☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

秋色の響きに酔いて・・・

2011-10-28 00:09:20 | 徒然

 
 気がつけば桜紅葉が色鮮やかさを増して
 秋の気配も多少濃くなってきた
 急に冷え込むことはあっても比較的に暖かい今年の秋
 行ったりきたりで何か知らぬ間に時が進んでいく感じがする
 季節感が分からなくなって着る服にも戸惑ってしまうのは
 もうここ数年続いているけれど・・・

 
今月も展覧会やコンサート等に出かけることが多い
 年を重ねるごとにクラシック好きになっていくのは何故だろう
 やはり、完成度の問題なのだろうか
 と言いながら「ライブ」というと何故か血が騒ぐ感があるのだが・・・

 通崎睦美さんのリサイタル「木琴文庫」
 木琴の音色の清らかさ・温かさがとってもいい
 マリンバの綺麗な響きとまたちがって
 やっぱり馴染み深いと言うか懐かしい感じがする
 日本で昔から響いてきた木の音って言う感じ・・・

 この前の震災支援のコンサートでは元の持ち主に敬意を表して
 平岡養一氏の色が強かったけれど
 さすがに「リサイタル」だけあってしっかり通崎色になっていた
 ゲストの木村睦幸氏のリコーダーもとってもいい感じだった
 柔らかい本当に心地いい響きでもっと聞きたい感じがした

 クラシックというといつも考えさせられて議論になったりするのは
 「現代音楽」とは・・・ということ
 美術でも同じだが「現代」がつくとすでにとっても古臭い感じが・・・
 それを超えたより美しい「調和」のとれた美の世界が欲しい・・・  

 エヴァンゲロス・サラフィアノス氏のピアノも聞くことが出来た
 今回も震災の復興支援の公演のメインゲストとして参加されていた
 ベートーベンのピアノソナタ第14番「月光」を演奏
  この曲を十八番にしているピアニストの知人がいたりもするので
  第3楽章まで聞く機会もあるのだがまた一味もふた味も違って
  繊細・流麗・優美・・・
  超絶技巧による楽しさや力強さが表現された素晴らしい世界が広がった

 秋本番
 素敵な芸術の秋を楽しみたい・・・
                           

   

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ため息ものの・・・

2011-10-20 00:46:20 | 徒然

 画材屋さんを出たら
 あまりに美しい夕景が広がっていた

 沈みゆく太陽が光を放ち
 でもまだ青空は十分に明るい
 美しく濃い青に
 浮かぶ真っ白い雲の流れ
 
 その雲の中に輝く虹色
 幾色もの輝きを放つ
 ため息ものの美しさ・・・

 思わず携帯で・・・
 なかなか上手く映り込んではくれなかったようだけど
 
 これも彩雲と言うのだろうか
 ちょっと違うと思うけど
  きっと気象現象としての  
 夕日と対応した言葉があるのだろう

 夕日の周りが虹色に輝いて雲に移っている
  言葉にならない美しい秋の夕暮れ

 深まりゆく秋の
 素敵な天からのおくりもの・・・
 
                                 

 

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京つれづれ・・・京言葉って?!

2011-10-12 00:00:32 | 徒然

 
   
金木犀の香り漂い秋の気配がどんどん深まっていく
 虫の声も相和して月の良い季節だ

 
12日、明日が満月
 今日の夜明け前、窓から見た月はホンの少しかけてはいたが
 オレンジ色に輝いてとても綺麗だった
 今の月は豊穣の月とか

 今年の秋はあんまりいわゆる「秋の寂しさ」を感じないのだが
 何故だろう、ちょっと不思議な感じ…

 このところF・Bで知人たち(女性)が時折京都弁を入れて書いているのが

 けっこう面白い (いわゆる「京言葉」ではなく「京都弁」<普段京都人が
 使っている言葉>だ)
 関西弁と一口に言うけれど
 大阪弁・神戸弁・京都弁はかなりニュアンスが違う
 またその地方のそれぞれの地域ごとに細かい違いはあるけれど…

