☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

マイオリジナル天然香水づくり・・・蘭の「香り」に包まれて

2018-02-23 00:19:42 | アートライフ・・・調香

        

          
   久しぶりに本当に貴重な天然香料を使っての
   マイオリジナル香水作りに参加した
   講師は調香師にしてオーガニック検査員
 超自然派化粧品会社のオーナーでもある村田尚美
さん
  
 シトラス系、金木犀のイメージ、オリエンタル・沈丁花のイメージ等
 過去4回、香りを調合しながらオリジナル香水を創ってきた
 シトラス系はその夏の間に使ったが
 天然香料のみであるにもかかわらずしっかり熟成して
 深みを増して気品ある素敵な香りを今なおそれぞれが放っているのが嬉しい
 もちろん量はかなり少なくなってきているが…
 
 今回のテーマは「蘭」
 蘭から抽出される天然香料はない
 「蘭のイメージを香りに仕立てたファンシータイプの蘭をお創りください」
 ということで始まった
 毎回課題が少しずつ難しくなっている
 まずはたくさんの天然香料のそれぞれの香りを嗅いで確かめていくところから…

 蘭と言っても種類がほんとに多く
 愛らしく爽やかな清楚な感じのものから豪華絢爛、艶やかさや妖しさ漂うものまで
   人それぞれが持つイメージが全く違う
 香りが特定できないものだから
 一人一人がどんな「蘭」を創りたいのか
 色は、形は、場所は、時間帯は…まずはイメージを鮮明にして
 その「イメージ」の香りに近づけていく

 講師の先生が創って下さった香りのベースは「蘭を活ける花器」
 香りのボディとなるアコード(メイン)を決めていく
 ローズオイルやジャスミン、ジャスミンサンバック、イランイラン等の割合から…
 
 大体の感じや自分の好みは今までの経験からわかっている感じなので
 一応、何をどれだけという目安を決めてまず半分の量(40滴)を調合する
 ことにした
 ベースにひとつずつ香料を入れて混ぜムエットで香りを確かめながら
 調合していく
 自分のイメージに近づくようにといってもなかなか思うようには…
 今回は「薫りのイメージ」ではないので非常に難しい

 何やかやとそれぞれが言いながら
   参加者がイメージした蘭に近づくようにみんな奮闘している感じ
 
 目指すものはグリーン系の爽やかな朝の蘭を創りたい人から
 カトレヤのイメージの妖しく魔女感のある香りを求めるひと等さまざま
 
 私はオリスをたしたりローズウッドを多くしたり
 ベルモットを少し増やして…
 はじめはローズ主体と思っていたんだけれど何かイメージが甘くなりすぎるので
 ジャスミン系をかなり増やした
 今回は高価で貴重な天然香料を思い切って使って何とも贅沢だ 
  
 私は他の方々みたいにはっきりしたイメージがあるわけではないけれど
 でき得れば
華麗で華やかな中にもオリエンタルな気品もほしいなんて…
 
 そのために爪楊枝でほんの少し熟成したオリエンタルベースを入れた
 そして今回は「挑戦」ですべての調合の最後にこちらもほんの少し
 アンバーグリスを…
 
 アンバーグリスってマッコウクジラの腸にできた結石から抽出した香料なんだって
 前からにおいは嗅がせてもらってたけど使うのは初めて…
 誰がそんなものを見つけて香料にしようと思ったのか、すごいね!
 ってみんなで話していた 

 「香りのまとめ方がうまい」「バランスがいつもいい」って先生には
 言ってもらったけれど本当に適当だしあんまり冒険はしないし…
 作ったときは人と比べていつもあんまり主張のない感じで仕上がるんだけれど
 熟成してくると深みが増してそれぞれの香りが立ち上がって個性が出てくる感じ
 天然香料の持つ醍醐味かしら…

 1週間後の熟成が楽しみなマイオリジナルの「蘭」の香りができてよかった
 6名それぞれの「蘭」が花が見事に開いてみんな満足そう…
 
 芳醇な香りの中でとっても充実した贅沢な味わい深い豊かな時間が流れた
 やっぱり天然の香りはいい!!


                 
 

  

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宇宙への旅立ち・・・手作りデニムの世界

2018-02-05 00:02:19 | アートライフ

  
 年明けに「まるてんぼう」のHINATAくんからTELがあり
 手作りデニムのショルダーバッグが届いた
 もちろん1点もの

 昨年秋、蓼科のペンション・プラネットで
 「まるてんぼう」の社長さんに出会い
 プラネットさん所有のいろんなデニムの作品を見せてもらった
 
   銀座のデパートでたしかグッチとルイヴィトンと

   まるてんぼうという組み合わせの
 展示会があり、何せ1点ものゆえプラネットさんから借りて

    出品された作品を返しに来られたところだった
 以前から蓼科の東急リドートのお店の看板を見て
    デニム好きの私は気になっていて
 お店に寄ってみたいと思っていた 

 
 いろいろなお話を双方からうかがってこれもご縁と
    富士見のお店にご一緒した
 今はご両親と子ども7人のファミリー企業

    全員がデニム職人さんでそれぞれ
 自己ブランドとして1点ものの作品を生み出している
 作品創りのテーマは「宇宙への旅立ち」
 
 社長の哲学もなかなかのもので芯が通っている
 これからの展望もしっかりある
 しかしその中で育ちその道を歩いてきた子どもたちも

    それぞれ大変だったろうと漏れ聴く話の中で思う

    プラネットコレクションの中にとってもかわいくて

    いい感じのバッグがあった
 奥様が「女子力が高い」とおっしゃるご主人のものらしい
 
 社長さんの創るバッグは最低でも数十万から百万はするという
 そのバッグは3番目の娘さんの作品で私でも何とか買えるお値段と聞き
 社長さんに相談した
 私は富士見のお店にいたHINATAくんに注文することにした
 彼のトレードマークは「鳥」なので野鳥好きの私にはぴったり
 デニムらしいデニムで赤の皮を少し使ってほしい、後はお任せ



 注文してから届くまでに注文主の期待は膨らむ
 何か月か待って届いたとき注文主の期待以上のものでなければならない
 とは社長さんの言葉
 そのとおり期待に応えてくれた
 丁寧な仕上がりの華やかで素敵なバッグだった
 
 今だからかえってカッコよく持てる気がするのだが…

 

 

           

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