☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

哀愁の秋・・・展覧会が終わった!

2015-11-28 00:12:00 | アートライフ…展覧会

 
 京の街は晩秋の色が濃くなり哀愁が漂う
 秋の個展が終わった

 ギャラリーには連日たくさんの方が・・・
 ご案内した人ももちろんたくさん来て頂いたが
 全く知らない人が200人から300人くらい来場してくださった
 通りすがりの人も中国の団体さん以外そんない多くないのだが
 アメリカ、メキシコ、フランス、モロッコ等々外国の方も含め
 家族や仲間を待たせてまで入って来て下さった人がたくさんいた

 とにかく展示した作品のエネルギーが強かったのだ
 リビングに飾っている小品の花たちが日に日に

    力強く輝きだしたのは感じていたが
 (少し前のブログにも書いた)

 
 作品群が持つエネルギーがいつも以上に多くの人を

 引き寄せたとしか言いようが無い
 人の流れが変わったのかとギャラリーのオーナーに

 聞いたら普段はほとんど入ってくる人はいないと言う
 (A新聞に展覧会案内が掲載されたことも多少はあるだろうが
  地元新聞等に大きく扱われることは以前からよくあるし)
 
 搬入前日にアトリエから大きな作品をリビングに運び入れたとき
 作者である家人も私もあまりにも各作品の色が輝いて

 光を放ちエネルギーに満ち溢れているのに
 とにかくビックリした
 描き終えて展示していたときはそれほどにも感じなかったのだが・・・

 地元を初め日本各地で展覧会を開いた当初から

    「描いた絵から出るエネルギー」のことは
 知る人ぞ知る人たちに様々に言われてきた
 「色が変わっていく」とか「放射するエネルギーがすごい」とか・・・

 我々はそれに乗ることはなく作家本人は返ってそれを

    否定もしないが「良し」ともせず自分の道を歩んできた
  21世紀に入り「青」を貴重とする絵を追求し始めてからは

 そうしたことは少なくなっていたのだが・・・

 作品展示が思うようにできたら「展覧会は半分成功した」と毎回思う
 展示プランは前もってあえてほとんど考えない
 会場を見、会場のそのときの気の流れ等を感じ

 作品のそれぞれをどのように配置すれば
 作品同士が呼応し合い美しい気の流れを引き起こし
 清浄な「空間」を創り出すことができるか
 できれば瞬時に感じとり短い時間で設定していく
 それが私の毎回の大きな仕事
 (それでもギャラリーのオーナーさんたちには搬入・展示が「早い」

  と言われる)

 今回はエネルギーの迫力に圧倒された分苦心したが

 われながらとても上手くいった

 2年ぶりの油彩の新作展
 「ゆらぎ」がテーマの展覧会はとてもとてもの高評価で

   多くの人に満足してもらえたようだ
 2歳の男の子が案内状をずっと持って放さずいろんな方向から

    眺めて日を過ごしていたとか
 お気に入りの絵の前でずっと見ていた動かなかった女の子がいたり

  (なかなかの渋い趣味だったが)
 知人のHPからとんでたまたまうちのHPで案内状の絵を

   見て引き付けられたとかで
 群馬県からそれをメインに車旅できた人とか・・・

 ちょっと美術館状態になった展覧会
 多くの人に見てもらい喜んでもらい賛辞を受けた絵たち
   今はより落ち着いて力強くも優しく穏やかな光を放っている
 
 

         

 
 

  

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時は静かにただ流れ居り・・・秋の旅うた<2015>

2015-11-17 00:00:34 | 風歌

   
  京都の紅葉も今年は早く木によって色どりのちがう欅に始まって
  桜紅葉も今年はかなり美しく銀杏も日に日に黄色に染まっていく
  種類の多い楓の紅葉もそれぞれに綺麗さを増している
  秋旅で圧倒的な黄葉・紅葉の風景を見て、逆に京の紅葉が

  愛でられる意味もわかった気もする
   
  
  せっかくだから秋の旅うた(短歌)でも・・・

  東京の小さな小さな短歌会に不真面目なメール会員として

  結構長く参加している
  お歌を出してない時期もあったりするのでほんとにいい加減なのだが
  
  どうしたわけか時期が重なり車旅の行きしの車中に主宰のNさんから
  締め切りの連絡が来ることが多い
  だから必然的に旅うたとなる
  ありがたいといえばありがたいのだが・・・

  
    北陸道山はほんのり色づきてアワダチソウの黄色目に染む

      行きの北陸道は紅葉の始まりの始まりのような山肌だったのだが・・・

  
     
勢いを盛り返したかアワダチソウ黄色い波が路肩に続く

        しばらくは本当におとなしくなっていたセイタカアワダチソウ

        今年はやけに目に付く
        黄色はいいけれどセイタカアワダチソウの繁栄はあまり嬉しくない感じ


     酔いしれてそぞろ歩きもしたいもの下戸が悔しい月の良い夜は

      季節は秋、美味しいお酒で、時には酔いしれてみたいもの
        ことに月の美しい夜には優しい風に吹かれながらそぞろ歩きなんて
        ちょっとあこがれ・・・・



    天高く錦の峯峰従えて女王薬師は白く輝く

       ただただため息もの美しさ・・・

  
     とろとろと燃えるストーブ旅の宿再会祝いテーブル囲む

          朝は4度になると言う素敵な宿には北欧製の槇ストーブが優しく燃えて
         1年ぶりに約束の再会をした関東方面からのお二人と
          せっかくだからと同じテーブルを囲んで秋の夜長

          美味しいお食事と楽しいお話を・・・


        赤黄色燃える山肌暮れゆきて時は静かにただ流れ居り


       暮れなずむ山々をただ見つめている時間もとっても贅沢な大切な時・・・・



               