 「
京都弁」とは言わず「京言葉」と言われるところが京都らしい
 京都府でも北部の丹後弁(ニュアンスの違いがこれもいろいろあるらしい)は
 話し方も言葉のニュアンスも言い回しも全く別物だ(名古屋弁に近い感じ…)
 いわゆる「丹後地方の言葉・方言も京都弁だ」と主張している丹後の方がいたが

 京都府の言葉を「京都弁」とするならばそれに違いはないけれど
 いわゆる「京言葉」「京都弁」言われるものとは、歴史的に見ても文化的に
 見てもやはり「それは違う」と言わざるを得ないと思う
  

 勘違いされて戸惑うのは未だに
 京言葉=京の花街言葉(五花街で芸者さんや舞妓さんが使う言葉)だ

 と思ってる人が現代に至ってもあることだ(特に男性)

 ニュアンスは似ているが決してイコールではない
 同じような言葉も使うが、我々京都人の日常的な話し方はその人たちが

 イメージしている 「大阪弁」に近いのだろう
 特にこの頃は「…どす」「どすえ」とか日常的に使われているのを

 聞いたことがない

 京言葉には宮中の言葉の名残があるとも言われる

 (祖母は例えば「小皿」のことを「おてしょう」と言っていた)
 「・・・おすなー」、「そうおしやす」、「・・・せなあかんえ」…

    耳に心地いい柔らかいそんな京言葉も
 小さい頃は日常的に耳慣れた言葉だったのに最近は聞かないなー 
 

 中京辺り、京言葉の中心と言われるところは
    結構命令形や言い切りがあったりして
 時にとっても「きつく」聞こえたりするのも面白い

 「そこおすわり!」とお店に入った途端、女主人とおぼしき人から
 言われた時にはびっくりして帰りたくなったことも…
 ずいぶん前だけれど

 京言葉(女の人が使った場合)は関東人だけでなく
 大阪でもかなり評判がいい
 「いやかなんわあー」ととっさに言ってしまって大いに受けたこともある
 今まで言葉遣いでちょっと得してきた感もある、ある・・・

 ちょっとびっくりして思わず言葉を発してしまったとき
 「初めて生の京都弁聞いた!!」と喜ばれたことも最近あったな

 「・・・えー」という何とも響きのいい言葉使いを
 ずっと以前には多様してたと思うのに今はすっかり忘れている

 知人が何気なく使っているのを聞くと耳に心地よく響く
 
 F・Bで京都弁(普段使ってる言葉)を使ってるのは面白いと思う…
 仕事もやめたことだしもっと柔らかい感じで言葉が話せるといいなあ…
 なんて秋の徒然に思っている…

                
                   


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月下美人

2011-10-06 02:07:27 | 徒然・・・月下美人

 
  今年初めての月下美人が開いた
 去年は夏のはじめから秋まで十数輪も花を咲かせたから
 今年は葉を育て身を太らせる?ことに専念したのだろうかと
 諦めかけていたのだが9月も半ばを過ぎて一輪蕾をつけた
 やっぱり嬉しいものだ
 我が家の季節の風物詩・・・
 ご近所も楽しみにしてくださっている

 いつもより早く午後4時ごろには「今夜開くよ」と言う感じになっていた
 でも開き始めたのはいつも通り8時ごろ
 いつもより大輪、直径20センチはあるだろうか
 芳醇な香りがたち始める
 純白の華やかさはさすがの「月下美人」

 ささやかにライトアップして
 今夜はかなり冷え込んできたので
 お隣とお向かいにだけ
声をかけた
 「来年も見られるように元気でいなきゃあね・・・」
 「そんなあ・・・大丈夫ですよ!」

 今夜は本当に肌寒い
 秋の清らかな気が立ち込めている
 金木犀の甘い香りも漂い辺りは「香り」のコラボレーション

 
 家人がデジカメで撮影したものをF・Bにアップした
 自分の作品以外では初めてのこと
 早速コメントが入る
 わたしは展示会で疲れているだろう友人にメールを送る


 内に入ってはまた見に行く
  真夜中を過ぎてもまだ咲き誇っている・・・
 家の中にもかすかに芳しい香りが漂う
 気のせいか寒さの中では満開の美しさが長持ちする感じだ
 
 今年も恒例の「月下美人に酔う一夜」を味わうことができた
 幸せ・・・
 
                          


 

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