☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

初恋想う香り運びて・・・わが春のうた2021<2>

2021-05-29 00:05:01 | 風歌

3週間も早い梅雨入り…
今年は早いとは思っていたけど

今なお、予想もつかぬことが次々と
「何が何だか」の様相は深まるばかり

今まで当たり前と受け止めていたことの「真相」が
いろんな形で垣間見えてくる

しかしその実態は混迷の中
本当のことが何処にあるのか
本当のことって実際にあるのかさえ…
この世が「幻想」だということがじわじわと沁みてくる感じ

その中で「自分軸」の在り方が
ひとつひとつ問われ
あしもとの日々の暮らしの大切さが
しみじみと…

雨が降ると気分もまばら
美しく咲き競う花を愛でながら
気持ちを上げていきたいもの

春の終わりの短歌を少し…

車窓より甘き香りの漂いてニセアカシアは今を盛りに

 今年はきっと開花が早かったのだろう
 どこに行っても満開だったのは確か5月末から6月初め
 何とも言えない甘い香りが素敵だ
 白い花は食べられるという話も…


聞こえ来た昔好んだ恋歌にダメ出しをする時の流れよ

 「何の歌だったかしら」懐かしいメロディ
 ふと口ずさむと「えっ⁉こんな歌だったの?」
 「好きだった」のに今歌詞を聞けば何とも…
 こんなヒトがいたら「ウザイわ」…なんて
 これも時の流れ?時代の変化?


満開のニセアカシアの白き花初恋想う香り運びて

 漂うニセアカシアのほのかな甘い香りは郷愁を誘う
 初恋の匂い⁉なんていい感じ…
 

萌え出る車窓の緑取り取りに梅雨空蹴散らし雄々しく歌う


 道を行くごとに幾万の緑が美しく勢いを増していく
 うっとうしい梅雨空を跳ね返すように力強い
 本当に見事な新緑に圧倒されるようだ
 今年の緑も美しい!
 
  萌え出る車窓の緑取り取りに梅雨空の中往く春歌う
   出かけてしばらくはこのように詠っていたのだが…

                       
            

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生命(いのち)煌めく産卵の時・・・わが春のうた2021<1>

2021-05-10 00:00:06 | 風歌

早や5月も3分の1が過ぎようとしている
季節の花々は1か月近くも早く咲き始め
春爛漫を謳歌して輝きを増す

そのわりに寒暖差が大きく寒さや冷えが
例年に比べ長引いているのが不思議だ
夏日の今日やっと冬の間に今年は特に大きく育った
月下美人の3鉢を外に出した

京都の中心街は
緊急事態宣言中とはいえ昨年に比べ車は普段通り
人通りもそれなりに多く若い旅行者たちもけっこう…

4月宣言前に滑り込んだ「Sessionライブ」は好評で
参加者関係者ともども喜びの中で終えることができた
ほっと一息  


この春の短歌を…

   桜舞い芥子菜揺れて水温む小鷺飛び交いカル鴨チョコチョコ
 
 自宅近くを流れるO川の光覗かな春景色
 毎年変わりないこの心安らぐ美しい風景が嬉しい


バシャッバシャッ飛び跳ね蠢く鯉の群れ生命(いのち)煌めく産卵の時

 淀川からの鯉の上りも今年は早かった気がする
 早い時期はびっくりするほど大きな魚体がまさに蠢いている感じ
 力強い命の躍動に感動する…


初体験マイナス15度凍みる朝窓一面に氷の結晶

 北海道に就職した友人が「窓にも道路にも氷の結晶ができるんだよ!」
 と言っていたのを思い出した信州早春の朝


知らぬ間に窓から望む愛宕山ビルに阻まれ頭だけとは

 愛宕山は標高約900メートルだが京都では一番高い山
 実はウチの3階の窓から少し顔を出すと見えることに気が付いたのは
 家を建ててからだいぶたってからだったが嬉しかった
 この間までしっかり山の形が見えていたのに
 知らないうちに建物が建って特徴的な頭だけしか見えなくなってた
 残念無念


取りどりに緑織りなす萌黄時車窓に春の息吹が歌う

 高速を走っていると春の息使いが伝わってくる
 幾多の若い緑の歌が聞こえてくる…
 この季節これからの季節はいい
 麗しい自然とともに…少しでも…
  
  
    
 
         
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