☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

「海の京都」春うらら

2023-03-29 00:00:53 | 徒然・・・旅

未だ3月の半ばと言うのに
日々春模様が進んでいく中
降り注ぐ春の日差しを受けて
新車の試運転も兼ねて京都縦貫道に乗り
「森の京都」(丹波高地)から早春の「海の京都」丹後半島へ

高速はスイスイ進んで春の日差しが心地よい
「森の京都」京丹波の山々は
早春から春の装いへ
まず高速に乗って目に留まったのは鮮やかな「竹の黄葉」
山吹色の輝きがとても美しい
木々の新芽から若葉が一斉に育ち始めて
薄桃から黄色が強い黄緑へ山々が色づいていく

丹後に入ると山々はまだ薄桃の早春の装い
コロナ前、3月に丹後の宮津から天の橋立方面へ「蟹」目当てに
1泊2日で来た時にはまだ周囲に
雪の残っているところがたくさんあって
真冬の格好をしていてもとっても寒かったのを思い出した
日にちとしてはあまり変わらないのに…
ずっと以前には友人が京丹後(弥栄)に住んでいて
よくお泊りに行って丹後周辺をいろいろを回って
食べたり散策したり温泉に入ったりしたな…
そういうとミニ展覧会も…
よく通った道やお店等もまだあってちょっと懐かしかった

リサーチしていたところは(まだコロナ仕様なのか)
施設は広くなかなかいいのに店は殆ど開いておらず
道の駅的なところも今一つ一つで(他の「道の駅」も)…
(何時も旅は人任せで、リサーチ不足・苦手なせいでもあるな)

海に出ると「春の海」の美しいこと…
白波高き日本海はよく見ているけれど
こんな穏やかなさざ波揺れる様々な青が煌めく日本海は初めて!
嬉しい!!来た甲斐があった!

      


イケスの生きてる蟹を選んで鍋等にしてもらえたりする
丹後らしいお店をやっと見つけて
我々は海鮮丼を食べた
さすがに新鮮でなかなか美味しかった
系列店らしい干物屋でのどぐろとアジと烏賊の干物を買った
(あとで「サバのへしこ」も買っておけばよかったと思った)

きれいな海を存分に眺めながら春うららの丹後半島を一周
本当は琴引き浜や天の橋立等ちょっと歩いてみたかったけれど
時間もないので今日はドライブのみ…

折角だからと今再びちょっと注目されている感じの
「伊根の舟屋」にも行って見た
まず舟屋全体が見下ろせる「道の駅」に行って見たが
今日はお休みでがっかりしている「観光客」も多かった

すっきりと整えられた感じはあるが
穏やかな町並みは以前と変わらず
そこここで佇むおばさまたちがとても元気そうに見えた
  

   
    

春うららの「海の京都」の小さな春旅は心地よかった!
とにかく「海の色の美しさ」は格別だった!

                      
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見る見る開く春招くごと・・・わが冬のうた2023<2>

2023-03-08 00:00:57 | 風歌

毎年、啓蟄を迎えるこの時期になると
草野心平の「春のうた」を思いだす
「ほっ まぶしいな」「ほっ うれしいな」
「ケルルン クック」「ケルルン クック」

日差しは優しく降り注ぎ春の足音が聞こえ始めた3月
今年も家のあちらこちらに小さな雛飾りを飾った
ミニ雛5組、貼り絵雛2枚、織絵の雛飾り額
どこか気持ちが柔らかく和やかになる…


新しい春を迎える前にわが冬のうた(短歌)を…


先年の年賀木うさぎ眺め居り妻亡き冬のその人想いて

毎年お正月に、年賀状代わりにその年の干支の
小さな木の作品を送ってくださる方がいる。
ご夫妻とも木工作家さん。
毎年楽しみにして、2,3か月は飾っている。
昨年末、奥様の喪中はがきが届いた。
「もう一回り以上送ってもらってたんだな」と
しみじみしながら12年前のうさぎを飾った。
この冬の沁みる寒さの中で奥様のいない時を
過ごしてらっしゃるその人の今を想う…


春気分縮緬うさぎで模様替え足上げ手を曲げダンスのポーズ

長年ガラス戸棚に飾っていた
今は亡き友人の丹後縮緬の草木染作家と
人形作家さんがコラボして作った小さな「うさぎ」を
壁に飾れるようにちょっと直して飾ってみた。
手足や耳、ボディにもワイヤーが入っていて座らせたり
手足や耳を少し曲げたりできる。
手や足等に少し表情を付けて
「ウサギのダンス」で気分を上げる感じに!


昭和にはもてはやされた「若」の文字
今はめっきり減った気がする

「若」って昭和の香りがする
流行り歌は勿論のこと(その以前には唱歌や軍歌まで)
いろんな文化や場面の中で多用されていた気がする
時代が「若かった」せいだろうか?
まだ「未来に希望」があった?
平成から令和にはほんとに見かけることが少ない
「老人」が増えていつまでも幅を利かせ
「若者」がグーンと減ったせいなの?


口ずさむ昔馴染みの流行り歌忘れな草に水遣りながら

懐かしの流行り歌つい口ずさむ忘れな草に水遣る朝は
             
                 

友人のお庭にいっぱい咲いていた「忘れな草」
とっても小さいが水色が美しい清楚で可憐な花だ
初めて鉢植えを見つけて早速買って植え変えた
水遣りの時つい口ずさんでしまう、うる覚えのあの歌!
「忘れな草を あなたに あなたに ♪」


部屋中に香り振りまきヒヤシンス見る見る開く春招くごと

濃いピンクのヒヤシンスの鉢植え
見る見る伸びて花が開き始め3つの茎からわき芽も育って
柑橘系の甘い香りが沸き立つ感じ…
今まで難しくて避けていたけど
初めてはがき絵にも3枚ほど描いてみた
それなりに形が描けたことが嬉しい

              
縮緬の長耳兎雛はメイン席亡き友染めし草木の色の

今年は兎年と言うこともあってリビングのメインに
これも友人作家コラボの「長耳兎雛」を飾った
友人の染めた草木染の洋服等の残り布を使っていて
こちらも長い耳にワイヤーが入っており好きに曲げて
表情を付けることができる
自然の草木から貰った色は優しくそこはかとなく美しい

   
             


降り注ぐ火の粉の舞と「南無観」の水取の行に思いを馳せる

「水取り」の時代(とき)超え続く行の道浄化の波の広がり祈り

東大寺修二会のお松明がもう中日を迎える
満月の今夜はさどかし気が高まり美しかろう
20数年毎年通っていた「お水取り・お松明」
2020年を最後にコロナ禍で自粛…
S師も管長を降りられて(まだまだお忙しくされているらしいが)
初めて長老として見守る修二会はどんなだろう
炎の舞とあの匂いと差掛けの響き
「南無観、南無観」の声明と五体投地の音が
この身と内なる宙に今も深く広がる…



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