法然院の「風の森を染めよう」でご指導頂いた
京都の染色家Sさんのオープンスタジオが開催されているK工房へ
楽しみにしていた少人数の「草木染のワークショップ」!
震災後Sさんがずっと支援等されている岩手県の「ハックの家」から
送られてきた手摘みのマリーゴールドの花をたっぷり頂いて染める
(Sさんが毎年開催されている「東北の手わざ展」でハックの家の裂き織の
バック、2つ買い求め使っている。とっても丁寧でセンスがいい。)
染めるのはこれも今や本当に貴重なものとなった綿ガラ紡のマフラー
マリーゴールドやガラ紡がこの場に来るまでの「物語」を聴きながら
マリーゴールドの煮出しを待つ
綿は染まりにくいので呉汁(黒豆を煮込んだ汁)に浸けて乾かしてもらって
おいたものを染める
草木染や化学染めもやったことはあるのでシルクは染まりやすく
綿は染まりにくいのは知ってはいたが「たんぱく質が染まりやすい」
からだとはこの前法然院で聞いて知った
綿を草木染する場合は呉汁等で下処理をしてから染める
植物特有の香りがたち始める
煮出して濾した液(50~60℃がいいらしい)に
ガラ紡綿をミョウバンの媒染液に先に浸けて絞ってから
しっかり漬け込む(先媒染)
「きれいな黄色!!」
これを繰り返すごとに黄色が濃く鮮やかになっていく
「こんなにしっかり染まるなんて思わなかった!」
「すごーい!!」
ちょっとグラデーションにしてみたい!という声に応えてもらって
半分は「銅媒染」にしてみることに…
銅媒染のほうがより鮮やかな濃い黄色に染まった!
またまた歓声が上がる
屋上で干している間にマフラーを使わないときはタペストリーとして飾れる
優れものの「巻き巻き棒」づくり
今回は三角形のシュロの枝で…
またガラ紡の綺麗な草木染のフリンジの残り糸を頂いて丁寧にまいていく
参加者大満足の4時間あまり…
美しい「春色」が染め上がった!
自然環境や保護等のお話も弾んで
豊かで柔らかな春の日差しのような時が流れた…感謝!