定されそれはそれで不思議さを増しファンタジー世界を形作っている

 湖や向こうに立つお屋敷等の風景も幻想的で素敵だが
 今回は立派で美味しそうな野菜や果物、お料理等々食べ物がいっぱい出てくる
 場面としては特に「目玉焼き」を食べるシーンが秀逸!

 少女杏奈は現実と不思議で美しい物語世界の中を行き来しながら
 己と格闘しつつ少しずつ心を開いて
 アーニーだけでなくいろいろな世代の味のある個性的な

    さまざまな人びとと触れ合いながら
 たくましく美しく自分をしっかり持った女性に成長していく
 時々に見せる一瞬のきらめく表情がいい

 心優しく何故か懐かしく
 自分もいつでも自分の好きな時代に帰って
 ファンタジー世界に入っていけそうなちょっとワクワク気分に
 そぉーっとなれるような素敵な映画だった・・・


                    
 
 
 
 
 

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