  

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安曇野カフェロード・・・秋旅3<2015>

2015-11-08 00:25:45 | 徒然・・・旅

 
 天候に恵まれた中、
何と言っても紅葉・黄葉が見たい
 やっぱり「山越えだ!」とビーナスラインを美ヶ原高原へ
 霧が峰はすっかりススキヶ原になっている
 今日は曇っていて富士山が見えないのが残念

 少し盛りを過ぎたカラマツの黄葉に詫び錆びを感じ
 快い秋の風情を満喫しながらながら
 いつもとは逆コースで安曇野へ車を走らせる

今や馴染みとなった常念岳、蝶ヶ岳が美しい
 安曇野市豊科美術館へ
 ここを秋に訪れるのも3度目となる
 原田の森ギャラリー展のお仲間たちがもう20年近く美術館全体を使って
 展覧会をしているのだ
 ユニークなアート・クラフト展が展開されている

 あくる日、作品を持って山裾の森が広がる「安曇野カフェロード」へ
 テレビの安曇野の旅特集で確かそう言っていた

 夏旅でも少し触れたが
 昨年の秋旅で「おしゃれなカフェ」を探してこのカフェロードを

 行ったり来たりしているとき
 見つけたお店、カフェ&ギャラリー「E」
 自然な感じの庭や木々が様子が心地よく車を止めてドアへ向かう

 小道を行くと原田の森のお仲間のW氏のクラフト作品が飾ってあった
 ちょっとビックリ!何か不思議・・・
 
 お食事やデザートも美味しく素敵なカップに丁寧に入れられたコーヒーもいい
 店内展示で作品展がまた別室で洋服の展示会が・・・
 
 最後にW氏の作品について声をかけてみた
 美術館ではなく大阪の自宅まで行って買い求められたらしい
 オーナーさんが大阪出身とのこと
 話が弾んで「良かったらここで」と・・・

 その後ギャラリー部分を中心に改装されて素敵な展示室ができた
 この春W氏がそこで展覧会をされ
 夏訪れて新装のギャラリーを見せてもらい、来春の展覧会を決めた
 「不思議なご縁」あったればこそ・・・
 そういう感じで我々の場合、ことが進んで行く

 森の風情が心地よく今は楓の紅葉が素晴らしく見事で
 訪れる人がため息をつくようなカフェからの借景になっている

 「生」で初めて見てもらった家人の作品4点、とっても気に入ってもらい
 来春の宣伝のため玄関に今から飾っておかれると言うので2点お預けした

 今回も嬉しくも手に入ったルバーブを初めたくさんのお野菜や果物を買い込んで
 せっかくの恵まれた好天なのだからと一路京都へとは向かわず
 飛騨・高山まわりで山や谷の美しき紅葉をまた存分に味わい
 高山市内を少し巡ったりしながら帰路へついた
 紅葉・黄葉の美しさこの上ない秋旅に、人々との出会いやふれあいに、
 感謝・感謝・感謝です・・・
 
 
            






  

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麗しき蓼科へ・・・秋旅2<2015>

2015-11-01 01:25:54 | 徒然・・・旅

一路大好きな蓼科へ
白馬から明日来る大町や安曇野を通りすぎまた
高速に乗ったり降りたり

昨年の秋旅でオーベルジュのような女神湖のペンションでご一緒した方々と
この日また同じ宿で再会の約束があったのだ
予定が二転三転して今回は無理だと思っていたが直前に

「宿が取れた」と連絡があり「やっぱりご縁があったんだ」と・・・

遠回りになってもビーナスラインを通って黄葉の様子を

眺めながら行きたかった
秋天麗しく蓼科山も八ヶ岳連峰も30年近く通ってきている中で
こんなに美しくくっきりすっきり見えたことがない
感激一入・・・
唐松の黄葉が一段と進んでいる

白樺湖、車山、霧が峰方面へ車を走らせる
黄葉が進み冬枯れの枝が目立ち始めているのがまた趣深い
色も一段と渋く深いのもいい
いつもより訪ねる時期も遅いが今年は少し黄葉も早く進んでいるようだ
富士山が大きく見えた
 
晩秋の気配漂う女神湖畔を散策
いつもながらどの季節も味わい深い
美しく色づいた楓の落ち葉を拾う

槇ストーブがとろとろ心地いいペンションで4人で再会のテーブルを囲む
富山出身のオーナーに少し富山談義を・・・
どれも美しく見事なお味のディナーをいただきながら
相通じるところもありいろいろと盛り上がって話が弾む
いつもながら大満足のお食事の後
オーナーと再会したお二人に持参した作品を見てもらった
「美しい!」「エネルギーーがもらえるみたい!」・・・

あくる日は蓼科山の7合目、御泉水公園の森の散策に誘った
こちら25年以上毎年通いつめてる女神湖フリーク
女神湖の素敵スポットを案内してからまずは夢の平へ
夢の平の展望は素晴らしかった
眼下には美しき女神湖、向こうには美ヶ原はもちろんのこと
はるか彼方の槍ヶ岳、穂高連峰、乗鞍岳まで見えた

御泉水の秋の森を歩く
木道はよく整備され緑の夏とはまた違う気が漂う
湧き出る豊かな水、フェアリーの森の豊かさに触れ「幸せの鐘」を鳴らし
御泉水を満喫してもらえた

この夏見つけた手打ちの美味しいお蕎麦屋さんで4人でお昼を・・・
なかなかの美味で二人にも好評だった
 
お二人に別れを告げて黄葉の山々を越え安曇野へ・・・
 
  
                                 
  

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